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仮面ライダーディロード~MASKED RIDER DELOAD~

作者:紡ぐ風
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第1部~崩壊する楽園~
  第22話『最後の軍神』

「あれは、オーディン!?」
かつてローゼンメイデンの世界でディエンドが召喚したライダーとして、フェイトの記憶には残っているため、フェイトはバルディッシュを構えて警戒する。しかし、
【STEAL VENT】
オーディンは敵の武器を奪うスチールベントを使ってバルディッシュをフェイトの手から転移させて、構える。
「バルディッシュ!?どうしたの!?」
[コントロールの権限を奪取されました。こちらで魔法使用の制限をかけることは不可能になっています。]
バルディッシュはフェイトに状況を説明する。
「わかった。まずはバルディッシュを取り戻さないと。」
フェイトはオーディン目がけて走る。
「これでどうだ。ハーケンスライサー!」
オーディンはハーケンスラッシュを三つ放ち、フェイトを妨害しようとするが、
「ソニックムーブ!」
高速移動でハーケンスライサーをよけ、オーディンの懐に入るが、
「…消えた!?」
オーディンはフェイトの後ろに瞬間移動してフェイトの背中を蹴ろうとする。しかし、フェイトは咄嗟に回転してオーディンの蹴りをラウンドシールドで防ぎつつ、バルディッシュを掴み、高速移動をしてオーディンからバルディッシュを取り戻す。
「やるな。」
【CLEAR VENT】
オーディンはクリアーベントを使い、透明になる。
【SWORD VENT】
オーディンはそのままソードベントを使い、ゴルトセイバーを召喚してフェイトを攻撃しようとするが、
「そこ!」
フェイトはオーディンの攻撃を受け止め、プラズマランサーをオーディンに放つ。
「何故分かった?」
「雅、リンカーコアの仕組みを考えればすぐ解るよ。」
「そうだな。リンカーコアの反応で位置が予測出来るか。」
「雅、私は雅を止めて見せる。撃ち抜け、雷神!」
フェイトはジェットザンバーを放つが、
【CONFINE VENT】
オーディンはコンファインベントを使い、ジェットザンバーを無効化する。
「しまった!」
「今度はこちらから行くぞ。」
【FINAL VENT】
オーディンは必殺技を発動し、ゴルトフェニックスが現れる。
“クォォォォォッ!”
ゴルトフェニックスは咆哮をあげるとオーディンの背中に合体し、飛翔する。
「行くぞ!」
オーディンは灼熱のエネルギーを纏う突進を行う必殺技、エターナルカオスをフェイトに放つ。
「当たる訳にはいかない!」
フェイトはソニックムーブでエターナルカオスを避ける。
「…ファイナルベントはもう使った。これで大丈夫のはず…」
フェイトは呼吸を整えながら体勢を立て直す。しかし、
【FINAL VENT】
オーディンは再びファイナルベントをスキャンする。
「そんな!?」
フェイトは驚く。
「オーディンのファイナルベントが一枚だといつから認識していた?」
ゴルトフェニックスは再びオーディンと合体し、オーディンは低空飛行でフェイトに突進するが、
「ゴルトフェニックスを何とかしないと、勝ち目がない!スプライトザンバー!」
フェイトは スプライトザンバーでゴルトフェニックスの左翼を切り落とす。
「しまった!」
片翼を失ったことで、ゴルトフェニックスとオーディンは墜落し、烈火のエネルギーを持つ翼を失ったことで、ゴルトフェニックスはエネルギーを失い爆散し、オーディンはブランク体になる。
「ゴルトフェニックスがやられるとは。これではサポートカードも使えないか。」
雅は変身を解除し、
【CHANGE RIDE-GABURI CHANGER-】
ディロードライバーをキョウリュウゴールドの変身ブレスに変えて左腕に装着する。
「ブレイブ、イン!」
“ガブリンチョ!プテラゴードン!”
「行くぞ、キョウリュウチェンジ!」
雅はキョウリュウゴールドに変身する。
「雷鳴の勇者、キョウリュウゴールド!」
キョウリュウゴールドは名乗り、
「ブレイブ、イン!来い、プテラゴードン、アンキドン、パラサガン!」
キョウリュウゴールドは三体の獣電竜を呼び出す。
「カミナリ武装!完成、プテライデンオーパラサガンアンキドン!」
三体の獣電竜は合体する。
「一気に行くぞ!プテライデンオーパラサガンアンキドン、獣電ブレイブフィニッシュ!」
キョウリュウゴールドはプテライデンオーの必殺技を発動し、パラサガンからエネルギー弾がセットされ、それをアンキドンによって放つ。しかし、
