魔道戦記リリカルなのはANSUR~Last codE~
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番外コーナー:う・ら・ば・な~~~~ファイブ!
シャル
「番外コーナーも、今回合わせてあと2~3回かな? あ、こんちゃー! みんなのアイドルぅ~~~・・・シャ~~ル~~だ~~~~Yo !」
ルシル
「とうとう俺の旅路も終わると知り感無量。ルシリオンだ・・・Ze!」
シャル
「ANSURシリーズは、作者が中学2年の頃から始めた作品だから、ここまでえらく時間が掛かったね~。ANSURシリーズの歴史はこんなもんかな~」
2001年:大戦編開始
2004年:堕天使戦争編開始
2006年:界律の守護神編・魔界の章開始・・・未完・全シリーズ削除
2009年:界律の守護神編・魔法少女リリカルなのはの章CrossfirE開始
2011年:堕天使戦争終結編・魔法少女リリカルなのはの章LastcodE開始
ルシル
「本来は前作で打ち止めのはずだったが、やはり俺のアースガルドへの帰還、つまりANSURシリーズの完結を目指そうと考えたわけだ」
シャル
「ま、当然だよね。私だけが救われちゃーね。ルシルもそうだけど、マリアだって解放してあげたいし」
ルシル
「だな。マリアはこんな俺のためにテスタメントに選ばれるまで自分を高めた。しかしそれは、人としての幸せを捨てたと言っても過言じゃない。彼女も救ってやりたい」
シャル
「そうだね。んじゃ、ルシルの旅路の果てへ行くため、このコーナーもサクッと終わらせちゃおう!」
――ミヤビ・キジョウ
脅威対策室直属特殊機動隊・特務零課、通称:特殊機動戦闘騎隊に所属している陸戦魔導師。階級は陸曹。18歳。デバイスは赤い羽根を待機形態とする“フェーニクス・フェーダー”。
175cmという長身を誇り、管理局に入る際の魔導師ランク試験で陸戦SSに一発合格。
その正体は、プライソン・スカリエッティによって生み出された生体兵器。しかし稼動する前にプライソン戦役は終わり、プライソン自身も死亡したことで、そのまま放置されていた。
基となった遺伝子保有者は故人であり、すでに滅亡した世界の特殊な一族の者ということもあって、天涯孤独の身だった。後に家族全員が局員というキジョウ家に引き取られた。
名の由来:鬼城 雅。小学校の文芸クラブに所属していた作者の処女作「だからぼくは悪魔になる」のメインヒロイン。
ルシル
「体内を巡る魔力を角という形で発現させると、魔力を魔法(どちらかというと魔術寄り)として外界に影響を及ぼせるようになる。そうなると、俺がスペックを強化したアインスと並ぶ火力を発揮する」
シャル
「いやホントに強いよね~ミヤビ。優秀な仲間を迎えることが出来て良かったよ」
――アントワネット・コレフシ
ミッドチルダ地上本部・鉄道警備部に所属する三等陸尉。デバイスは40cmほどの柄型ストレージデバイス、パイレイトアームズ。鞭モードのパイレイト・サーペント、刀剣モードのパイレイト・ブレイド、 中折れ式上下二連銃デリンジャー型デバイス、パイレイト・ピストルの3形態。
特騎隊の活動停止に伴ってミヤビは鉄道警備隊に配置換えになり、アントワネットはそんな彼女の上司となる。
先祖は地球出身者で海賊だったということもあり、アントワネットのバリアジャケットも海賊風のデザインとなっている。
名の由来:プエルトリコに実在した海賊、ロベルト・コレフシ。
使用魔法
パイレイトサーペント
――スナッチウィッパー――
魔力を吸収する効果を持った魔力の鞭を展開する
――バインディングウィップ――
鞭で1度拘束し、リングバインドとして切り離す。
――マイヤ・フェロー
ミッドチルダ地上本部・鉄道警備部に所属する准陸尉。魔導師ではなく事務員。アントワネットとは同期で幼馴染。
――アルピナ・ハルトマン
海上警備部の捜査司令を務める艦隊提督。使用デバイスは、先端の球体に羽を畳んだ蝶が数匹と並んだような杖型ストレージデバイス、シュメッターリング。
――ツィスカ・ヴェールマン
聖王教会騎士団、無色花騎士隊ファルブロス・ブルーメ所属のシスターであり騎士。ファルブロス・ブルーメは戦闘部隊ではなく、騎士団内の風紀を取り締まる自浄組織。
――ライオネル・ブンテンバッハ
聖王教会騎士団がズィルバーン・ローゼに所属する、最強の斧騎士アクストパラディン。デバイスはバトルアックス型アームドデバイス・“ギガンテス”。
老いを理由に称号の返上、騎士団を除隊し、同じ理由で除隊したマドールと共に余生を満喫するため、放浪の旅と称して管理世界を渡り歩く。
そんな中、とある旅先で同輩だった他のパラディン、ガラガース、ラヴェイン、ガリフットと遭遇。3人からベルカ再誕計画と、最後の大隊へのスカウトを受けるもこれを拒否。お互いに説得を行うが無駄に終わり、交戦する。結果、ライオネルとマドールは死亡。人知れず火葬され、遺灰は海に撒かれた。
名の由来:アーサー王の重臣の1人で、気性の激しさが悲運をもたらすこともあったが、数々の戦で武勲を立てた騎士、ライオネル。
――マドール・ド・ラ・ポルト
聖王教会騎士団がズィルバーン・ローゼに所属する、最強の鎌騎士ゼンゼパラディン。デバイスはT字大鎌型アームドデバイス・“ヘルサイズ”。
ライオネルと同文。
名の由来:聖杯探求に向かった騎士の1人、マドール・ド・ラ・ポルト。
イリス
「こんな形で、教会騎士団を永く支えて来てくれた、偉大な騎士を2人も喪うなんて。その原因を生み出したグレゴールやリナルドを、わたし達は絶対に許さない」
――パイモン・エグリゴリ
