自業自得と呼ぶにも
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第三章
「北朝鮮にも何度も行ってるな」
「それであそこの将軍様も讃えてるな」
「それで色々金の動きも胡散臭いな」
「そういう手の団体から政治資金貰ってるみたいだな」
「何かっつうとヘイトとか言論弾圧とか叫んでな
「自分と違う意見は封殺しようとするな」
「県会議員の力も使って」
つまり権力を私の目的で濫用もしているというのだ。
「こんな奴通すなよ」
「リコールしろ、リコール」
「すぐに辞めさせろ」
「菅納も弁護士資格剥奪しろ」
「レイプ摩なんか弁護士にするな」
「DVする弁護士とか問題外だろ」
ネットでは調べれば調べる程色々出て来る時がある、この二人の場合も同じだった。それでだった。
二人はそれぞれネットで炎上を起こし糾弾されてだった。
県自体に抗議が殺到し弁護士協会にも同じものが来た。そうしてだった。
大村が県議会に登庁すると抗議する『市民』達が抗議した。
「大村辞めろ!」
「不倫議員は辞職しろ!」
「組合や北朝鮮との関係は何だ!」
「県民の為に動かない議員なぞいるか!」
こう言って抗議した、大村はその彼等に対してだった。
色々と法律を出して反論どころか恫喝したがこの件もネットでは問題になった。
「うわ、本性出たな」
「まんま言論弾圧じゃねえか」
「しかも抗議のメールネット上で晒したけどな」
「これ個人情報漏洩だろ」
「完全にアウトだろ」
「最低だなこいつ」
「これが民主政治の政治家のすることかよ」
この時点で問題だというのだ。
「屑の中の屑だな」
「お仲間の菅納も逃げ回って恫喝してるしな」
「こんな連中絶対に許すな」
「本当に社会的に何とかしろ」
「どんどん調べろ」
「それでネット上にあげろ」
「マスコミが報道しなくてもな」
それでもというのだ。
「今はネットがあるんだ」
「ネットで事実突き止めて調べろ」
「もう二人共アウトだろ」
「こんな連中許すな」
「容赦するな」
ネットの者達は大村と菅納特に大村に対して怒りを爆発させた、そうして県会議員それぞれに働きかけることまで行われ。
大村の選挙区でも話題になった、それで遂にだった。
大村の汚職や選挙違反、収賄にセクハラといった様々な悪事が露呈してだった。
大村は遂に県議会から議員辞職を決定させられ退職した。そうして。
退職金も出ず家に帰った瞬間にだった。
「宜しいでしょうか」
「何だ君達は」
「警察の者です」
手帳を見せての言葉だった。
「収賄やセクハラのことでお伺いしたいのですが」
「私はやっていない」
事実の否定、それに他ならない言葉だった。
「断じて」
「詳しいことは署でお話下さい」
「私はやっていないと言っているだろう」
「そうしたお話は署でお願いします」
大村は警察に連行された、そして取り調べの結果さらなる余罪が出た。
「玉葱みたいな奴だな」
「ああ、次から次に悪事が出て来るな」
「収賄何件あるんだ」
「セクハラも多いな」
「こんな奴が議員だったんだな」
「世の中どうかしてるな」
「本当にな」
ネットでは逮捕された大村のことで今度は呆れ返っていた。
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