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愛しき君へ

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第三章

「ギルドに依頼を出してだ」
「おいら達に来てもらったんやな」
「そうだ、あとモンスターを倒して得る金は三分の一だな」
「ああ、三人おるしな」
「それぞれ三分の一でいいな」
「それでええで」
「私も異論はありません」
 ホーソーンもヴォネガットも賛成だった。
「お金については」
「そして仕事が成功すれば私自身報酬を払う」 
 こちらもというのだ。
「これでも色々仕事をして金には困っていない」
「探偵業にガードマンにモンスター退治にか」
「私自身ギルドで冒険者として依頼を受けているしな」
「それでやな」
「金はある、だから報酬のことはだ」
「安心してええんやな」
「そうだ、ではこの洞窟ではマンドラゴラを手に入れよう」
 ここにはそれがあるというのだ、こうした会話をしつつ三人で洞窟の中を進んだ、そして巨大なスライムを倒してその奥の部屋でマンドラゴラの乾燥させたものを手に入れた。
 これで一つ目の材料を手に入れてだった。
 三人は次は塔に入った、塔はカルト教団の者達がいて彼等が生み出したギャザーやモンスターのゴーレム、ミミック等の魔法生物系のモンスターが多くいた。
 彼等も強かった、だが三人特にホーソーンとヴォネガットは強く彼等を何なく倒していき塔の屋上にいる巨大な石のゴーレムも倒して今度はドラゴンの干した肝を手に入れた。
 ここで探偵はゴーレムを瞬く間に無傷で倒した二人に言った。
「君達の強さは尋常でないな」
「おっ、わかったんやな」
「レベルは優に百八十を超えているな」
「そんなとこや」
 ホーソーンは探偵に笑って答えた。
「実際にな」
「やはりそうか」
「それだけのレベルやとな」
「先程のゴーレムでもだな」
「二人がかりやと一瞬や」
「それで倒せるか」
「そういうことや」
 こう探偵に返した。 
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