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GSネギま

作者:星 ハヤト
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麻帆良に降り立つ

 
前書き
横島がネギまの世界に来ます
 

 
横島は考えがまとまった
穴から落ち
物凄いスピードで落下していることに
『あいつら殺す気かぁ!!!』
案外冷静だった
『横島さん、どうしますか?』
『小竜姫様!どうしますか?』
『私は飛べますけど·····』
『ですよね、俺は!?飛べません!!』
勢いを増して落下していく
(しゃあない、これ使うか)
横島は文珠を出した
(飛)(翔)
と力を込め
小竜姫の元にやって来た
『横島さん、文珠はなるべく使わないようにしないといけませんね、今回はしょうがないですけど』
『わかってます、元々はこれも1つのきっかけでしたからね、なるべくは使いません』
文珠は横島の能力の1つであり
万能の力を持つとも言われている
能力が素人時代とは比べ物にならないぐらい
強くなっているので
使い方はさらに用心が必要である
『とりあえず人に見られたら不味いのであそこに降りて様子を見ることにしましょう』
『そうですね、とりあえずあそこの結界を何とかしないといけませんね、強行突破は不味いんで』
文珠を発動させ
(穴)
結界に少し穴を開けて
地に降り立った
『ここが新しい世界かぁ』
『確かに元の世界とは違うようですよ、あれを見てください!』
『なんじゃあのデカい木は!?』
神界や仙界にあるべき蟠桃のような木を見つけ
二人はやってきた
そこは世界樹広場と書かれていて
不思議な力を感じる木でもあった
『小竜姫様、これって』
『確かに似てますね、確かに神界にも似たような木が確かにありました』
『これが魔力ってやつなのか?不思議な力を秘めてる』
横島は世界樹を見つめ
自分は本当に違う世界に来たことを
嬉しいような寂しいような気持ちになっていた
(これであっちの仲間ともお別れしたんだな)
少しだけ昔のことを思いだし
一雫の涙を流した
(横島さん、やっぱりあなたは)
そんな横島に気づいた小竜姫も
複雑な思いを抱いたのも束の間に
ある気配が近づいてくるのを感じた
『横島さん、誰か来ます』
『とりあえず隠れて様子を見ましょう』
そういうと
再び文珠を発動させ
(隠)
で完全に気配を隠したのだった
二人が警戒したのは普通の人間ではない
強い力を感じたからで
とりあえず戦闘を回避するために
相手を見るためでもあった
しばらくすると
ズボンのポケットに両手を入れ、たばこをくわえたスーツの中年男性と金髪の少女がやってきた
『タカミチこなへんに現れたはずだが·····』
『この学園の結界を破る程の力の持ち主だから用心して来たのだが』
『気配はない、妖怪か低級の悪魔あたりが結界に当たって死んだんじゃないのか?』
二人は辺りを見回したが人の気配は感じない
『もうしばらく様子をみよう、それから学園長に報告しても遅くはないだろう』
『ちっ、面倒なことを』
そう言うと二人は別々に別れ
捜索を続けた
しばらくすると気配が無くなった
『あれがこの世界の実力者かぁ?』
『そうみたいですね、1人はヴァンパイアでしたね』
『ピートを思いだしちゃいましたよ、でもあの子はまだ幼女みたいでしたが、かなりの実力者でしたね』
二人はこれからどうするべきかを考えていた
この世界にはあてもない
もちろん頼る人もいないのだから
『悩んでも答えがでるものではない、とりあえず寝る場所は確保しましょう』
『そうですね、まずはそこから行動を開始しましょう』
しかし二人はこの世界の人間ではない
身分証明がない以上はどうしようもできない
『仕方ない、文珠で前の世界から持ち込んだ異空間でしばらくは寝泊まりしましょう、ここの世界のことも調べないことには何もできない』
『そうですね、横島さん本当に成長しましたね』
横島のことを素直に褒める小竜姫に
照れる横島だった
再び文珠を使い
異空間アジトへと二人は向かった
麻帆良の世界を調べるために 
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