魔法科高校の劣等生の魔法でISキャラ+etcをおちょくる話
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第二百三十五話
前書き
ジェガン・ブラストマスター組みました。
ハイメガとシグマスとサテライトと対艦ビーム外して早速改造しました。
「え…? 一夏それ着るの?」
「え?」
脱衣場で寝間着に着替えた一夏が簪のセリフで停止した。
一夏は自分が着ている物を隅から隅まで確認する。
「どこも破れてないけど?」
こてんと首を傾げる一夏。
「いや服が可笑しいんじゃなくて貴方がその服を着るのが可笑しいのよ」
と刀奈が言った。
「そうなの?? お兄ちゃんいつも通りだよ」
「一夏くんいつもそれなの…?」
刀奈は一夏が着ているスケスケのネグリジェを見て顔を強ばらせた。
「悪い悪い。つい癖でな」
一夏が着替えるべくホロウィンドウを開く。
が、しかし。
「あ、くっそ…読まれてた……服が抜かれてやがる…。気付いてやがったなアイツ等」
はぁ、と一夏が溜め息をついた。
一夏が覗き込んでいるウィンドウは通称『ドレスルーム』。
量子格納庫の中でも衣服に関するデータベースだ。
そしてその中には、一着しか選択肢が無い。
つまり一夏はそれを選ぶしかないのだ。
勿論エクイプメントのウィンドウを開けばムーバルスーツがありはするのだが、流石の一夏とて平時にムーバルスーツを着ようとは思わない。。
「んー……仕方ないか…」
一夏は仕方なく、その選択肢をタップした。
ネグリジェが収納されると同時に、別の服が展開された。
「ま、これはこれでいいか」
入れ換えたのは、猫の足跡柄の甚平だ。
「ほら、これでいいだろ?」
「貴方が何時もネグリジェを着てるという事についてもう少し詳しく聞きたいんだけど?」
「そこら辺は篠ノ之姉妹に聞いてくれ。こういうのの主犯は基本的にあの二人だから」
と一夏は他の面子が着替え終わっているのを確認すると脱衣場の戸を開けた。
その刹那。
斬ッ! と一閃、刀が振り抜かれた。
その刀は一夏の体を真っ二つにするかと思いきや。
スカッと空振りした。
否、一夏をすり抜けた。
否、否、一夏が己を分解することでその一撃を避けたのだ。
「ひゅー、おっかねぇ」
と刀を振り下ろした張本人の真後ろで再生した一夏がからかうように呟いた。
「ちょっとお母さんなにしてるの!?」
「刀奈、あとでお説教ね」
そう言いながら朱美が放ったエルボーは難なく一夏に受け止められた。
「じゃ、刀奈、簪。今からお前のお母さんと鬼ごっこしてくるから、またあとでなー」
side in
逃げている途中、俺の行く手を稲荷が塞いだ。
さぁさぁ一夏様、私と同化しないと逃げ切れませんよ! と、脅されたので憑かせた。
なお、俺に稲荷が憑いても金髪にはならない。
「つー訳で今は狐耳な訳」
と、匿ってくれている簪に説明する。
大部屋には戻ってないが箒と束さんはどうせ把握してたろうし説明しなくてもいいだろう。
「ふーん…」
「おまえから聞いたんだろうか。興味持てや」
俺の後ろで『三本の』尻尾をモフり続ける簪。
「で、猫尻尾で私に悪戯してくれる約束はどこいったの?」
「耳掻きしたげるから。許せ」
てか悪戯ってなんだ悪戯って。
「それだけ?」
「はいはい…他にも色々やるから…」
量子格納庫から耳掻きと綿棒を取り出す。
簪のベッドに上がって、枕元で正座する。
足の義足は接続を切っているのでビーズクッションみたいになっているはずである。
「女子のベッドに上がるのに躊躇いとか無いんだね」
「男として見られてないんだし、許せ」
「…………………………………バカ」
「………」
おいそんな顔しないでくれよ。
そんな…顔を赤らめるような表情を。
そんな顔されたらこっちが困る。
さっきみたいにさらっと流してくれよ!
だって俺がクズみたいじゃん!?
『クズなのでは?』
稲荷、うるさい。
『えー? だって一夏様もわかってるんでしょー?』
うるさい、黙れ。
のそのそと簪がベッドに上がり、俺の義足に頭を乗せるとビーズクッションのような音がした。
「どっちの耳からする?」
「……………まかせる」
「そ……」
狐尻尾の一本の先端で簪の目をふさぐ。
「一夏って甘い匂いがする」
「薬はやってねぇぞ」
そもそも俺に薬は効かんのだがな。
「一夏が大麻やってるなんて思ってない。それに大麻の匂いじゃない」
「ふーん?」
「なんなんだろうね、この匂い。安心する」
簪に残った二本の尻尾を抱かせる。
「もふもふ……」
「だろ? 三尾の狐さ。思い切り甘えていいぞ」
と頭を撫でる。
「ん………」
「じゃ、やるか」
このあと滅茶苦茶セッ……?
一応耳かきした。
簪をおもっくそ喘がせて、ちょっと全年齢版では言えないような状態にしたあと寝かしつけて、大部屋に戻った。
「なんでお前狐モードなの?」
箒の頭に狐耳があった。
尻尾も一本だが生えている。
ただし色は俺と同じく黒。
「ん? 例の御守りをつかったらできたぞ。尻尾は一本だし稲荷を憑けている時ほど能力は上がらないがな」
何でもありかよ。
おれも吸血鬼パワー使えばある程度の事はできるんだろうけど。
「そころでおまえこそどうしてそんな中途半端な格好なんだ?」
箒が言っているのは、おれがサイコシャードの義手を着けているのに、義足が球体関節仕様だからだろう。
「ああ、足は簪の所に置いてきた」
「そうか」
そのあと布団を敷いて寝た。
橙を抱き枕にして寝た。
久々の事だったが、懐かしい感じがした。
後書き
一夏君の耳かきリフレはR18版で読んでください。
あとその話の前に超絶鬼畜下衆外道な一夏を書いたR18も上げてます。
最初はドクターフィッシュで箒にお仕置きする話やったんや…。
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