「行くよ、雅。雷光一閃、プラズマザンバー!」
フェイトはプラズマザンバーを放ってプテライデンオーの必殺技をかき消しながら三体の獣電竜を撃ち倒す。
「ぐあぁぁぁっ!」
獣電竜から排出され、キョウリュウゴールドは地面を転がるが、ザンダーサンダーをすぐに構える。
「ブレイブ、イン!獣電池、二本連結!雷電衝撃波!」
キョウリュウゴールドはザンダーサンダーに獣電池を二本セットして雷の衝撃波を放ってフェイトを攻撃するが、
「ハーケンスライサー!」
フェイトはハーケンスラッシュを三発放ち、衝撃波を掻き消しながら残りの刃をキョウリュウゴールドに向かわせる。
「危ない!?ブレイブ、イン!」
“ガブリンチョ!グルゥモナイト!アロメラス!”
「雷電・火炎渦巻!」
キョウリュウゴールドは咄嗟に獣電竜の力を使い、炎の竜巻でハーケンスラッシュを防ぐ。
「これで決めるぞ!ブレイブ、イン!獣電池、三本連結!」
“ガブリンチョ!プテラゴードン!”
「獣電ブレイブフィニッシュ!雷電残光!」
“ザンダーサンダー!”
キョウリュウゴールドはプテラゴードンの雷のエネルギーを最大限に高めた斬撃を放つ。
「行くよ、雅!撃ち抜け、雷神!ジェットザンバー!」
ブレイブフィニッシュの斬撃とジェットザンバーはぶつかり合い、ジェットザンバーの斬撃がキョウリュウゴールドを切り裂き、雅の変身は解除される。
「雅、もう終わりだよ。」
フェイトは近づくが、
「まだだ!」
【ATTACK RIDE-ELECTRO MUSTER-】
雅はアタックライドを使い、全身に電撃のエネルギーを
与える。
「学園都市第3位の力、見るといい!」
雅は電磁誘導を駆使して荒野から鉄骨の残骸を引きずり出し、フェイトにぶつける。
「ソニックムーブ!」
しかし、フェイトはそれを高速移動で避け、
「ライトニングバインド!」
拘束魔法を使おうとするが、
「クイックバインド!」
雅は発生の速い拘束魔法を使い、それを防ぎ、
「くらえ!超電磁砲(レールガン)!」
雅はコインを取り出し、それを弾くと、コインはマッハ3の速度でフェイトに放たれる。
「ラウンドシールド!」
フェイトは放たれた超電磁砲をラウンドシールドで防ぐ。超電磁砲は高威力だが、それは瞬間火力であり、防がれれば徐々に火力は低下する。フェイトは防いだことで電撃使い(エレクトロマスター)の最強の一撃を防いだ。しかし、
「それなら、これの出番だな。」
雅は地面から大量の砂鉄を取り出し、それを鞭にする。
「さて、避けきれるか!」
雅は、バインドの解除されたフェイトに砂鉄の鞭を這わせるが、フェイトは華麗に避ける。しかし、
「甘い!」
砂鉄の鞭がフェイトの右足首を捕らえ、フェイトは動きを封じられる。
「行くぞ!超電磁砲(レールガン)!」
雅は再び超電磁砲を放つ。しかし、
「同じ手は使わせない!サンダースマッシャー!」
フェイトはサンダースマッシャーを放ち、超電磁砲をかき消す。
「なるほどな。強くなったな、フェイト。」
雅はフェイトの動きに感心する。
「雅、もう諦めて!もう私達が戦う理由なんてないはずだよ!」
フェイトは雅に訴えかける。
「やっぱり、どこまでいってもフェイトは優しいな。だが、それでは会計出来ないことはフェイトも解っているだろう。」
雅はディロードのカメンライドカードを取り出す。
「フェイト、よくここまで頑張った。僕を全力で相手になる。ディバイドエナジー!」
雅はフェイトの魔力を完全に回復させ、
【KAMEN RIDE-DELOAD-】
「変身!」
雅はディロードに変身する。雅とフェイトの、全力全開の最終決戦が始まる。
to be continued.
次回、仮面ライダーディロード
【ATTACK RIDE-SONIC-】
「仮面ライダーディロード、ソニックフォーム!」
「やはり、お互い手を知り尽くしているな!」
「まさか、雅もソニックフォームを使えたなんて…」
「…これで、すべてが救われる…」
次回『高速の最終決戦!ディロード ソニックフォーム!』希望を紡いで、全てを救え! 
 

 
後書き
Vバックル(オーディン):ディロードライバーをオーディンのVバックルに変えて仮面ライダーオーディンに変身するためのカード。
ガブリチェンジャー:ディロードライバーをガブリチェンジャーに変えてキョウリュウゴールドにキョウリュウチェンジするためのカード。
電撃使い(エレクトロマスター):学園都市第3位の超能力を発揮させるカード。 
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