古代ベルカは技術大国イリュリアの技術を継承した女性、ミミル・テオフラトゥス・アグリッパの真の名前。イリュリア製の“堕天使エグリゴリ”の1機で、ゼフォン、ミュールの妹にあたる。
イリュリア製でありながら、ルシリオンとシェフィリスが開発したオリジナル・“戦天使ヴァルキリー”の隊長クラスの神秘と魔力を有する。
名の由来:ソロモン72柱序列9の悪魔であるパイモン。
――フラメル
パイモンの製作した“エグリゴリ”の1機。公にはウサギを素体にした使い魔としていた。
真っ白なウサギ耳、髪形は右側でのサイドテール。目は真紅。服装は白色のチャイナドレス。胸元にはウサギの顔の形をした穴が開いていて、スカートのスリットは腰の近くまであるため、露出が多い。
名の由来:賢者の石を製造したという逸話を持つ錬金術師、ニコラ・フラメル。
――ルルス
パイモンの製作した“エグリゴリ”の1機。公にはウサギを素体にした使い魔としていた。
真っ黒なウサギ耳、髪形は左側でのサイドテール。目は瑠璃色。服装は黒色のセーラー服。スカートの下にはスパッツを着用している。フラメルの妹にあたる。
名の由来:錬金術によって22トンの卑金属を黄金に変えたという逸話を持つ錬金術師、ライムンドゥス・ルルス。
ルシル
「まだエグリゴリが居たことに驚くしかなったよ。しかもエグリゴリ自身がエグリゴリを新たな生み出すなど、なんの冗談かと思った」
イリス
「ミミルさんがエグリゴリだなんて驚いたよ。そりゃまぁ、全然歳を取らないな~って思ってたけど、まさかね~」
ルシル
「まだ他にもエグリゴリを造っていないだろうな・・・」
――グレゴール・ベッケンバウワー
今は滅びた第2世界ベルカは技術大国イリュリアの騎士団総長だった老騎士。
当時の生体兵器実験によって不老不死となり、現代まで生き延びていた。その何百年、騎士の騎士による騎士のための世界ベルカの復活を、共に生き延びていた融合騎アインス、当時の騎士団員や政治家と共に目指してきていた。
騎士や政治家の子孫が数多く現代の聖王教会組織に入り込み、その連中が最後の大隊に協力していた。
最後の大隊メンバーとして、コードネーム・ロクエンを頂く。そんな彼の長年の野望は、イリス率いるオランジェ・ロドデンドロンを始めとした騎士隊、管理局によって打ち砕かれた。
――アインス
技術大国イリュリアが製造した融合騎シリーズ、1号機。汎用性のある電気変換資質、高戦闘力、ロードやマイスターに依存しない自律性などを第一に考えられ、成人男性の姿を与えられた。
後に必要となる最後の大隊の構成員を増やすため、エーアスト・ルターという偽りの名前や戸籍を用いて魔導師派遣会社を設立。違法魔導師などを秘密裏に雇い、スキルアップを図っていた。
最後の大隊メンバーとして、コードネーム・ランコを頂く。海洋兵器モルゲンデメリング征服艦隊の護衛の任に就いていたが、管理局魔導師部隊と交戦、敗れ去った。
使用魔法
――ゼンゼンマンフォルム――
意:死神形態/雷撃の鎌と雷撃のコートを身に纏う、融合騎アインスとしての真価。
――ブリッツ・シュナイデン――
意:電撃の斬撃/雷鎌による斬撃。
――ブリッツ・フリーゲンデ・シュナイデン――
意:飛翔する電撃の斬撃/雷撃の刃を飛ばす。
――ブリッツ・ケッテ――
意;電撃の鎖/電撃の鎖による刺突、打撃、拘束、感電などの動作の総称。
――ブリッツ・クーゲル――
意:電撃の弾丸/電撃の魔力弾を放つ。
――ブリッツ・カノーネ――
意:電撃の砲撃/直径1mの電撃球を高速発射する。
――ブリッツ・シュネリヒカイト――
意:稲妻の速度/電撃を纏っての超高速移動。
――ブリッツ・シュランゲ――
意:電撃の蛇/電撃の蛇型射撃魔法。
――ブリッツ・トラバント――
意:電撃の衛星/複数の電撃スフィアを自身の周囲で回転させる攻防一体魔法。
――ブリッツ・シュレッケン――
意:電撃の恐怖/展開しているブリッツ・トラバントより多方向への同時砲撃を発射する
――キュンナ・フリーディッヒローゼンバッハ・レーベンヴェルト
聖王教会騎士団がズィルバーン・ローゼに所属する、最強の鎌騎士ゼンゼパラディン。デバイスは大鎌型アームドデバイス・“ペンドラゴン”。
かつてのイリュリア女王テウタの記憶や魔導資質などを受け継いだ記憶転写型クローン。
最後の大隊の幹部の1人としてコードネーム・アランを頂く。
公には実の家族とされていた両親はイリュリア騎士の末裔で、グレゴール発案のベルカ再誕計画にも遠い先祖の頃から賛同していた。後の女王となる予定だったテウタのクローンであるキュンナの育成を任されたとき、大変名誉であり光栄だと考えていた。
キュンナ自身もテウタの記憶に影響され、ベルカの再誕に注力していた。
しかし計画発動後、テウタの時と同じようにセインテストの名を持つルシリオンの前に敗れ去った。
イリス
「キュンナがクローンであったことも、家族が偽者だったことも、わたしは・・・六家は、なんにも知らなかった。それほどまでにローゼンバッハ家は普通に見えて、聖王教会を支えてくれていたから」
――プラダマンテ・トラバント
聖王教会のシスターにして銀薔薇騎士隊ズィルバーン・ローゼの隊長を務める最強の剣騎士シュベーアト・パラディン。教会内でも騎士団内でも、ベルカ自治領ザンクト・オルフェンに住まう人から慕われていた女性。
しかし不祥事ばかり起こす管理局に代わって騎士団が管理世界を守りたい、という兄の願いの下に自らも犯罪者となってしまい、イリスらと衝突。結果、あらゆる権限と称号を剥奪され、管理局に逮捕された。
最後の大隊の幹部であり、剣士長の称号と、コードネーム・メギルを頂いていた。
使用スキル・魔法
――ラウムシュナイデン・ナーゲル――
