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ヘタリア学園

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第七千八百十三話  シュトルーヴェの測地弧

第七千八百十三話  シュトルーヴェの測地弧
 日本はエストニアも訪問しました、するとエストニアは日本を妙に張り切ったお顔で見て言いました。
「日本さんにお見せる世界遺産は」
「何でしょうか」
「こちらです」
 こう言って日本をタルトゥの天文台に案内しました、そうして日本に対してこうお話したのでした。
「地球の大きさを三角測量する為の場所で」
「基準点の一つですね」
「はい、十国にあるうちの三十四ヶ所がです」
 それだけがというのです。
「世界遺産になっています」
「そうなのですね」
「ここは建物自体がです」
 まさにというのです。
「測量ポイントになっています」
「それは素晴らしいですね」
「いや、日本さんが来て頂くとは」
「それが何か?」
「フィンランドさん共々お願いします」
「北欧の国としてでしょうか」
「はい、そうです」
 何気に自分のことも言うエストニアでした、こうしたちゃっかりしたところもご愛敬でしょうか。


第七千八百十三話   完


                  2019・6・9
 
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