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Fate プリズマクロエ お兄ちゃん強奪計画

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37審判の日

 どこかの宗教団体が「終末の日」を自作自演しようとした時のように、クロエが聖杯使って神罰レベルの正義執行を行った。
 当初の見積もりより犠牲者は少なかったが、悪意を変換できなかった腐敗政治家とか銀行員がマタンゴとかカネゴン、ピグモンとかブースカになってしまい、ブー冠を取られると「しおしおのぱ~」になったり、ガラモンを操作していた石を銀紙で包むと、左巻きでアタマオカシイ政治家で帰化人がゲロ吐いて止まるような事態になった。
 副産物として頭に刺さった黒い矢のおかげで、みゃー姉がヒキコモリニートから社会復帰したり、アカネちゃんが実写になって現実世界に戻ったりもできた。

 脊髄動物の脳の中にある敵味方識別装置、偏桃体が小さすぎて周囲の出来事や人物が全て恐怖でヒキコモっていた人物も修復。
 社会のルールとか不文律は一切理解しないアスペで発達「ガッコウに化粧して行っちゃダメとかイミワカンナ~イ」と言い出す、犯罪率が異常に高い中卒高卒も社会の歯車として無理矢理修正。
 ハンバーグランチのライスが出ていないので苦情を受けると、認知障害で迷わずエクストラバージンオイルを持って行って客に怒鳴られ、怖くなってバイトをバックレてしまい、後で店長から電話があって「制服は返さないで良いから、店と二度と関わらないで欲しい」と言われる、危なすぎる怖いぐらいのキチだと認定された人物も、どうにか日常生活を営めるぐらいに修正された。

 ちなみに発達障害と言うのは障害認定されないので、障害年金も生活保護も受けられない。
 泣いて苦しむだけの人生を送って、IQにして70以下の人物は、あらゆる救済の手から零れ落ち、気が付いたら浮浪者で路上生活者になっているのが普通の世界。

 重度発達障害を併発して偏桃体の破損とか脳に障害があると、自己と他人の区別も難しく、登場人物が三人以上になると誰が何を考えていて、誰が所有権を持っているのか理解できず「お前の物は俺の物、俺の物は俺の物」と平然と言い切れるサイコパスがいる。
 他人の苦痛こそが快感で愉悦、いじめ大好きなお局様も嫁いびりが生きがいの姑もパワハラ魔人のサディストもいたが、遺伝子を残すとイケナイので消された。
 言語の概念まで壊れていて、視点とか人称の概念も滅茶苦茶、サイコパス価値観でシリアルキラー思考で、「俺は彼女が好き=彼女は絶対に俺のことが好き」の公式を脳内で平気で描けるストーカー、「アキトは私のことが大好きっ!」と平然と言い切れるイカれた人物も、いかに知能が高くても艦長でも修正不能なので消えて貰った。
 自分の失態とか障害を指摘されると発達障害で相手と立場を入れ替え「自己紹介」「カミングアウト」だと言い張り、相手の指摘を丸パクリしてオウム返しする発達で糖質。追い詰められると敵の立場から自分の失態を罵り、自分の死体蹴りながら大勝利宣言して、脳内オトモダチとの会話をIDだけ変えて自演すれば多数意見なんだと思い込めるレベルの、どっかの大手サイト管理人さんみたいなキチは絶対に修正不可能なのでタヒんでもらった。

 さすがの警察もこれだけの大量殺人なので動かざるを得ず、ヤクザの手下で使用人の兵庫県警でも、オウムみたいに内偵していた冬木市にいる魔術師とか聖堂教会とかギルガメッシュとか間桐とか衛宮とか、怪しすぎる所に一斉捜査に入った。
 既に間桐は壊滅して更地。遠坂は前回の聖杯戦争で破滅して解散状態だったので放置。聖堂教会を押さえに行っても空振りでギル様不在、言峰神父は以前の遠坂時臣風呂場密室?殺人の容疑で遠坂姉妹にライダーキック食らって一回タヒんでた。
 言峰神父は毛皮を着替えて9回までは帰ってこれる、(ナインライブス)さ~んの秘術で転生していたが、衛宮家の近所でハッテン行為をして黒タコも出産させられ改心?していた。

