| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

人理を守れ、エミヤさん!

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

摩耗を抑えて沖田さん!




 部隊を再編した。五十名の小隊を四個編成し、それを一個中隊とする。A小隊を率い、中隊長も兼任するのはカーターで、その下にBからD小隊の小隊長三人をつけてあった。
 そして更に別途に二個小隊を編成し、残る二十一名は戦闘部隊ではなく、付け焼き刃になるかも不明だが衛生兵、あるいは工兵として運用する。だがそれは未来(さき)があればの話だ。訓練や相応の設備、資源を必要とする以上、今は単なる労働力でしかない。

 総勢三百二十一名による一個中隊と二個小隊の変則編成。その編成を決めると一個小隊をそれぞれの小隊長に指揮させて辺りを哨戒させ、残りを休ませる。一時間毎に別小隊と交代させ、その間に俺は人数分の武器を投影するのだ。
 それで彼らは七時間休める事になる。些か効率が悪く、最後に交代する小隊以外は仮眠程度しかとれないだろうが、今は緊急時である。堪えてもらうしかない。休めるだけマシだ。

「マスター……根を詰め過ぎです。マスターも休まないと……昨夜は一睡もしてないんですよ?」

 沖田が心配そうに窺って来るが、俺は軽く肩を竦めた。

「なに、この程度の無理なら生憎と慣れている。あと二日はぶっ通しでやれるさ」
「……」

 困ったように眉を落とし、無言で俺を見る沖田に苦笑する。休める時が来たらちゃんと休むさ、そう言って武器の投影を続行した。
 彼らに剣や槍、楯を渡しても十全に扱えはしないだろう。かといって当地の武装では敵に通じない。ただの豆鉄砲だ。故に俺は現代の銃火器を投影する。本来の俺の魔力量では到底賄い切れない量と性質だが、魔力タンクである破損聖杯からの供給で辛うじて間に合わせた。
 魔術回路が過剰な魔術行使で熱を発し、激しい頭痛に見舞われるも気力で堪える。二時間掛けて黙々と武器を整えていく俺の傍で、沖田は辛そうに目を伏せて佇んでいた。

「カーター」
「お呼びでしょうか」

 アルトリウス・カーターを呼びつける。するとすぐに返事があった。
 彼はいの一番に哨戒部隊の小隊長として見回りに出た。その後は六時間の休息が取れるというのに、カーターは俺の声が届く所で待機していたらしい。律儀な奴だと呆れる。

 山と積まれた現代の銃火器に、カーターは目を見開いた。この時代の者は見た事もないような突撃銃だ、困惑するのも分かる。
 M4カービンである。口径5.56mm、銃身長368.3mm、ライフリング6条右転。使用弾薬は5.56x45mm NATO弾、装弾数20発/30発。マガジンはSTANAGで作動方式がリュングマン式。発射速度は一分で700から900発。銃口初速は秒間905mで、有効射程は点目標500mで、面目標は600mだ。

「人数分ある。今から五時間後、休憩が終わり次第全員に配れ」
「――BOSS、これはいったい……?」
「BOSSは止せ。コイツはM4カービンだ。扱い方と性能の説明は一度にしておきたい。悪いが後にしてくれ」
「……は、了解しました!」

 敬礼してくるカーターに嘆息する。
 何を血迷ったのか、カーターのみならず他の連中まで俺を『BOSS』などと呼んでくる。曰く俺が軍属ではないため階級がなく、呼び方に悩んだ結果だそうだ。そういう下らない事をどうして考えるのか……しかもよりにもよってボスだと? あれか、俺がマフィアの頭目にでも見えているのか?
 げんなりする。露骨に嘆息して立ち上がると、体が意に反してよろめいた。す、と無言で支えてくれる沖田に目をやり、うっすらと苦笑する。

「大丈夫だ」
「短い付き合いですけど、なんとなくマスターの事……分かって来た気がします。ぜっっったい! 大丈夫じゃないでしょ!?」
「座りっぱなしだったから、急に立ち上がって目が眩んだだけだって」
「いいえ、大丈夫じゃありません! ご自分の顔色、どんなものか分かってます? まるで私が吐血する五秒前みたいですよ!」
「なんだと? それはマズイな」

 予想に反してしつこく食い下がってくる沖田に観念して、俺はその場に座り込んだ。沖田は微妙に納得いかないらしい。
 なんで吐血五秒前って言ったら大人しくなるんですか……なんて。どことなく不服そうである。だが是非もなし、沖田のあれは本気で死ぬ寸前に傍目には見えるのだ。休まざるを得ない。疑似神経である魔術回路も酷使し過ぎているのだから。幾ら魔力があるからと剣でもない物を大量に、しかも短期間で連続して投影し続けるのに無理があったのは百も承知だった。
 だが休むと言っても時間的な余裕がないのも事実である。俺は沖田の目を見て告げた。

