ドリトル先生と姫路城のお姫様
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第十幕その一
第十幕 待つ間
先生達は姫路城の宴に呼ばれることになってそれからでした、その日になるのと待つことになりました。
その間先生達は日常の生活を楽しんでいました、先生はこの日はお昼に食堂でカルボナーラを食べていましたが。
そのカルボナーラを食べる先生にこの時も一緒にいる動物の皆が言いました。
「いや、カルボナーラって面白いよね」
「独特のスパゲティだよね」
「生クリームにベーコン、卵の黄身に黒胡椒」
「かなり濃い味なのよね」
「そうそう、それが美味しくてね」
「日本でも美味しく食べられるスパゲティだよ」
先生は皆に食べながら答えました、皆が挙げたものだけでなくオリーブオイルとガーリックも効いています。
「カルボナーラはね」
「だから先生も今食べているよね」
「それも美味しく」
「そうしているわね」
「そうだよ、それとね」
さらに言う先生でした。
「このスパゲティの歴史も調べるとね」
「あっ、結構最近のスパゲティだったね」
「二十世紀半ばに出て来た」
「そうしたスパゲティだったね」
「そうだよ、アメリカ軍が第二次世界大戦でイタリアに入って」
その時にというのです。
「アメリカ軍の食材を使ってね」
「そうしてだよね」
「作られたんだよね」
「沢山ある食材を使って」
「そうして出来たんだよね」
「考えてみるとね」
こうも言う先生でした。
「この味付けはアメリカ人好みだね」
「そうだよね、生クリームに卵の黄身にベーコン」
「黒胡椒も沢山使って」
「それではっきりした味付けだから」
「アメリカ人らしいわね」
動物の皆もいいます。
「その味付けは」
「ナポリタンもアメリカ人が入ってから日本で出て来たのよね」
「アメリカ軍が入ってきてね」
「そうだったっていうけれど」
「そうみたいだね、こちらはケチャップをメインにして」
先生はナポリタンのお話もしました、実はカルボナーラの前に食べています。どちらも二人前ずつありますが先生は身体が大きいので沢山食べるのです。
「そこにソーセージや玉葱、ピーマンを入れるね」
「あとマッシュルームね」
「それでアメリカ人好みの味付けになってるわね」
「言われてみれば」
「そうだね、こうしたことを見てみると」
カルボナーラやナポリタンの歴史をです。
「ハンバーガーやフライドチキンやホットドッグもあるし」
「結構アメリカのお料理って多いわね」
「美味しいしね」
「ステーキとかもあるし」
「世界中の国のお料理が集まってるし」
「だからね」
それでとです、先生はさらに言いました。
「僕はアメリカの料理は凄いと思うよ」
「アフリカ系のソウルフードもいいしね」
「スペアリブや煮豆も」
「そうしたものも美味しいし」
「本当に馬鹿に出来ないのよね」
「実はね」
「そうなんだよね」
先生は確かな声で言いました。
「これが」
「そうだよね」
「イギリスにはないものがあるよね」
「アメリカは実は美味しいもの多いんだよね」
「食事も楽しめる国だよ」
「量も凄いしね」
「レシピやキッチンもいいしね」
それで美味しいものも食べられるというのです。
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