 37話

「ワシや、組長か? どないなっとんねん?」
 士郎や切嗣が逮捕されそうになったが、山口組にとてもとてもとても顔が利くギルガメッシュが山口組本家に電話一本入れただけで解決した。
「何? ワシだけ逮捕されんよう骨折った? 知らんがな。衛宮士郎ってのはなあ、クロエちゃんの兄貴で、これからワシの養子にして(エルキドゥ)と一緒にジックリ仕込むとこなんじゃ(何を?)、覚えとけっ」
 兵庫県警は全員山口組の使用人でフロント企業なので、警視庁が何を言おうが一瞬で命令が通達されて撤収させられた。
 誰も家族全員殺されても正義の活動を行うような信念もなく、どこかのメキシコ市長(女性)みたいに夫も子供も全員惨殺されてしまい、本人も腹にダムダム弾撃ち込まれて「内臓が無いぞう」にされて、流動食飲んで点滴打ちながらインスリン打って人工肛門取り付けてでも仕事続けて、マフィアに復讐を誓った人のような鋼の精神は無い。
 アメリカでも麻薬の売人を逮捕した所で、マフィアに飼われている弁護士が来て即日出所する上に、鼻薬が効いている上司や署長に呼び出されて怒鳴られて、「16ブロック」のアル中ハゲの給料泥棒役、ブルース・ウィリスみたいに仲間に射殺される。
 自分や家族の命まで狙われるよりは、麻薬の売人に100ドルほどお小遣いをもらって、売り上げは良いかヤクの売人に景気を聞いて、警察官立ち寄り所の店でタダでもらえるドーナッツとかハンバーガーをパトカーの中で一緒に食って、上物のコークかマリファナでもキメて談笑する生活を選ぶ。
 ちなみに「ベイブ」に出ていた優しい牧場主の次の仕事は腐敗警官で、身内の腐敗を通報しようとした部下を即射殺した。次の仕事のグリーンマイルでは役を選んで、妻思いの刑務官署長になったりもした。

 結局ギル様に不義理をした署長とか本部長とか刑事部部長がエンコ詰めて詫び入れるぐらいで手打ちになったようだが、警視庁とかICPOは諦めていない。
 FBIとかCIAとかGRUとか中国公安も諦めていないので、次回ゴロ巻くとしたら自衛隊が治安出動して、米軍と共同でウサマ・ビンラディン暗殺みたいにネイビーシールズが状況開始する。
 それでもギル様は一人で「災害規模、神」なので、太平洋艦隊の第7艦隊(タスクフォース)が投入されてもホワイトハウスごとエヌマエリシュできる。
 ワンパンマンもタツマキもギル様の側にいるので、この世の誰も逆らえないし、いざとなったら聖杯2個持ってほむほむしている現象が帰ってきて、もう一回世界中始末される。
「この世の中の仕組み、一回教えてやらんといかんなあ」
 現在のパワーバランスとか武力の差を、公的機関とか政府機関に教育してやろうとしたギルガメッシュだったが、頭から生えていた双葉が脳からノルアドレナリンとかアドレナリンを吸収してしまい、ブー冠取られたブースカみたいになった。
「しおしおのぱ~」
 これが新しい世界のルールのようで、悪事を行おうとした人物は、切嗣でもアイリでもしおしおのぱ~にされる。
 クロエ査定で免除されているので両親や関係者は死なない方向に設定されたが、腐敗警官側も政府関係者もしおしおのパ~にされるか殺されたので、恐るべきことに警察は正義が執行される機関に変貌した。
 あの国連でもアメリカでも正義が行われ、ロシアの腐敗警官も役人も全員しおしおのぱ~にされ、東南アジアや南米の詐欺の街でも泥棒の巣窟でもスラムでも、修復不可能な者は、頭に花が咲いてタヒんだ。
「わ、私は社会の歯車……」
 認知障害と奇乳を修復されたパッションリップの頭にまで双葉が生え、センパイを守るためとは言え、警察組織に歯向かって暴力で追い払ったので社会の歯車にされた。
 血の気が多すぎるシャーレイとかナタリアとかアレクサンダーの頭からも、黒いチューリップが咲き始めていた。
 開花するとタヒぬ。