「一時間休む。一時間だけだ」
「マスター……」
「起こさなくていいぞ。勝手に起きる」

 樹木に背を預け、河のせせらぎを聞きながら目を閉じる。
 俺は最初から、カーター達や難民から離れた位置にいた。投影のし過ぎで疲れきってしまう姿を見せたくなかったのだ。
 彼らの生きる希望は、困った事に俺らしい。その希望は、強く、頼れて、より掛かれる存在でなければならない。弱っている所は可能な限り見せるべきではなかった。

「……」

 目を閉じると、すぅ、と意識が遠退いていく。訓練したのだ。眠ると決めると、即座に意識が落ちていくように。しかし、それでいて常に些細な事でも目を覚ませる。余程の手練れでもない限り寝込みを襲うのは難しいほどに。訓練に付き合ってくれたバゼットの鉄拳の感触が甦りそうなので深くは考えない。

 微睡む意識が、時を数える。虚無の中を揺蕩う意識は、極限状態故か夢を見る気配すらない。
 ただ闇に抱かれる安息。永遠にそれへ身を任せたくなるが――不意に気配を感じた。足音。そう判じた瞬間に意識が覚醒する。咄嗟の事態で武器を投影するのでは遅い。反射的に懐に手を伸ばして投げナイフを抜こうとして……気づいた。
 森の向こう側から、難民の子らしき少年がやって来ている。一丁前に気配を殺しているつもりなのか、樹木の陰からこちらを覗いていた。

「……」

 きゅ、と唇を引き結び。沖田はそっと、気づかれないように刀の鯉口を切ろうとしていたのを隠す。……過敏になり過ぎているな、俺も沖田も。

 ――よりにもよって今、来なくても……。

 俺が眠っていたのは僅かに44分だけだった。沖田が何か物言いたげに……複雑そうに表情を動かしたのを横目に、俺は少年へ笑みを見せる。
 彼を手招きした。生き延びてくれた幼い命だ。邪険にはしない。『例え食糧を盗みに来たのだとしても』。少年は警戒しつつも、ゆっくりと木の陰から出て来る。
 俺が怖いんだろうな、何せ見知らぬ他人。しかも隠れていたはずなのに気づかれたと来た。後ろめたいものがあるから、尚更怖い。しかも逃げ場はないと来てる。

 白い肌と碧い眼。癖の強い金髪の少年である。

「どうした、少年。腹でも減ったか」
「……」
「黙っていたら分からないぞ」

 こくりと頷いた少年は――我慢強そうな、気の強さを感じさせる目をしていた。なるほどと納得する。そういう事かと。
 戦闘背嚢をたぐり寄せ、そこから魚の干物を出す。沖田は咎めるべきか悩んだようだが、言っても無駄かと困り気味だった。元々子供好きでも、今はマスターを優先しないといけないと思ってくれているようだが……。
 俺は干物を一匹分貪り食う。そうしながら戦闘背嚢を少年に投げた。慌てて受け止めた少年は、その背嚢の重さによろめき驚いて目を見開く。

「其処に隠れているのは兄弟か? 友達か? なんでもいいが、皆で分けろよ」
「……おじさん……」
「お兄さんだクソガキ」
「おじさん、ありがとう……」

 お兄さんだって言ってんだろ……。
 少年が背嚢を担いで行くと、木の向こう側で小さな歓声が上がった。少年とは別の、更に二人の少女が顔を出して、兄らしい少年と一緒に頭を下げて駆け去っていく。
 お兄さん……。

「何落ち込んでんですかっ」
「だってあのチビジャリども……三十路いってない俺のことおじさん呼ばわりしやがった……」
「だってじゃありませんよ! それより大事な食べ物全部あげちゃってよかったんですか? それにあの子……盗りに来てましたよ」

 暗に罰を与えなくてもいいのかと訊ねてくる沖田に肩を竦める。子供は好きでも、叱るべき所は叱る筋が沖田にもあるらしい。

「育ち盛りなんだろ。それに、妹二人の為に食いモンをとって来ようなんざ見上げた心意気だ」
「罰がなかったら、また同じ事しますよ」
「ならまた食わせてやる。親父もお袋も……あの調子じゃ亡くしたか、はぐれたか。チビの妹二人、守る為に兄貴として必死なんだろう」

 同じ妹分を持つ兄貴として、気持ちはわかる。

「ただし……」

 甘やかしのツケは、必ず支払ってもらう。落ち着ける場所に行けたら、雑用としてこき使ってやるよ。そう言うと、沖田は苦笑した。どんだけ甘やかしなんですか、マスターは……なんて。
 そりゃあ、お前に甘いぐらいだよ。そうとしか言えない。というか、これは『甘さ』じゃなくて『余裕』って言うんだ。新参のリーダーが張り詰めた面してたら、周りに悪い空気が蔓延してしまう。多少の無茶なんざ、無理にはならない。
 俺は立ち上がって、あくまで軽く沖田に言う。

