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新訳・転生マブラヴ オルタネイティヴジェネレーション

作者:ムーン
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43話

 
前書き
地上では モビルスーツはただの的なので、 ザフトの被害は結構大きくなっています 

実際に足部分をやられてしまえば、 地上では動けなくなりますからね モビルスーツは。 

 
コズミックイラ71年、一月一日、もはや、最初の地球連合の勝利で終わると思われた、ザフトと連合の間の戦争は、11か月を過ぎても、戦争は終わることはなかった。


本来ならば、数で圧勝する連合の戦法が、事実上取れないのだ、地球上にばらまかれた、Nジャマ―の大量投下によって、

地球上の核分裂式の原子炉は、すべての発電を停止させたのだ、そしてその結果、地球上のインフラが停止したことで、特に病院など、弱者の救済などの避難先すら、使えなくなったことは。

コーディネイターに憎しの、感情を地球上の国家すべてに、抱かせるに十分なザフト・プラントの反攻作戦の一つであったが。

だかその結果、あまりにも今回の戦争にも関係がない、中立国家群や連合内で最後まで宇宙での戦いで戦力を出さなかった、連合側の勢力も、実質反ザフト勢力に着かせる結果につながったのだ。

その結果、本来ならば理事国であった、大西洋連合のみで、戦力を相手にするはずが、ザフトもそうだが、プラント政府も、戦争に関係ない、国々まで今回の戦争に巻き込んだのだ。


だからこそ、地上戦では、特にザフト・プラントの占領地域や区画では、いまだに反ザフト・プラントのゲリラがたくさん出ているのは、占領政策の失敗だけではないのだ。


確かに血のバレンタイで被害を受けた、数は、それなりに多いが、だが、それの報復だけで十億人以上いる、地球上の各国の何もしてない、人間を、餓死や病死などで、大量虐殺をしてもいいという。

免罪符はどこにもないのだ。 次の核を打たれないようにするだけであれば、プラント周辺に常に、Nジャマ―をばらまいていれば、それだけでも核兵器を禁止にはできるのだ。


それをすらもしないで、地球上すべての国家に対して、Nジャマ―を撃ち込んだ行為は、中立国群もかばい切れる、ものではなかったのだ。

自分達も被害を受けている中で、プラント側に大義名分があるなんて、ことはすでに、なくなっていたのだ。

Nジャマ―をばらまいた瞬間にだ。


それにだ、コロニー育ちがほとんどのザフト軍にしてみれば、地上から宇宙に上がるためにの、マス・ドライバーを持つ基地をすべてを落とせばいいとおもっているが。

実際にそこまで簡単な、話ではないのだ、重力下仕様のジンは、今までは無害だと思っていたMAの軍団によって、モビルスーツジンの被害が大きくなり始めていたのだ。


そもそもジンが、モビルスーツが宇宙で大活躍していたのは、無重力空間であるということだけであったからだ。


地上に降りてしまえば、モビルスーツは、艦砲射撃や戦車隊や戦闘機などの攻撃でやられているのが、ほとんどであったが。

そのためか、ザフトの隊長格の一人である、バルトフェルドは地上戦用のモビルスーツの開発計画書など、ザフトも地上戦力は、連合に合わせた方法でないと、勝てないと、プラント評議会に進言して。


その結果、ジンワーカーやバクゥなどの砂漠特化用のモビルスーツが誕生したり、また占領政策はできるだけ、地元の民を殺さないように、圧倒的な態度にならないように部下たちにも徹底せていることから。

連合側ではいつしか、【砂漠のトラ】と呼ばれる二つ名を有していたのだ。

連合の捕虜の受け渡しも、傭兵やジャンク屋を仲介しながら、連合の捕虜を返したりはしているのだ。

仮にも戦争にはルールは存在するのだ。旧ジュネーブ条約ではあったが、ザフトの一部の将兵達は捕虜の虐待や捕虜を勝手に、殺すことなどは、普通の戦争ではしないのが、当たり前であったが。


これは簡単な、ことであったが、敵側の捕虜を捕虜として扱わず、捕虜もとらずに処刑しか行わない軍隊や国家は、まず、近隣諸国からは絶対に様々な取引は発生しないのだ。

だって、普通はそれぞれの軍隊に捕まっている自軍の捕虜の交換や資源や政治的取引に使われるためであるからだ。


それを行わない軍隊や国家は、まず戦争をやったとしても、確実に勝たないといけないのだ。

逆に捕虜になったら最後なのだ、 自分達が捕虜を殺しておきながら、逆に捕虜になった瞬間に殺すなというのは、理屈的にはおかしいのだ。

散々自分たちは捕虜を殺しておきながら、自分たちは殺すなという、言い訳はだれも聞かないのだ。

それは地球の戦争の歴史を見ても、分かっていることであった。

バルトフェルドにしてみれば、自分の学者系の人物であり、ちゃんと歴史とか学んでいるからこそ。

彼の支配下にある、砂漠の周辺は、部族もそうだか、テロリストの殆どは、いないのが現状であったからだ。


現地住民を味方にしないと、軍隊は動けないことを知っている司令官であるからこそ、バルトフェルドは今日も、支配下にはいっている、周辺部族や国家のトップ達の政治的な話を議会でするのだから。



そしてその一方、宇宙では、火星からようやくソレスタルビーング号が、光学迷彩色でその巨体を、隠しながら地球圏のランデブーポイントに固定をしつつ、ジャンク屋のソレスタルビーングのチームが集めた情報とこちらが元々、持っている情報のすり合わせを、行っていたのだ。

自分達が介入した結果、なにかがおかしくなっていないか、どうかを、演算処理機能を持つヴェータと情報のリンクをやっている最中なのだから。


ちなみにこの要塞には量産型ジンクスⅣ型機が最大で五万機が収納されているのだ。

無論すべての量産機を使えるわけではないのだ、量産型の太陽炉は半永久機関ではないために、外からのエネルギー補給が必要な機体でもあったからだ。

その接続部分がそのまま、この要塞の動力炉につながっているのだ。

つまり量産機を大量に出せば、その分要塞としての機能などに制限をかけられることになる方式になっているのは。

この要塞が出来上がった時に、火星政府と軍隊がセーフティーファイルとして、一部の暴走を阻止するために作られた機能であったからだ。 


つまり仮に暴走したとしてもだ、モビルスーツを出せば出すほど、要塞としての機能は下がるように作られている、逆にモビルスーツを出さなければ、要塞としては機能は100パーセントフルに使えるが

逆にモビルスーツや陸戦隊が一切使えないという状態になるように設計されているから、ややこしい要塞なのだ。

つまり通常戦力としては ミーティア五百機とフリーダムガンダム5,000機しかない要塞であるのだ。それほどまでに戦力がないなかで、なんとかしろというのが、火星軍と政府の考えなのだ。


ここにはソレスタルビーング本来のガンダムマイスター達の戦力は含まれはいない、あれは完全に秘匿戦力でしかないからだ、だからこそ、火星軍も政府も色々と考えならが、この要塞を運用しているのが
実態であった。






 
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