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魂をなくした少女

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第一章

               魂をなくした少女 
 ソール=ガーランドとエドワード=フォークナーは今はガーランドの神託でアメリカオクラホマ州タルサに来ていた、ガーランドはこの街に来てすぐにガーランドに言った。
「ここあまりな」
「あまりっていうと?」
「おらっちの好きな場所ないねん」
「可愛い女の子が一杯いるところね」
「水着のな」
「ガーランド君水着好きね」
「大好きや」
 もっと言えば水着姿の美女そして美少女がだ。
「そういう娘が載ってる本もな」
「雑誌でもなのね」
「写真集でもな。あと漫画も」
「キャラクターが水着になっていても」
「好きやで。ただな」
「ただ?」
「日本にはブルマってあったな」
 ガーランドはこちらの話もした。
「そやったな」
「言葉が既に過去形ね」
「そやからな」
「そやったって言ったのね」
「そや、おらっちあるって聞いてたけれどな」
「だから既に過去形だったでしょ」
「そや、それでや」
「実際になかったわね」
「絶滅したんやな」
「八条学園でもそうね」
 フォークナーは自分達が起きた世界で通っている学校の話もした。
「女の子の体操服は」
「スパッツか半ズボンかジャージか」
「どれにしてもね」
「ブルマはないな」
「やっぱりね」
「いや、残念や」
 非常にとだ、ガーランドは言葉に嘆きを込めて言った。
「ほんまにな。けれどよお見たら」
「何なの?」
「この街にもプールが出来た」
 ここでガーランドは蘇った、そのうえでの言葉だった。
「そやからな」
「プールに行ってなのね」
「水着姿の女の子観に行こうな」
「それじゃあね。あとね」
「あと?何や」
「ブルマは水着じゃないわよ」
 フォークナーはここでこうも言った。
「体育の時の服でしょ」
「あくまで体操服か」
「水着や下着そのもののデザインだけれど」
 それでもというのだ。
「水着じゃないから」
「それはな、好みや」
「ガーランド君の」
「そや、日本にある素晴らしい文化と思ったら」
「学校のね」
「もうないねんな」
「もうアニメでも滅多にないみたいね」
 創作の世界でも絶滅危惧種になっている、最早ブルマが出ているアニメなぞ探さないとない程である。
「それじゃあね」
「諦めるしかないか」
「そういうことね」
「日本も変わるんやな」
 ガーランドはこうした意味でもしみじみと思った、そしてだった。
 フォークナーと共にプールではなく街のギルドに向かった、そこで神託でありそうな依頼を探すとだった。
 娘の魂を探して身体に戻して欲しい、こんなものがあった。ガーランドはその依頼を見てフォークナーに話した。
「この依頼な」
「神託かもっていうのね」
「そんな気がするわ」
 こうフォークナーに話した。
「おらっちとしては」
「ほなこの依頼を」
「受けようか」
 またフォークナーに話した。 
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