「さ、狩りに行くぞ。野草、木の根、獣……とにかく手当たり次第だ」

















 沖田はクロスボウを持つマスターを見詰める。
 どうしてこの人は、わざわざ険しい道を行き、要らない荷物ばかり背負うのか。
 自分の生死が人理修復の旅に、どれほどの影響を与えるか認識していないとは思えない。その上で彼は迷う事なく人を助けている。
 何故なんですか、と質問した。

「それは、あれだ。俺は俺の信条に肩入れしている。その為だ」

 その信条って、なんですか?

「後悔しない事。心で感じ、頭で考え、肚で決める。俺は俺のする事全てが正しいとは思っていないが、正しく在ろうと心掛けている。そうすれば道は拓ける。拓けなくても、拓く。そうして生きてきた。そうして生きていく」

 ……。

 また一つ、マスターの事が分かった。
 この人は底無しに自分を信じてる。真っ直ぐに生きている。自信満々に地獄を進むから、希望があるのだと地獄の底でも彼に続く人は惑わずにいられる。モラルとか、そういうのが壊れてもおかしくない絶望の中でも――この人がいればと、誰しもが信じられる。
 助けた現地の人たちも、マスターに光を見た。自分も彼の掲げる旗に『誠』の一文字を見た。だから迷わずに付き従えているのだと漸く解った。
 この人は仏様みたいに優しく、鬼のように凄絶で、人らしく在る。鉄のように固い信念、それがこの人の強さなんだ。でも――

「春、そろそろカーターに伝えてくれ。工兵、衛生兵予定の連中をこっちに回せってな」

 ――鉄は何時か摩り切れる。割れる。砕ける。
 そうならないように支えられるのは、自分だけなのだと沖田は思った。本当の意味で彼だけの味方でいられる自分だけが、どうしようもなく眩しいこの人を支えられる。
 彼は沖田をハルと呼ぶ。なんて気安い人なんだろうと呆れる反面……そんなにも気安くしてくれる人なんて、新撰組の中でも極一部で。近所の子供達ぐらいなものだった。彼は身長が高い。鬼の副長と恐れられた土方歳三と同じぐらい。私にもう少し身長があれば、横に並んでも様になったのに、なんて事を沖田は思う。

 マスターは分かってないんでしょうね……。

 カーター達を助けた時。渓谷を突破する際に、沖田に掛けた令呪――『何があろうと戦い抜け』という命令。それが沖田にとって、どれほど嬉しいものだったのか。
 きっと何時までも戦い抜いて来た彼には分からないだろう。でもそれでいい。沖田はそんなマスターと共に最期まで駆け抜ける。今の沖田の誠の旗は彼と共に在るのだから。

「こんなもんだろ」

 カーターと工兵・衛生兵予定の兵士達を連れて戻って来ると、彼は二頭の熊を仕留めて笑っていた。

「ここの生態系、どうなってるんだ? 特異点化の影響で狂ったのか……元々生息していたのを人間が絶滅させるのか。まあそれはいいがな。なんでお前まで来たんだカーター。お前は呼んでいないぞ」
「申し訳ありません。しかし副官として、出来る限り近くにいようかと思いまして」
「気負うのはいいが、来たからには運ぶのを手伝え。血抜きして解体して、コイツを食えるように処理する」

 野草、木の根……食えるものと食えないものの見分け方を、カーターや他の兵士達に口頭で伝えながら歩く鋼のような男の傍に侍る。
 沖田は二つの巨体を十人掛かりでなんとか持ち運ぶ兵士達を尻目に、これから迫り来るだろう苦難から助けようと誓った。

「――さて。改めて名乗ろう」

 狩りの成果は上場だった。士郎だけで冬眠前の熊二頭、部下達が大小様々な獣を十頭、河で五十匹近い魚を乱獲した。それらの処理と調理を終える頃には日暮れが近づいていて。
 難民172名を呼び集め、その周囲をカーター指揮下の中隊で囲い。士郎の背後には沖田や二個小隊、二十一名の予備兵を並べている。高台から難民達を見渡す士郎は、その中に先程の少年と二人の妹達を見つけたのか一瞬目を止めたが、流して周囲を見渡した。

「俺はシロウ・エミヤ。名前の響きで分かるだろうが異国の者だ。この緊急事態に在って、お前達を守ってきた兵士は俺の指揮下に入った。謂わばお前達の命を守り、安全な場所まで送り届ける責任は俺に帰する事になる」

 ざわめきは、起こらなかった。
 驚き、戸惑うだけの気力も湧かないのかもしれない。だが沖田を背にするマスターは、そんな暗い雰囲気にも気後れせず、あくまで堂々と声を張り上げている。よく響く、遠くまで行き渡る声音で。