意:空間切断・爪/空間干渉によって対象の居る空間に亀裂を入れて切断する。空間への干渉のため、一切の防御を無視する必殺の一撃となる。
――ラウムゲフェングニス――
意:空間の檻/対象を歪曲した空間内に閉じ込める。
――ラウムアウスグラブング――
意:空間掘削/空間にあるモノを押し退けて穴を開ける。
――グラヴィタツィオーン・デッケル――
意:重力の蓋/対象の頭上に重力を発生させ、地べたにひれ伏せさせる。
――ラウムファレ――
意:空間罠/空間を操作して任意の場所に発生させた力場で、対象の機動力を制限させる。
――ラウムヴァント――
意:空間壁/空間の位相をズラして防壁を発生させる。
――シュヴァルツェス・ロッホ――
意:ブラックホール/ブラックホールを発生させる。
――飛蓮――
魔力斬撃を飛ばす、射撃魔法。
イリス
「バカだよホント。確かに管理局には不祥事が多かったけど、それが全てじゃなかった。それを力ずくで叩き潰そうとしたから、私たちに叩き潰されることになったんだ」
――リナルド・トラバント
聖王教会騎士団の団長を務め、ザンクト・オルフェンを管理・統治する六家の一角、トラバント家の当主。イリュリアの騎士団総長だったグレゴールと共謀して最後の大隊を設立し、ミッドを乗っ取る計画を立てていたが、これまで言うことを聞いてきていた妹プラダマンテの裏切りによって殺害された。
――ガラガース・バイエルン
聖王教会騎士団がズィルバーン・ローゼに所属する、最強の弓騎士ボーゲンパラディン。デバイスは弩型アームドデバイス・“エクスターゼ”。
パラディン歴はのべ49年、現役最高齢69歳の騎士。騎士団の中でも最古参ということもあり、幹部の1人と称されている。
以前は騎乗騎士として活躍し、最強の騎乗騎士レイターパラディンだったこともある。ルビーのような4つの瞳、先端が目の無い蛇の頭になっている尻尾が5本とある狼のような使い魔ヘルハウンド属の狼アビスを従えている。
最後の大隊の一員としてコードネーム・ルフーンを頂き、ベルカ再誕計画に従事するも失敗。管理局に逮捕された。
名の由来:ガウェインやグリフレットらと共に円卓に指名された騎士ガラガース。
使用魔法
――壱松――
威力を重視した魔力矢を放つ。
――弐竹――
射程を重視した魔力矢を放つ。
――参梅――
速度を重視した魔力矢を放つ。
――四甲――
魔力の砲撃を放つ。
――五乙――
1度に数多くの魔力矢を放つ。
――六丙――
複数の魔力矢を連射する。
――ガリフット・ラッヘンマン
聖王教会騎士団がズィルバーン・ローゼに所属する、最強の騎乗騎士レイターパラディン。デバイスは両刃ナイフ型アームドデバイス・“シュレッケン”。
67歳でありながら声も外見も30代と言われてもおかしくない若々しさを保つ。そのため騎士団内では吸血鬼では?という噂が流れている。
公爵龍ブネ、 侯爵龍レラジェ、伯爵龍ビフロンスという、3頭の召喚獣と契約している。
最後の大隊の一員としてコードネーム・ニムを頂き、ベルカ再誕計画に従事するも失敗。管理局に逮捕された。
名の由来:スルルース国王。ブリテンに侵攻しアーサーと戦った後に和解し、円卓に加入した騎士ガリフット。
――ラヴェイン・ビッケンバーグ
聖王教会騎士団がズィルバーン・ローゼに所属する、最強の打撃騎士シュラーゲンパラディン。デバイスはフレイル型アームドデバイス・“アグリガット”。
新暦となってからの対犯罪者戦闘をオママゴトと称し、それが窮屈で仕方がないと考えている。そのため、管理世界が安定する以前の混沌とした戦乱時代が蘇るかもしれないという、ベルカ再誕計画に賛同。最後の大隊の一員として、何度か殺人を行っている。
最後の大隊の一員としてコードネーム・ガレンを頂き、ベルカ再誕計画に従事するも失敗。管理局に逮捕された。
名の由来:アストラットの乙女エレインの兄であり騎士のラヴェイン。
使用魔法
――城砦穿ち――
鉄球と柄を繋ぐ魔力ロープを伸長させ、遠く離れた対象にぶつける。
――城砦砕き――
柄と連結している状態の鉄球による直接打撃。
――カヤ・ペリノア
治癒魔法や、自身や他者への強化魔法を得意とする衛生隊、水色扶桑花騎士隊ヘルブラウ・ヒビスクス所属の騎士でありシスター。
金髪のボブカット、少し垂れた翡翠色の瞳。教員を務めるザンクト・ヒルデ魔法学院の生徒たちからも、担当生徒のヴィヴィオ達からも慕われていた。
最後の大隊の一員としてコードネーム・ウェンを頂き、学院でのヴィヴィオ達の監視や、本部での負傷者の治療に当たっていた。
名の由来:泉の騎士と呼ばれた、"咆哮する獣"を追い続ける騎士ペリノア。
――ツヴェルフ
ミミルによって製作されたイリュリア融合騎新シリーズの1人。12という開発ナンバーを名前とする。
見た目はオコジョ♀。口頭での会話は出来ず、念話による意思疎通を行う。普段からロードであるカヤの側に居り、学院での仕事中も敷地内を見回り(という名目の散歩)をしている。
ミミルが開発した新型AMF内でも魔力運用を可能とする特別機能を、新シリーズ共通で有する。
旧シリーズの強化系融合騎の試作機、ヌンマー・ヌル・ヌル・ヌル・ツヴァイの後継機。
シャル
「作者~? もうちょっと日常編とかでシスターとツヴェルフを出しておくべきじゃなかった?」
ルシル
「急いで執筆していたのは判るが、さすがに出番が少なすぎるな。ヴィヴィオ達との繋がりが薄すぎて、共に可哀想だ」
修正巡りの時に何話か挟みますので許してください・・・
――アネシア・ベイリン
金水仙騎士隊ゴルト・アマリュリス所属の剣騎士。
レモン色のセミロングヘアはシニヨン、鋭い水色の瞳。
かつての隊長トリシュタンの右腕として、隊を纏めていた。
