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大障害物レース

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第四章

「自分自身でな」
「作っていくものね」
「それがええ遊び人やねん、ほな」
「これからも」
「どんどん進んでいくで」
 困っている者がいるなら助けてとだ、こう言ってだった。
 ダイアナはセーラと共にレースを進んでいきやがて先頭に立った、すると後続の者達の為に突破した罠をそのままにしておいてだった。
 邪魔になりそうなモンスター達は倒した、そして。
 途中の関門で試練をクリアーしていった、物真似も隠し芸もクイズも早食いも大食いも何なくクリアーしていった。
 そうしつつだ、またセーラに話した。
「こうしたことも全部遊びやから」
「楽しんでなのね」
「クリアーしてこそ」
 まさにというのだ。
「遊び人やから」
「遊び人というのも難しいのね」
「いや、楽しいもんやで」
「難しくないの」
「人の道を守って」
 そうしてというのだ。
「遊びを楽しむ」
「そうしたものだからな」
「難しいことなんて何もないで」
 それこそというのだ。
「そやからな」
「このままなのね」
「進んでいくで、あと少しで」 
 その大会もというのだ。
「終わるさかい」
「最後の最後までなのね」
「楽しんでこな」
「それじゃあ」
 セーラはダイアナのその言葉に微笑んで頷いた、そうしてだった。
 彼女についていった、セーラは小気味よく街の中を駆けてモンスターを倒し罠も解いてみせて後続の者達が通りやすい様にしてだった。
 セーラと共にトップでゴールした、その後は。
 ダイアナがモンスターを倒しトラップの場所を指し示したり解除している為殆ど完走した者がいなかったレースが。
 これまでとは比較にならないまでの者が完走出来た、それで誰もが二人特にダイアナを褒め称えたがダイアナはこの時も笑って言うばかりあった。 
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