仮面ライダービルド 笑顔絶やさずに
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第二十六章
仮面ライダーブラッドは爆発の中に消えた、グリスはその消え去る有様を立ったまま見守っていたがそこに三羽が来て彼に言ってきた。
「頭、やりましたね」
「随分派手な技決めましたね」
「二度も蹴り浴びせるとか」
「ああ、身体が自然とな」
攻撃、その時にとだ。グリスは三羽に答えた。
「動いてな」
「それで、ですか」
「今みたいな攻撃が出来たんですか」
「そうなんですね」
「そうだよ、それでお前等の方がどうなったんだよ」
グリスは自分のところに来て言ってきている三羽に問うた。
「勝ったのかよ」
「もうあらかた倒してまして」
「後は残った連中を倒してます」
「そんなところです」
「そういえば随分減ったな」
グリスは三羽の言葉を聞いて周りを見回した、すると数えきれないだけいたブラッド族の数があと僅かになっていた。
その数を見てだった、グリスは言った。
「じゃあ後は俺達もそっちに行くか」
「そうだな、まだ敵がいるならだ」
ローグはグリスのその言葉に頷いて応えた。
「戦うまでだ」
「そうだよな」
「俺は行くぞ」
「私もです」
マッドローグも続いた。
「そしてです」
「後はな」
「お二人が帰って来るのを待ちましょう」
「私一人でも充分だがな」
ゲンムは戦いつつ二人に言ってきた。
「それでもか」
「そういう問題じゃないだろ」
そのゲンムにレーサーが突っ込みを入れる。
「敵がどれだけいると思ってるんだ」
「だからその敵を私一人で倒すというのだ」
「出来る筈ないだろ、全員いてこそだろ」
「そうよ、戦えるのよ」
ニコもゲンムにレーサーの横から言ってきた。
「全く、何があっても変わらないわね」
「困った奴だ」
「何かつくづく凄い奴だな」
ローグは二人に言われても平然としているゲンムを見て心から思った。
「どういう奴なんだ」
「こういう奴だと言うしかない」
スナイプも言ってきた。
「正直な」
「やはりそうか」
「それはそうと敵はまだいるからな」
ブレイブは剣を手にまだ戦っている。
「残敵にしろ全部倒していくぞ」
「まだ出て来るかも知れないわよ」
この可能性を指摘したのはポッピーだった。
「だからね」
「戦っていこうな」
パラドはポッピーと共に戦っている、そのうえでの言葉だった。
「折角やばいの三人倒したんだしな」
「そうだよな、こうした時こそ攻めないとな」
グリスは共に戦うライダー達の言葉に頷いた、そうしてだった。
エグゼイドの横に来て拳を出してブラッド族を一体倒してエグゼイドに声をかけた。
「あと少し、それじゃあな」
「戦っていきましょう」
「ああ、最後までな」
「クリアーまでが戦いですよ」
エグゼイドも言う、そうして彼も攻撃を繰り出しブラッド族の者達を倒していった。
ライダー達は残ったブラッド族をさらに倒していった、戦いはまだ続いていたがそれでも終わりに近付いていた。
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