対象の魔力パターンを学習し、対象の魔法を例外なく無力化する特殊魔法、ノート・ヴェーアとフェアナイネン・ズィーを有する。
最後の大隊の一員としてコードネーム・ソールを頂き、大隊本部防衛の任に就いていた。
名の由来:ボールス王の教え子であり、高貴な騎士アネシアンス。
――ドライツェーン――
ミミルによって製作されたイリュリア融合騎新シリーズの1人。13という開発ナンバーを名前とする。
青い長髪のツインテール、修道服を身に纏う。ロードであるアネシアンスを言動を真似ている。
旧シリーズの防御系融合騎の試作機、ヌンマー・ヌル・ヌル・ヌル・ドライの後継機。
使用魔法
――シルト・デア・イージス――
意:イージスの盾/球状の完全防御領域。
――ノート・ヴェーア――
意:正当防衛/魔力バリアを生成して魔法を防御し、相手の魔力パターンを解析、記録する。
――リュストゥング・アッブレーヌング――
意:拒絶する甲冑/バインド系魔法の即時解除。
――フェアナイネン・ズィー
意:あなたを否定する/覚えた魔力パターンの魔法を霧散させる。
――ハント・フェッセル――
意:手錠/対象の手首に魔力で出来た手錠を掛ける、古代・近代ベルカ式の一般的な拘束魔法。
――ヘクセ・フェアタイディグング――
意:防御の魔女/複数のシールドでドームを作る。囲った者を護ったり、逃走者を閉じ込めたりする。
――トイフェル・ベライヒ――
意:悪魔の領域/魔力パターンを覚えた対象の防護服を構築している魔力を消失させる。
――シルト・エントゥクラフテン――
意:盾の無効化/相手の防御魔法を無力化する。
――リーゼン・シュベーアト――
意:巨人の剣/デバイスに巨大な魔力剣を付加して、全てをなぎ払う。
――トルーデ・ロホルト
治癒魔法や、自身や他者への強化魔法を得意とする衛生隊、水色扶桑花騎士隊ヘルブラウ・ヒビスクス所属の騎士でありシスター。
金色の後ろ髪はリボンで二房に分けられ、ドリルのような巻き髪にされている。優しい目付きの青い瞳をしている女性。
最後の大隊の一員としてコードネーム・テルコンタルを頂き、固有スキル・トランスファーゲートによって、メンバーや大型兵器を転送させていた。
名の由来:アーサー王の息子であるロホルト。
――フィアツェーン
ミミルによって製作されたイリュリア融合騎新シリーズの1人。14という開発ナンバーを名前とする。
ロードであるトルーデとお揃いにするため、浅緋色のドリル巻き毛を二房にして、服装も修道服のみ。
旧シリーズの治癒系融合騎の試作機、ヌンマー・ヌル・ヌル・ヌル・フィーアの後継機。
――ブレオベリス・アドリオン
聖王教会騎士団のズィルバーン・ローゼ所属、槍騎士の頂点シュペーアパラディン。デバイスは槍型アームドデバイス・“ゼーンズフト”。
先代のパラディンであるパーシヴァルが、子供が生まれることをキッカケとして称号返上をしたことによって空席となったシュペーアパラディンの席に就いた、長年A級1位に付いていたブレオベリスが繰り上げ昇格となった。
使用魔法の大半は、かつてのイリュリア騎士ファルコ・アイブリンガーの相棒を務めた融合騎フュンフの後継機、フュンフツェーンから学んだもの。
リナルド団長の意志に賛同して、最後の大隊の一員としてコードネーム・アエウを頂き、 ベルカ再誕計画に参加するも、イリス率いるオランジェ・ロドデンドロンの前に敗れた。
名の由来:最後までラーンスロットに付き従った騎士ブレオベリス。
――フュンフツェーン
ミミルによって製作されたイリュリア融合騎新シリーズの1人。15という開発ナンバーを名前とする。
旧シリーズの風の融合騎フュンフをリスペクトし、髪は翡翠色に染めて髪型はボブカット、肩紐の無い迷彩柄のタンクトップにホットパンツ、ブーツという格好を受け継いでいる。瞳は残念ながら青色で、カラーコンタクトを発注はしたが届く前に事件は終結した。
旧シリーズの風の融合騎の試作機、ヌンマー・ヌル・ヌル・ヌル・フュンフの後継機。
使用魔法
――ギガンティッシュ・シュニット・ヴンデ――
意:巨大な切り傷/巨大な真空の刃を放つ。
――カタパルトヴィンデ――
意:風の発射台/風を纏わせた物体を、風力を利用して高速で射出する。
――ヴォルフ・クラオエ――
意:狼の鉤爪/風を纏わせた攻撃の総称。
――グレンツェ・ゲヴィッター――
意:大嵐の境界/球状の嵐を纏う攻防一体の魔法。
――シュニット・ヴンデ――
意:/風の刃を放つ射撃魔法。
――ラケーテン・シュペーア――
意:槍ロケット/石突のブースターを点火させて、デバイスを投擲する中距離攻撃。
――ラケーテン・シュペーアⅡ――
デバイスを手にしたままブースターを点火し、直接刺突攻撃を行う。
――風刃烈火――
槍全体に風を纏わせ、直接攻撃系魔法の威力を増大させる。
――風纏走破――
両脚に風を纏わせ、空戦機動力を上げる。
――シルト・インエフェクティーフ――
シールドブレイク魔法。
――ガリホディン・ダムマイアー
聖王教会騎士団のズィルバーン・ローゼ所属、拳闘騎士の頂点ファオストパラディン。炎熱変換資質を所有。
以前もパラディンの座に就いていたが、幼少のアルテルミナスに敗れ格落ち。しかし活動を特騎隊一本に絞るためにアルテルミナスがパラディンの称号を返上、騎士団を除隊したことで、再びパラディンとなった。
リナルドに賛同し、最後の大隊の一員としてコードネーム・ルインを頂き、ベルカ再誕計画に参加するも、イリス率いる橙石楠花騎士隊オランジェ・ロドデンドロンの前に敗れた。
名の由来:ガリフットのいとこで、スルルースの副国王ガリホディン。
――ゼヒツェーン