「「クロエちゃんが聖杯で正義執行したから、大将(アレクサンダ)やらギルガメッシュのジジイまで頭に花咲き始めてるがな」」
 一応善人なので、頭の双葉からは蕾も出ていないエルメロイ卿二人。
 クロエ修正のお蔭で死んでいないが、切嗣もアイリも花が咲き始めている。
 一番始末に負えない悪人とは、自分こそが正義で正しくて善人だと思っている奴らだそうで、宗教関係者だとか法律関係者とか警察関係者とか教育関係者とか体育会系教師とかは、どれだけ暴力を振るおうとも「我こそが正義」だと思い込んでいるので、自分が悪事を働いてパワハラセクハラモラハラしているとは思っていないらしい。「指導」しているだけだと思い込んでいる。

 先日放映されたドキュメンタリー番組でも、アフガニスタンの橋の下で暮らしている麻薬中毒患者を救うボランティアをしている女性の活動が伝えられたが、どれえだけ政府に申請しても、中毒患者救済の仕事をしている省庁の大臣に申請しても…
「ちゃんとした施設で清潔な生活をさせていない、ベッド数も足りていない」
「解脱用薬品も用意されず、この手法は厚生施設に利用できるよう認定されていない」
 とか理由を付けられて却下されまくり。
 それでも正義と救済を行っているんだとカメラの前で言い張る政府関係者。
 大臣自身が麻薬カルテルに買収されていて鼻薬効きまくり、中毒患者がお得意様で減らされてしまうと困るので、自分の失態を指摘されると笑いだして、あろうことか…
「病院に連れて行かないといけないのはこの女の人だ、早く連れて行ってあげなさいwww」
 などと言い出して、アフガンのマザーテレサと呼ばれるような人物をキチ扱いして逃げた。
 記者会見を行われて政府の腐敗を公表されると、復讐のために女性に刺客を送り込んで、細いワイヤーで絞殺しようとしたがショットガンで追い払われて失敗。
 政府支援を完全無視されて犯罪者扱いを受け、今も暗殺の危機に怯え、家族ごと殺されて爆破される脅威に耐えてボランティア活動を行っている。

 異世界

 こちらでも全人類の頭から双葉が生えていた。
 他人の濃過ぎる体臭、糞便の匂い、屋外屋内のパーソナルスペースが守れない、バッタからイナゴに変化するような脳内のスイッチが入り悪魔の羽を生やして飛び立ち、スラム化した状況に置かれて殺人鬼になったり、個体数が減るまで戦争して食料供給が可能な範囲に収まるまで殺し合うような奴らは、もう元には戻せないので死滅していた。
 デスノートのように世界中の戦争が終結した。

 先日聖杯が作動したばかりで、また同じ聖杯が作動したとは考えられなかったが、それ以外に説明のしようもなく、「奇跡」の力によってあらゆる悪の根源が始末されたと気付く者もいた。
 警察の仕事は万引き少年の補導とか軽い窃盗ぐらいになったが、自転車やバイクでも盗もうとした奴は、その場で昏倒させられた。
 窃盗犯は心臓と内臓と脳の痛みで、血反吐まで吐いて体がバラバラになるような苦痛を味合わされて教育され、それでも盗みがやめられない者は死んだ。
 盗みが悪事だと考えることすらできない発達障害を持った者は、遺伝的に存在してはならないので頭の花が開花した。
 万引きババアとかピック病に分類される、盗みがやめられない病気の物も苦しんだが、遺伝的にも修正不可能な者は開花して死んだ。
 切嗣の父親のように、特に悪意もなく魔術実験をして、助手に使っていた人物が勝手に技術漏洩して、お爺さんおばあさんでも治療しようとして自分も噛まれてニワトリ生で踊り食いしたような連中も躊躇なく殺された。
 今の所、死人を人形にして呼び出すサービスは開始されていない。

