劇場版 真・恋姫†無双 曹魏の魔法使い 魔法大乱
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召喚獣全滅!?拐われた一刀
前書き
ついに物語が進みます
いつものように外史世界にて平穏な日々を過ごす一刀
だが、そんな一刀に魔法世界からやって来たヨナルデ率いる黒装束達が襲撃し、対する一刀は全ての召喚獣達で応戦するのだが
黒装束の一人・ケイルにミノタウロスを
コーンに以蔵を倒され
更に悪いことに…
『ゴッ…ゴゴッ!? 』
黒装束D「あら、どうしたのかしら? 」
巨体でミノタウロスの次に怪力とされるアイアンゴーレムが黒装束Dを殴ろうと拳を繰り出すもその拳は何故か動きを止めていた。
これはゴーレムが止めているわけではなく黒装束Dの能力によるものであった。
黒装束D「動けないならこっちから攻撃しちゃうわよ! 」
スッ…
動けないゴーレムに対し黒装束Dは攻撃を繰り出そうとしたその時!
ババッ!!
ケロッ!
ボシュッ!!
ゴーレムの背後からクラーケンとサラマンダーが飛び出し
ボシュシューーッ!!
ブッシャアァーーッ!!
クラーケンが油を噴き
ケロロォーーッ!!
ボオォーーッ!!
サラマンダーが油目掛けて炎を繰り出すことにより
ドゴオォーーッ!!
炎が油に引火して物凄い炎と化し黒装束Dに襲いかかった。
これで終わったかに思えたが
黒装束D「スレッドバリア! 」
シュルルッ!!
ドゴオォーーッ!!
ケロロッ!?
黒装束Dの手から糸のようなものが繰り出され炎を防いでしまった。
黒装束D「残念だったわね。あたしにはこんな炎なんて通じない 」
バサァッ!!
黒装束Dは黒装束を脱ぎ捨てると
アラクネ「このアラクネ様にはね! 」
バァンッ!!
人型をした黒い女郎蜘蛛のような姿をさらした。
アラクネ「さぁて、次はこっちの番よ 」
シュルリッ!
アラクネは両手に糸の塊を集めると
アラクネ「スレッドレーザー!! 」
バビュゥンッ!!
塊から物凄い早さで三本の糸を繰り出した。
バッキィーンッ!!
『ゴゴゴーッ!? 』
ケロローッ!?
ボシュシューーッ!?
その強さは鋼鉄の体を持つアイアンゴーレムですら貫く威力であった。
これは単なる水でも勢いよく繰り出せば鉄をも切り裂くウォーターカッターと同じ理屈である。
次々と一刀の召喚獣達が倒されていき
わわんっ!?
一匹、ガルムと戦っていたケルベロスは
わっ…ガルルゥッ!!
ジャキンッ!!
仲間達を倒された怒りから真の姿である三つ首狼となり
ガルルウゥーーッ!!
ガルム目掛けて飛びかかるが
ガルム「また同族かよ。つくづく俺は同族と戦う運命のようだな 」
ガルムがそう言った瞬間
!
パッ!
何かを察したケルベロスはもとの三つ首チワワに戻ってしまった。
だがそんなケルベロスに対し
ガルム「甘いぜ!! 」
ズバァッ!!
きゃいんっ!!
容赦なく攻撃を繰り出したのだった。
ピギィッ!?
キキィッ!?
チキチィッ!?
フィーネ「み…皆さん、回復を… 」
スフィンクス「やめるのニャフィーネちゃん、あいつら、ボク達より力が上ニャ!? 」
回復したところで奴らには敵わない
頭のいいスフィンクスは見抜いたのだった。
一刀「みんな!? 」
ヨナルデ「ケーケッケッ!残るは戦闘力の低いカスばかり、お前さんも終わりのようじゃな 」
追い詰められてしまう一刀であったが
一刀「まだだ!!俺には最強の個人魔術(オリジナル)があるんだぜ! 」
ヨナルデ「なにぃっ!? 」
個人魔術(オリジナル)
一部の魔法使いが持つ特別な魔法
通常は一人の魔法使いが一つ持っているだけでも優秀なのだが、一刀は五つの個人魔術を持っている。
だが
相手の将来の姿が見える未来予測眼(フューチャー・キャッチアイ)
揉んだ胸によって魔力回復、自身の強化ができる豊胸無双(バスト・バースト)
相手の一部に魔力弾を放ち、合図を出せば食らった一部を装備、着衣不能にする接触厳禁(ノータッチ)
胸目掛けて魔力を吸う、送ることにより胸のサイズを変化させる魔乳支配者(バスト・ルーラー)
といった変態系が多いなか
唯一戦闘向きである魔導剣聖(ブレイド)という個人魔術がある。
この個人魔術を使用すると普段とは打って変わって一刀が真面目で戦闘向きな体へと変化するのだ。
一刀「うおぉーっ!! 」
バチバチィーッ!!
一刀は魔導剣聖に必要な黒い鍵を魔力で作ろうとするが
パシィンッ!!
一刀「なっ!? 」
あともうちょっとというところで鍵が消滅してしまった。
一刀「何で!?いつもなら鍵が作れるのに!? 」
不思議がる一刀であったが
スフィンクス「一刀!君が魔導剣聖を使えたのはサタンが中にいたからなのニャ!? 」
一刀「しまった!? 」
確かにスフィンクスの言うように一刀が魔導剣聖を使えたのは一刀の中にサタンがいたからである。
サタンとの最終決戦の時はサタンの魔力を奪ったため魔導剣聖を発動できたが今の一刀にはサタンがいないため発動できないのだ。
一刀が戸惑っている間に
フィーネ「きゃっ!? 」
スフィンクス「ニャッ!? 」
ピギィッ!?
キキィッ!?
チキチィッ!?
ドカァッ!!
一刀「えっ!? 」
バタンッ!!
残されたフィーネ、スフィンクス、スライム、グレムとリンまで倒されてしまった。
ヨナルデ「さて、大人しく着いてきてもらうぞ 」
一刀「くっ!? 」
迫るヨナルデ達
するとその時!
華琳「ちょっと一刀!さっきからドタバタして何やってるのよ!! 」
騒ぎを聞いて華琳が現れた。
一刀「華琳!逃げ… 」
一刀は華琳に向かって叫ぼうとしたが
キリキリキリッ!!
一刀「うっ!? 」
バタンッ!!
ヨナルデ「ケケケッ!我輩の唯一の特技である嫌な音じゃよ 」
ヨナルデの音を聞いた一刀は気を失って倒れてしまい
ガルム「こいつはもらっていくぜ! 」
ひょいっ!!
華琳「なっ!? 」
ヨナルデ達は一刀をかつぎ
ヨナルデ「それでは去らばじゃぞい! 」
バババッ!!
デビバット「あっ、ちょっと!?俺っちを忘れないでよ!? 」
シュパッ!!
一刀を拐い、魔法世界へと帰ってしまった。
華琳「な…何が起きたのよ!? 」
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