ミミルによって製作されたイリュリア融合騎新シリーズの1人。16という開発ナンバーを名前とする。炎の如き紅の髪はショートヘア。瞳は紫色。耳はエルフのように長い。修道服を好み、それ以外を着ようとしない。
旧シリーズの炎熱系融合騎の試作機、ヌンマー・ヌル・ヌル・ヌル・ゼクス――アギトの後継機。
使用魔法
――熱衝打――
高温に熱せられた打撃の総称。
――熱衝打・真式――
炎を纏った打撃の総称。
――烈火泉――
足元のベルカ魔法陣より炎を噴出させる攻防一体の魔法。
――炎纏人――
全身を炎で覆う攻防一体の防御魔法。
――獄火拳――
拳型の火炎弾を放つ。
――爆乱覇――
炎纏人によって纏っていた炎を、全方位へ向けて発射する射撃魔法。
――紅狼駆――
炎を纏っての突進攻撃。
――炎奪者――
他者の炎熱魔法を吸収し、自身の火力を底上げする補助魔法。
――轟爆花――
炸裂弾を発射する。
――火龍炮――
炎熱砲撃を発射する。
――ウル・フィアス・デーレンダール
聖王教会騎士団・桃茉莉花騎士隊ローザ・ヤスミーンに所属する騎士。氷結変換資質を保有。
要人警護を主とするローザ・ヤスミーンの中で指折りの実力を誇る拳闘の騎士。杜若色のショートヘア、オレンジ色の鋭い瞳をした女性。
最後の大隊の一員としてコードネーム・ロスを頂き、大隊本部の警備に就いていたが、ルシリオンとアイリに敗れた。
名の由来:アーサー王に使えた騎士ウルフィアス。
――ズィプツェーン
ミミルによって製作されたイリュリア融合騎新シリーズの1人。17という開発ナンバーを名前とする。
アイスグリーン色のロングヘア、アイスブルーの瞳、年中変わらずのロングワンピースにケープという姿。
旧シリーズの炎熱系融合騎の試作機、ヌンマー・ヌル・ヌル・ヌル・ズィーベン――アイリの後継機。
使用魔法
――フリーレンドルヒ・ツヴァイ――
意:凍る短剣/氷雪の融合騎シリーズの射撃魔法、その強化版。
――ハント・フェッセル――
意:手錠/魔力による手錠で相手を拘束する。
――シュロットフリント・アイス――
意:氷の散弾銃/物を凍結させた上で砕き、その破片を無差別に撃ち放つ。
――アオゲンブリック・フリーレン――
意:瞬間冷凍/触れているものを一瞬で凍結させる、非殺傷設定の出来ない魔法。
――パンツァー・クリスタル――
意:水晶の鎧/両腕と両足に氷で出来た籠手と脚甲を装備する。
――ユーバーファル・アイスベルク――
意:襲撃する氷山/大小様々な氷で出来た尖塔を複数本と魔法陣から出現させ、触れた物を凍結させながら、また別方向へと尖塔を伸ばす広域氷結封印魔法。
――グリフレット・ビエナート
聖王教会騎士団のズィルバーン・ローゼ所属、斧騎士の頂点アクストパラディン。電気変換資質を所有。デバイスは大斧型アームドデバイス・リュールング。
若いながらも斧騎士のA級1位だったということもあり、先代ライオネルの除隊と称号返上を機に繰り上げ昇格となる。
リナルドに賛同し、最後の大隊の一員としてコードネーム・トゥアを頂き、ベルカ再誕計画に参加するも、イリス率いるオランジェ・ロドデンドロンの前に敗れた。
名の由来:アーサーと同い年で、神の血を引いているという伝説もある騎士グリフレット。
――アハツェーン
ミミルによって製作されたイリュリア融合騎新シリーズの1人。18という開発ナンバーを名前とする。
オレンジ色のセミロングヘアはポニーテール、常に閉じられている瞳は黄色色。他の融合騎と違い、常時形態は130cmほどの少女となる。
旧シリーズの電撃系融合騎の試作機、ヌンマー・ヌル・ヌル・ヌル・アインスの後継機ではあるが、基本スペック的には下位互換となっている。
使用魔法
――ユーバーファル・カッツェ――
意:猫の奇襲/高速移動魔法。
――クリンゲ・フリーゲン――
意:飛翔する刃/魔力刃を飛ばす。
――ブリッツ・ギヨティーネ
意:電撃の断頭台/電撃付加魔法。
――ヴルツェル・シュメルツ――
意:痛みの根/地面を走る電撃を放つ。
――ゲレヒティヒカイト・ツェアシュトーラー――
意:破壊者の正義/短距離砲撃。
――ボースハフトアクスト――
意;意地悪な斧/電撃の魔力刃を生成する。
――ギガント・シュピール――
意:巨人の遊戯/巨大な電撃刃の付加する。
――ラオフェンドナー――
意:走る雷/電撃を纏っての突進。
――ボンバーユーバーファル――
意:爆撃機の襲撃/魔力を圧縮して創り出した斧を投擲する。
――エルフテ
ミミルによって製作されたイリュリア融合騎新シリーズ、最初の1人。11という開発ナンバーを名前とする。イリュリア製とは一線を画すという意味を込めて、数字2桁から始まった。
人型ではなく二足歩行の猫という姿。シルクハット、燕尾服、ジャケット、シャツ、スラックスという、色は白で統一された貴族風の格好で、右手にはステッキを携えている。
幻術魔法に特化しており、他の融合騎と違って前線に出ることなく裏方に回ってばかりだった。
計画発動後、ヴィヴィオに変身したルシリオンによって一時機能停止に陥るが、技術者の賢明な処置で再起動。ミミルとフラメルとルルスの手によって殺害されそうだったキュンナとグレゴールを護るため、独りミミル達に戦いを挑んだのだが・・・。
使用魔法
――幻惑の乱景――
強力な幻術・催眠魔法。
――ティーダ・クローンシリーズ
元時空管理局員、ティーダ・ランスターのクローン。オリジナルのティーダが逃走犯の追跡中にロストロギアの暴走爆発に巻き込まれた際、フィヨルツェンによって救出、そのまま拉致された。
なぜ彼が選ばれたのか。それは“エグリゴリ”と繋がるテスタメント・マリアがそう指示したからで、最期の契約となるルシリオンを思っての行為であると思われる。