「ここから三日歩いた先に、軍事基地がある。其処に行けば最低限の物資は得られるだろう。もし其処にお前達の指導者の手が行き渡っていれば、無事に保護してもらえる。だがそうならなければ更に歩き、歩き、歩き続けて安住の地を求めなければならない。だが安心しろ。お前達の身の安全はこの俺が保障する」

 よくもこうまで言い切れるものだと沖田は感心した。本当に大丈夫だという気がしてくる。
 しかし、帰る故郷をなくした人々の顔は未だに暗い。餓えているのだ。気力が萎み、脚が萎えているのである。突如として士郎が一喝した。

「見ろッッッ!!」

 俯く者が多々いる中、雷鳴のように轟いた叫びに弾かれ、思わず士郎の方を見る群衆。彼らを見据える鋼の隻眼が、燃え盛る気炎を宿している。それに見入られたように人々は呆然とした。

「俺がお前達を守る。お前達は俺を信じろ。信じて、助かる事を希望しろ。生き続けてやると、こんな逆境など認めんと吼えろ。――吼えろッ!」

 見本を示すように、士郎が両の手で握り拳を作り、己の胸に当てて天に向かって吼え立てた。おおぉぉぉぉ! 遠吠えのようだった。激甚な気力の籠った、莫大な熱量の放射だった。カーターが呼応して叫ぶ。兵士達も吼える。
 やがてやけくそのように人々も一人、また一人と吼え始めた。早くに、気の強そうな少年が咆哮している。妹達を抱く腕に力が籠り、熱い視線で高台の男を見詰めた。

 男が叫び声を止めると、次第に叫びは収まる。しかし一度燃えた火は、下火になっても残り続けた。何もなかった彼らの胸に、生への渇望が植え付けられるようだった。

「良い面だ」

 満足げに士郎は頷いた。――扇動者(アジテーター)も楽じゃないなと小声で呟くのを、煽りを受けて高揚してしまった沖田は、紅潮した頬を隠すようにそっぽを向いて返す。性質悪い人ですねほんと、なんて。

「今夜、早速発つ。長居してもいい事はない。充分に休んだだろう。だがその前に、腹ごしらえをする。カーター!」

 包みで隠していた、焼いた熊肉などを部下に出させる。するとどよめきが起こった。自らを見る群衆の目に、士郎は鷹楊に頷いた。

「味気ない。物足りない。そんな事はこれから先幾らでもあるだろう。だから喰え。今だけだ、今だけは山ほど喰らえ。喰えば、すぐに出るぞ」

 言っても、縛られたように彼らは動き出せずにいた。それに士郎は笑い、明朗に言い放った。

「喰えッッッ!」

 出された肉に、作られた惣菜のスープに、彼らは一斉に飛び付いた。お行儀よく並べ、順番だ順番! そんな声が兵士達から出てくる。
 四苦八苦しながら全員に飯を行き渡らせた。
 笑顔がようやく溢れ始める彼らを見渡し、士郎は密かに微笑み。ちらりと沖田に視線を向けると低い声で言った。

「――敵は?」

 その目は冷徹だった。沖田はしかし、穏やかに応じる。

「周囲に敵軍勢はいません。さっき確認しておきました」

 そうか、と士郎は呟く。彼の頭の中では、既に如何にして彼らの行軍を守るかの案が組まれ始めているのだろう。
 士郎は仄かに活気ついた人々に目をやって、静かな決意を口にした。

「――誰も、死なせない」

 それが不可能だと知っていても、士郎の意思に諦めはなかった。
 彼は、何も諦めていない。なら――

「なら、沖田さんはマスターをお守りしますね。だから存分に、守ってあげればいいです。そんなマスターを私が守りますんで」

 沖田は、そう決意する。生憎とただの刃だ、人の守り方なんて知らない。だから多くの人を守る士郎を自分が守ると沖田は言っているのだ。
 不特定多数を守る事なんて出来なくても、一人だけならなんとかなる。楽観的とも取れる言葉にしかし、士郎は虚を突かれたように目を瞬いた。
 そして、ふ、と笑う。

「ああ、なら守ってくれ。頼りにしてる」
「はい。頼りにしてください。沖田さんがマスターに、これでもかって大勝利させてあげますから、きっと!」

 くしゃりと頭を撫でてくる士郎に、沖田は胸が暖かくなる。照れて、えへへ――なんて。恥ずかしくなる笑みを溢してしまった。
 主人の命も、誇りも、心も。全て守る。それらへ害なす全てを例外なく斬り伏せる。その為の刃になろうと沖田は改めて意思を固めた。









 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

感想を書く

この話の感想を書きましょう!




 
 
全て感想を見る:感想一覧