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レーヴァティン

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第九十四話 モンスター退治からその十

「この世界で最大の浮島らしいです」
「両方共そうだよな」
「はい、面積も人口も」
「そうみたいだな、そのことはな」
「貴方もご存知ですね」
「デルフォイの図書館で読んだぜ」 
 それで知っているというのだ。
「そのこともな」
「それでご存知ですね」
「それで他にもな」
「浮島は多くあります」
「特に太平洋の方にな」
「そしてです」
 さらにというのだ。
「東アジア、東南アジア、アメリカ大陸の上空にも」
「浮島は多いな」
「それでそうした地域はです」
「浮島も入れてな」
「人口は多く」
 そしてとだ、源三はさらに話した。
「資源もです」
「多いな」
「その様です」
「それで浮島は特にな」
「サハラ砂漠以南のアフリカ大陸上空にです」
「特に多いな」
「そうなっています」
 まさにというのだ。
「今石にされて海の底にある世界は」
「そうだよな、それでその世界をな」
「私達は目覚めさせて」
「海から出すな」
「それが望みです」
 まさにとだ、源三は久志にこのことも話した。
「まことに」
「だよな、じゃあその前にな」
「はい、是非にです」
 まさにと言うのだった。
「この島の統一を進めましょう」
「これからな」
「そしてです」
 さらに話す源三だった。
「その為にです」
「ああ、これからも動いていこうな」
「軍隊と統治システムを整えました」
「それで勢力圏を拡大していっているな」
「それでこれからはです」
「どうしてな」
 久志は今度は玉蜀黍を食べた、そのうえでまた源三に言った。
「勢力を拡大するかだな」
「今は周囲にです」
「勢力を拡大しているけれどな」
「具体的にどうして勢力を拡大するか」
「それが課題だな」
「そうです」 
 その通りだとだ、源三は答えた。
「次は」
「だとするとな」
「どの様にお考えですか」
「この半島か?」
 ローマのある半島をとだ、久志は答えた。
「北から南までな」
「統一していきますか」
「周りの島々もな」
 そこもというのだ。
「手に入れていくか」
「そうされますね」
「シチリアやコルシカをな」
 草子が島々もというのだ。
「マルタ島にだってな」
「そうした島々も手に入れて」
「勢力を拡大していくか」
「まずは半島と周りの島々ですか」
「ああ、半島は土地もいい」 
 ローマがあり今自分達がいるこの半島はというのだ。 
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