局員最初の拉致被害者となり、そのクローンが生み出され始める。
そして最後の大隊のメンバーとしてコードネーム・アングマールを頂き、個人携帯兵装の実戦試験運用兵力となった。
使用デバイス・使用魔法
・銃型ストレージデバイス・ピースメーカー(モデル・デザートイーグル)
――クロスファイアシュート――
複数の誘導弾によって空間制圧を行う中距離誘導射撃魔法。
――クロスファイア・アサルトドライブ――
魔力弾クロスファイアを集束させて砲撃化させる。
――クロスファイア・スプレッド――
広域空間制圧の遠距離誘導射撃魔法。
――インパルスストライカー――
砲撃魔法。
――ヴェロシティレイド――
砲速や発射シークエンスの早めた高速砲。
――ヴァリアブルシュート――
攻撃魔法の弾を、外殻の膜状バリアで包んだ多重弾殻射撃。
――シュートバレット――
基礎中の基礎の魔力弾。
・無反動砲型レールガン・パトリオット(モデル・M40 106mm無反動砲
――スナイプレールガンVersion1.0――
通常のレールガン。
――スナイプレールガンVersion 2.0――
兵装の各部強化によって速射性が向上したver1.0の発展型。
――真・スナイプレールガン――
魔力を付加して強化したレールガン。
・ショットガン型カートリッジシステム搭載ストレージデバイス・サンダーボルト(モデル・Chiappa Firearmsのトリプルスレッド)
――ブラストディセミネーター――
エネルギー弾による散弾攻撃。
――クラッシュクリアランス――
魔力付加された実弾攻撃。
・対戦車ライフル型ストレージデバイス・ラストオーダー(モデル・ゾロターンS-18/100)
――スナイプバスター――
長距離高速砲。
――ブレイクチェンジャー――
曲線軌道砲撃。
――スパークジャベリン――
電気変換された魔力砲。
・ガトリングガン型デバイス・バグラチオン(モデル・GSh-6-23)
――バーストブリンガー――
エネルギー弾を発射する。
・アサルトライフル型デバイス・バルバロッサ(モデル・StG45)
――デッドリーファイア――
エネルギー弾を発射する。
――ワイドマルチプルロックオン――
完全武装形態時、全兵装のロックオン機能で複数対象をロックオンする。
――クリアランスブレイカー――
完全武装形態時、展開している銃火器を斉射する。
――フィヨルツェン・ブリュンヒルデ・ヴァルキュリア
ANSUR第一章・大戦編にて登場した、完全自律稼働人型魔道兵器、“戦天使ヴァルキリー”の1体。第一世代・ブリュンヒルデのシリアルナンバー06。響嵐の弓の二つ名を持つ。中遠距離狙撃用機体の実験機として開発された。
実験機としての誇りが高く、後にシリーズ化され、弟や妹となる狙撃用機体に遅れを取ることを苦手とするため、時間があればいつも自主練習を行っていた。
しっかり者であるため、開発順では姉に当たるレーゼフェアとよくペアを組まされるが、近距離に優れたレーゼフェアとの相性は良く、“エグリゴリ”となった後でもその関係は続いていた。
最後の大隊のメンバーとしてコードネーム・ヴィスタを頂き、最期はルシリオンに敗れ、自身を構築していた魔力や創世結界で蓄えた魔力を用いて、ベルカの地を再生させた。
使用魔術
――真技・天覆う風靡の蓋・地茂る吸血の森――
フィヨルツェンが新たに習得した真技であり創世結界。樹高が数kmの木々が生い茂り、狙撃用機体としてのフィヨルツェンの隠れ場所を生み出す。さらに結界内に居る対象から魔力や生命力を吸収し、それらを術者のフィヨルツェンへと供給する効果を持ち、結界維持時間を増やすだけでなく彼女自身の強化にも繋がる。
――真技・荒々しく無慈悲な暴雨の如く――
フィヨルツェンが元より有していた真技。風嵐系魔力で生成した1~2mの矢を複数本と空高く打ち上げ、1mmほどの小さな鏃へと分裂させて空の大気を吸収。空気を圧縮して矢と成し、一斉に降らせる広域空対地攻撃。
――掃討猟蛇――
風で構成された蛇型の矢を放つ。
――粉砕せし風爆――
圧縮された風の矢を放つ。着弾時には爆発的な突風を発生させる。
――嵐槍百花――
ドリル状の暴風の矢を放つ。
――瞬神の風矢――
最速の風の矢を放つ。
――連翔せし荒鷲――
鎖のように連なっている風の矢。着弾時に連鎖的に矢が爆風と化すため、砲撃を真っ向から掻き消すことも可能。
――結断する鴉刃――
魔力素の繋がりを砕いて魔力効果に穴を開け、無力化する矢を放つ。
――貫砕せし飄風――
突撃槍状の風を放つ。
――舞い振る落葉――
何百枚という魔力の葉を広域に舞わせ、ターゲットの位置を探る攻撃、防御・探査の汎用術式。
――群れ成し追従する竜牙――
鏃だけの追尾性多弾範囲攻撃。
ルシル
「エグリゴリであるフィヨルツェンが、なぜ最後の大隊のためにベルカの地を再生させようとしたのか、それだけが今も理解できない。あの子はヴァルキリーの頃から真面目でしっかりしていて、上の者への忠誠は確かなものだったが・・・。どうも腑に落ちない」
――The strategy order weapon Missile Platform Submarine:Nereides
戦略級ミサイルプラットフォーム潜水艦ネレイデス。管制機は、ミミルによって改造されたガンマ。元々はゼータの予定だったが、彼女はプライソン戦役開始前にフォルセティに殺害されてしまっている。
シロナガスクジラの形状をした400m級潜水艦で、あらゆる兵装を備えている。プライソンにとって必要性のない兵器としていたが、その完成度は列車砲や航空空母などの後発兵器に比べて高い。
