| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

鉄の破壊神達

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第二章

「そしてギルドもです」
「冒険者をかき集めてるか」
「そうもしてです」
 とにかくというのだ。
「集められる力をです」
「全部集めてやな」
「戦の用意をしています」
「何をしてくるかわからんからか」
「アジトもわかっていません」
 テロリスト達のそこもというのだ。
「全く、ですから余計に」
「皆緊張してるんやな」
「左様です、まことにです」
「今の状況はやな」
「何がどうなるか」
 それこそというのだ。
「わからないです」
「そうか、ほなな」
「私等も参加させてくれへんか?」
 ジェーンだけでなくミニーも言ってきた。
「この度のことは」
「そうさせてくれへんか?」
「その言葉受けさせて頂きます」
 即座にだ、市長は二人に頭を下げる様にして答えた。
「是非」
「それでは」
「ほな今からな」
「宜しくお願いします」
「そうさせてもらうな、ただ」
「ただとは」
「軍隊や警察、冒険者達のことは任せてな」 
 そしてというのだ。
「僕ちん達は僕ちん達でな」
「動かれますか」
「僕ちん達は政も戦も出来るけどな」
 戦は個人で戦うことも采配もだ、ミニーは遊撃戦そしてジェーンは参謀として参戦することが得意だ。そして術を使った戦も得意だ。
 だがそれでもとだ、ジェーンは市長に話した。
「一番得意なのは奇襲とか隠密行動やからな」
「だからですか」
「それでテロリストに向かいたいからな」
「そやからやな」
「ここはな」
「軍や警察、冒険者の指揮よりも」
「そこはもっと向いてる人に任せて」
 そしてというのだ。
「そして」
「お二方は」
「そや、独自に動いてな」
「テロリストのアジトを暴き」
「そこに潜入してな」
「アジト自体を壊滅させますか」
「そうしたいからな」
 だからだというのだ。
「ここはな」
「独自にですね」
「動いてええやろか」
「それでは」
 市長は星の者達つまり十星連合を治める者達の言葉に頷いた、そうして彼女達の自由行動でいいとした。こうしてだった。
 ジェーンはミニーと共に州にあるテロリストのアジトを探すことにした、ここでジェーンはミニーに話した。
「この世界でもこの州はプロビデンスが中心でな」
「この街を軸にしてやな」
「それでやな」
「この街を中心に一大都市圏になってる」
「それでやな」
「そや、それでな」
 そのうえでというのだ。 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