オズのキャプテン船長
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第一幕その五
「皆で船に乗って」
「そうしてですね」
「海に出るよ、今回は潜水艦ではないよ」
「海の中には入られないですね」
「そして入ることもないよ」
「そうですか」
「そう、そしてね」
そうしてというのです。
「島から島にね」
「進んでいくんですね」
「そうしていくから」
だからだというのです。
「楽しみにしておいてね」
「わかりました」
恵梨香はまた五人を代表して答えました。
「それじゃあこのままですね」
「カドリングを進んでいこうね」
「そしてまずはリンキティンク王のお国に入るんですね」
「そうなるよ」
「オズの国は海も不思議な場所だから」
トロットはにこにことしています。
「私も行くのが楽しみよ」
「行く度に新発見があるのだからね」
それでと言う教授でした。
「素晴らしい場所だよ」
「そうだね、それとね」
ここで言ったのはモジャボロでした。
「面白い人達もいるからね」
「そこもオズの国ならではですね」
「その人達にも会いに行こうね」
「そうさせてもらいます」
是非にと言ってです、そしてでした。
皆でカドリングの国に入りました、そこで丁度お昼になった時にです。トロットは皆に対して笑顔で言いました。
「お昼になったからね」
「はい、今からですね」
「お昼ご飯ですね」
「皆で食べる」
「そうしますね」
「そうしましょう、今日のお昼は」
それは何かといいますと。
「スクランブルエッグとベーコンとソーセージ、ハムにパンにサラダよ」
「アメリカンだね」
モジャボロはそのメニューを聞いて言いました。
「その感じにするんだね」
「そう、今のアメリカのお料理よ」
「全体的に朝食の感じだね」
「お昼だけれど」
トロットはモジャボロににこりと笑ってお話しました。
「それもいいかなって思ってね」
「そのメニューにするんだね」
「どうかしら」
「いいと思うよ」
笑顔で、です。モジャボロはトロットに答えました。
「じゃあね」
「今日のお昼はそのメニューでいいわね」
「楽しみだよ、それで飲みものは何かな」
「ミルクを出すつもりよ」
飲みものはそちらだというのです。
「デザートはフルーツを一杯出すし」
「そちらも美味しそうだね」
「皆で沢山食べて」
「楽しむことだね」
「十時にお茶を飲んだけれど」
午前のティータイムです。
「それでもね」
「お昼にはだね」
「沢山食べましょう」
「十時は小休止だね」
「基本水分補給のね」
お茶を飲んでそうするのです。
「それでよ」
「ベーコンやスクランブルエッグを食べて」
「お昼にしましょう」
「そのベーコンですけれど」
恵梨香がトロットに尋ねました。
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