後述の戦艦13隻を従えたモルゲンデメリング征服艦隊の旗艦を務める。管制機にガンマを据えているが、彼女が最後の大隊への協力を拒んでいるため、彼女を支配下に置くAIオメガが実質の管制機となっている。
名の由来:ギリシア神話に登場する海に棲む女神たちの総称ネーレーイデス。
使用兵装
――炸裂魚雷・アイアタル
海上航海中の艦船に対する攻撃手段として開発された魚雷。
名の由来:フィンランドに伝わる民間伝承に登場する森の精霊アイアタル。
――炸裂ミサイル・ボナコン
通常のミサイルで、巡航のタイプC、弾道のタイプBの2種類がある。
名の由来:アジアの砂漠や低木地に棲む、牛のような伝説上の動物ボナコン。
――散弾ミサイル・ズラトロク
弾道ミサイル内部に内包されている小型爆弾が着弾前に空中散布され、高度50m~10km圏内の一定空間内を任意で爆撃する。
名の由来:スロベニアはトリグラウ山の高地一帯を支配し、山頂の楽園で乙女たち暮らしていたとされている、金の角を持った伝説上の白い雄シャモア、ズラトロク。
――艦対空ミサイル・ウェンディゴ
敵空戦魔導師や航空艦船の迎撃用ミサイル。
名の由来:インディアンたちに伝わる精霊の呼び名ウェンディゴ。
――防衛用圧力波伝播弾・エアレー
対空戦魔導師用の兵装で、成人大サイズの球体より強烈な衝撃波を全方位に発生させ、対象を昏倒させる。至近での直撃は死に繋がるため、エアレーの使用には細心の注意が払われる。
名の由来:ヨーロッパの伝説に登場する、牡ウシに似た生物エアレー。
――対空エネルギー砲・キリム
強力なAMFの中でも戦闘可能にするため、魔力ではなくエネルギー系砲台を搭載している。その数、三連装砲24基。非殺傷効果を有していないため、基本は威嚇用。
名の由来:コンゴ民主共和国の一部族に伝わる森の怪物キリム。
――遠隔無線操作飛行砲台・ピクシー
空中を自由自在に飛び回ることの出来る、無線式の独立機動砲台。外見は成人大サイズのプラスドライバー。魔力によって稼動する兵装のため、AMF内での使用は出来ない。
名の由来:イングランドのコーンウォールなどに伝わる民間伝承に登場する妖精の一種ピクシー。
――汎用対衝撃装甲・スプリガン
旗艦という重大な存在であるネレイデスを護る四重装甲。艦へ向けられる攻撃の種類や効果、射線を瞬時に見極め、予測着弾箇所にエネルギーを回して装甲強度を跳ね上げさせるシステム。
名の由来:コーンウォール地方に伝わる妖精の一種スプリガン。
――特殊バリア・ヘーラー
海底に在るネレイデスが、海上に在る艦隊13隻を護るために発生させているバリア。対象の魔力パターンを学習し、その対象が扱う魔法の一切合切を無力化することが出来る。魔導師や魔法兵器には圧倒的に強いが、純粋物理攻撃は防げないという欠点がある。
名の由来:ギリシア神話に登場する最高位の女神ヘーラー。
――迷彩障壁・エアリアル
艦体を透明化させる特殊バリア。バリアとは言うが防御力は無いに等しく、迷彩効果しかない。
名の由来:欧州に伝わる妖精エアリアル。
モルゲンデメルング征服艦隊・構成艦
――Destroyer:Apsaras
モルゲンデメリング征服艦隊を構成する駆逐艦の1つ。外見はズムウォルト級ミサイル駆逐艦。
名の由来:インド神話に登場する水の精アプサラス。
――Destroyer:Kelpie
モルゲンデメリング征服艦隊を構成する駆逐艦の1つ。外見はインパヴィド級駆逐艦。
名の由来:イギリスはスコットランド地方に伝えられる水辺の幻獣ケルピー。
――Destroyer:Seiren
モルゲンデメリング征服艦隊を構成する駆逐艦の1つ。外見はスプルーアンス級駆逐艦。
名の由来:ギリシア神話に登場する海の怪物セイレーン。
――Destroyer:Undine
モルゲンデメリング征服艦隊を構成する駆逐艦の1つ。外見はレーベレヒト・マース駆逐艦。
名の由来:四大精霊のうち、水を司る精霊ウンディーネ。
――Cruiser:Rahab
モルゲンデメリング征服艦隊を構成する軽巡洋艦の1つ。外見はトロンプ級軽巡洋艦。
名の由来:ユダヤの伝説上の海の魔物ラハブ。
――Cruiser:Vodjanoj
モルゲンデメリング征服艦隊を構成する軽巡洋艦の1つ。外見はキーロフ級軽巡洋艦。
名の由来:東欧に伝わる妖精ヴォジャノーイ。
――Heavy cruiser:Remora
モルゲンデメリング征服艦隊を構成する重巡洋艦の1つ。外見はカナリアス級重巡洋艦。
名の由来:古代ギリシャやローマの海に棲息していたとされる怪魚の一種レモラ。
――Heavy cruiser:Hydra
モルゲンデメリング征服艦隊を構成する重巡洋艦の1つ。外見はデモイン級重巡洋艦。
名の由来:ギリシア神話に登場する怪物ヒュドラー。
――Battleship:Charybdis
モルゲンデメリング征服艦隊を構成する戦艦の1つ。外見はドイツ・ビスマルク級戦艦。
名の由来:ギリシア神話に登場する海の魔物カリュブディス。
――Battleship:Kraken
モルゲンデメリング征服艦隊を構成する戦艦の1つ。外見はフランス・アルザス級戦艦。
名の由来:北欧圏に伝わる海の魔物クラーケン。
――Battleship:Sea serpent
モルゲンデメリング征服艦隊を構成する戦艦の1つ。外見は大日本帝国・天城型巡洋戦艦。
名の由来:海で目撃されたりするUMAの1つ、シーサーペント。
――Aircraft carrier:Gurangatch
飛行型ガジェットドローンⅡ型を艦載、運用するための空母。外見はアドミラル・クズネツォフ。
名の由来:アボリジニの伝説に登場する川や海の精霊の一種グランガチ。