 大量の死体は片付けずに済んだが、人体全部吸収して開花した死の花が、世界中で所かまわず花開いていた。
 街路樹や街灯全部に死体がぶら下がっていて、死臭と悪臭を放って腐り落ちるまでぶら下げられたままのような地獄は見ないで済んだが、その数だけ黒い地獄の花が咲き誇った。
 クロエ世界だけがお笑い世界に変換され、他の異世界では省力化のために聖杯も手を抜いたようで、アンリマユが予測した規模で死者が出ていた。
 刑務所も空になって行ったが、デスノートと違うのは名前を公表されていても冤罪で自白させられていただけの人物が死ななかった所である。
 クロエ世界に近い平行世界では正義執行がなされて、重要な悪人は遺伝ごと始末された。

「何やら家の周りが騒がしいようですが?」
 傷あり士郎の実の両親程度でも周囲の異変に気付き、阿鼻叫喚の地獄が始まっているのを聞いた。
「外を見てはいけません」
 士郎の両親の人形には外に出ないように言って、切嗣が警戒しながら見に行った。
「これは?」
 魔術師の中でも悪行を行った者、魔術師殺し、魔術師殺しを殺すための暗殺団まで死んでいた。
 時計塔で正義を行っていた者は余り死ななかったが、特にアインツベルン側の魔術師や暗殺者が悲惨な死に方をしていた。
 英雄の女の子目当てで、プラカード持って求婚していた奴は死なず、ストーカーやロリコンの犯罪者だけが死に、魔術師とか暗殺団だけが苦悶の表情で自分の罪の数を数えてから死んでいた。
「何者かが聖杯で願いを叶えて、悪人を全て殺したのか?」
 全く同じ願いをした切嗣だけがその結論にたどり着けた。
 悪人の死すらも望まなず改心を願った切嗣と違い、明らかに悪人全てを殺すように願い、それでも尚、良心の呵責に苛まれず、この決定をした鋼の精神を持つ極悪人がいる。
「士郎か? いや、イリヤやシャーレイに似た誰かが……」
 人形として召喚されたこの世界の切嗣も、クロエの記憶は消されていた。

 愉悦部の中では、ギル君が成長した方はお笑い世界で死なず、時臣を殺してカリヤおじさんに葵を首絞めレイ~プさせていなかった激辛ラーメン屋のオッサンも死んでいなかった。
 この世界の桜人形に慎二と雁夜と義父を殺され、家も虫も燃やされてしまい、契約の元に桜を虫に殺させて逃げていた間桐臓硯(マキリゾルゲン)も、苦しんで苦しんで、苦しみ抜いて、誰がこの処刑を望んだのか、今までの人生でどれが罪として数えられたのか、食ってきた人間の名前とか生い立ちとか、ずっと耳元で囁かれながら死んだ。
 どこかのチェーンソーマンに不死身の体を三日三晩肉を切り裂かれて、自分から急所とか心臓を差し出して「お願いですから殺してください」と言うまで苦しまされてから自殺した。

「正義? これのどこが正義なもんかっ、どんな悪魔の所業だよっ、一体誰がやったんだっ、バカヤロ~~~~~っ!!」
 スティンガーミサイルでナタリアさんごと旅客機撃墜した時のように、苦悶の表情で転がっている死体を抱き上げて泣き叫ぶ切嗣。
 イリヤにもクロエにもアイリにも、男が考えるような正義の薫陶は行き渡らなかった。
 女の脳で腐りかけの花や野菜、病気に塗れた葉や茎を選定する程度の感覚で全部摘み取ったクロエの考えは、切嗣には到底理解できなかった。
 優しすぎて悪人にすら完全な死を与えられず、一人ひとり検品してから始末するようなチマチマした切嗣の考える処刑で正義。
 クロエは工場の検査で撥ねられた不良品を一斉排除して、ゴミ箱に捨てる程度の感覚で始末した。
 それでも人類は清潔にされ、この世界でも近い世界でも戦争も略奪も強姦も窃盗も殺人も、全ての罪が消された。
 悪の心を芽生えさせた時点で、頭の上に地獄の花が開いて殺された。
 やがて、その亡骸でさえ地獄の花に吸収されてしまい、花だけが地面や床に根付いて、それすら栄養分や宿主を失って消えた。
 
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