ヘタリア学園
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。
ページ下へ移動
第七千九百四十一話 質素なお墓の中で
第七千九百四十一話 質素なお墓の中で
日本とアメリカは中国の案内で曹操さんのお墓に入りました、するとそのお墓は存外質素なもので。
アメリカもこう言いました。
「曹操さんは質素だったんだな」
「贅沢は好きでなかったある」
中国もこう答えます。
「このことは覚えているある」
「そうだったんだな」
「お墓まで質素ですと間違いないですね」
日本も言います。
「ベッド等も」
「日本の昭和帝もそうだったあるな」
「とかく質素な方で」
それでというのです。
「ベッドもでした」
「そうだったあるな」
「あの方もそうでしたし」
それにというのです。
「曹操さんもですね」
「そうある、それであるが」
ここで中国は二国に向き直りました。
そうしてお墓にある棺を見ました、その棺こそが曹操さんが眠っているその場所であることは言うまでもないことでした。
第七千九百四十一話 完
2019・8・13
ページ上へ戻る