――Missile Platform:Nuckelavee
ミハイル限定運用艦。船橋以外なにも無いだだっ広い甲板のタンカーのような外見で、ところ狭しとミサイル発射管となっている。
名の由来:スコットランドの民話やケルト神話にも登場する水妖の一種ナックルヴィー。
――Armed Transportation Airship:Charadrius
戦術級武装飛空艦カラドリウス。
全長250mの巨大な装甲飛行船で、大隊メンバーや武装の運搬を主任務としている。他にも2番艦ガルーダ、3番艦ペリュトンが建造中だったが、事件終結後に1番艦とともに廃棄された。
空対地狙撃用レールガン・アンピプテラ、迎撃砲キリムを主武装とし、迷彩障壁エアリアルで常に艦体を透明化させている。
名の由来:キリストの化身とも、神の使いとも言われている神鳥カラドリウス。
シャル
「というわけで、エピソード5も無事?に終わったわけだけど・・・。ルシル、あなた、どうするの?」
ルシル
「どうする、とは?」
シャル
「フィヨルツェンは救えた。寿命の問題も一応の解決を見た。ガーデンベルグの救い=ルシルの消滅は・・・こればっかりはどうしようもないけど・・・。それよりリアンシェルトよ。どうするの? 創世結界のヴァルハラを使ってまで挑んだのに、まさかの返り討ちって・・・」
ルシル
「今思い出しただけで泣きそうだ・・・。今回の俺とリアンシェルトの闘いの詳しい内容は、次のエピソードでまた描かれることになるが、エグリゴリ最強は伊達じゃなかった」
シャル
「まぁ世界丸ごと1つの気候を冬にしたり、ミッド全体を結界で覆えたりする化け物だから、簡単には勝てないって思ってたけどさ」
ルシル
「ああ。だから次の闘いに備えて、ドーピング用の魔力結晶を集め直さないといけない。俺から寿命という問題を無くしたこと、俺に膨大な魔力を与えたこと、リアンシェルトを後悔させてやる」
シャル
「ルシル。私の手が必要になったら遠慮なく言って。私はこうしてイリスへと転生できたけど、あなたは今もテスタメントに囚われてる。今度は私が、あなたを救う番よ」
ルシル
「ありがとう、シャル。その時はどうなるか判らないが、手伝ってほしいときには声を掛けるよ」
シャル
「ん♪ さて。今後の流れだけど、日常編は全部、このエピソード5に集約するって話だったけど、あっという間に終わっちゃってない?」
ルシル
「ああ、それについては、作者がいろいろと変更したようだ。このエピソード5に集約させると、何時まで経ってもEp5が終らないということで、話数が少なる予定のラストエピソードに移すことにしたそうだ」
シャル
「そうなんだ~。あ、そういえば、もう1つエピソードあったでしょ? 以前から番外編で出してるけど・・・」
ルシル
「以前から何度か話しているエピソード6の血の紅月編だろ? ロストロギア、運命を捻じ曲げ征服する者フェイツ・コンクエスター、通称・征服剣を巡る、連続双子殺人事件」
シャル
「うん。どうせお蔵入りになるなら、ネタバレでもやっておかない?」
ルシル
「ネタバレしてもしなくても、もうどうでもいいとは思うが・・・。むぅ、じゃあコホン。犯人は、セレネとエオスのスクライア姉妹。姉のセレスが、スマウグとの決戦の際にスマウグの呪いに掛かってしまうという問題が事の発端になる」
シャル
「最下層の、しかも竜種の呪いなんて。ルシルのエイルでも治せないんじゃない?・・・あ、だからか」
ルシル
「そう。運命を操る征服剣を使って、エオスがセレネを救おうとしたんだ。征服剣で人命を奪い、その命――運命の力を蓄えていった。特に魔導師や、命を分け合いそれぞれの命を育てた双子などは、とてつもないエネルギーとなる」
シャル
「だから連続双子殺人事件・・・。それで、結末は・・・?」
ルシル
「フィヨルツェンの口車に乗って殺人を繰り返したエオスは、征服剣の力でセレネを助けることが出来た。しかし過去より力を蓄えていた征服剣が暴走し、その力に飲まれたエオスがモンスター化。俺たちチーム海鳴やユーノは、見つけ出していた征服剣と対を成すロストロギア、運命を解き正し解放する剣フェイツ・リベレーターを用い、最後の戦いに臨んだ」
シャル
「・・・それで」
ルシル
「解放剣は、征服剣の使用者と、その肉親の命を使って発動するというものだった。それ以外にエオスを救える手があるかもとなのは達は説得したが、これまでの事件の責任を負うということで、セレネは解放剣を使うことを決断。俺たちはモンスター化したエオスの外殻を砕いて、彼女の体を露出させて・・・」
シャル
「解放剣で征服剣を破壊して、これまで運命を捻じ曲げていた反動が力となって、セレネとエオスの命を奪い、ユーノ達は2人の最期を看取った、と・・・」
ルシル
「ああ。このEp6は、作者が愛するPSソフトの1つ、エコーナイトシリーズを基に生み出した、男を見せるユーノを軸に彼の葛藤を描くものだった。セレネとエオスも、Ep6のために創り出したキャラクターだったしな。ま、そんなEp6もお蔵入りになったため、ユーノの格好いいシーンも無くなり、セレネとエオスも死ななくて済んだわけだが」
シャル
「ユーノには悪いけど、あの姉妹が生きてくれてる方が大事だよ」
ルシル
「ああ。さて、幻のEp6の大まかな流れも話したし、残るはラストエピソードだけとなったわけだが」
シャル
「いよいよ、ルシルの旅の終わりが見えてきたね。というわけで、ANSURシリーズも残り1章。このまま最後まで頑張っていこう!」
ルシル
「ああ!」
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