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リュカ伝の外伝

作者:あちゃ
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プリティー・ファンキー・レイディオ、危機一髪

 
前書き
特別ゲスト登場 

 
マリー「ど~も、今夜も始まりました『オール・ナイト・グランバニア!』DJのプリティー・マリーちゃんでぇ~す♡」

ピエッサ「……………」

マリー「ちょっとぉ~……どうしちゃったのピエッサちゃん? ご挨拶は?」

ピエッサ「え……あ……そ、その……こ、今晩は……」

マリー「どうしたのぉ。歯切れ悪いぃ(笑) もしかして、今夜のゲストに緊張しちゃってるぅ?」

ピエッサ「え……あ……うん。き、聞いて無かった……し」

マリー「うん。ゲストの予定は無かったからね(笑)」

ピエッサ「もしかして……突然決めたの?」

マリー「うん! ってなワケで、今夜のゲスト……“リュー君”で~す!」

リュー君「イェ~イ! リュー君で~す!」

マリー「先刻(さっき)偶然、局内で会ったから、誘ってみた」

ピエッサ「……ぐ、偶然……って」

リュー君「誘われたから来ちゃった(テヘ)」

マリー「イェ~イ。そんな訳で今夜は“マリー&ピエッサwithリュー君”でお届けするわよ」

ピエッサ「……お、お届け……します……」

リュー君「イェ~イ! 早速始めようぜぇ」

マリー「じゃぁ早速、最初のお便り。ラジオネーム“天空の勇者王子”さんのお便り……って、またお前かい!」

リュー君「どうせコイツ、娘が可愛いとかしか言わないよ。ボツでいいんじゃね?」
(ビリッ!)

マリー「って、おい! 勝手にお便りを破り捨てるな」

リュー君「良いの、良いの、次、次ぃ」

マリー「か、勝手に決めるな。ま、まぁ良いか。じゃ次は……ラジオネーム“異世界の女勇者”から……ってこれまた常連」

リュー君「はいボツ」
(ビリッ!)

マリー「何で一々破るの!?」

リュー君「お便りを読んでほしかったら孫に会わせろ」

マリー「ホ、ホント勝手だなぁ。あ、リュー君宛のメールが来てる。え~とラジオネーム“フルーツチ○ポ侍G”さん……ひでぇ名前だな」

リュー君「そんなラジオネームをサラッと言うなよ」

マリー「しょうがないでしょ! 兎も角、読むわよ……『リュー君さんって何をやってる人ですか? 知り合いに似てる人が居るんですけど、違いますよね! 絶対に違いますよねぇ!? 王様じゃ無いですよね!!』ですって」

リュー君「僕はイケメンをやってます」

マリー「あ! 私、リュー君を紹介する歌を思い付いたわ。早速歌うわね」


♫口説こう 口説こう 私は元気♪
♫美人が大好き どんどん口説こう♪
♫金髪 茶髪に 黒い髪♪
♫ロングにショート ポニテも好物♪
♫どんどん口説いて 大家族♪

♫口説こう 口説こう 私は元気♪
♫まだまだ現役 どんどん口説こう♪
♫年上 年下 幼馴染み♪
♫恋人居なけりゃ 狙い放題♪
♫休まず口説いて 大家族♪


マリー「どう? 的確でしょ」

リュー君「ジブリ」

ピエッサ「……(誰か説明して! ジブリって何!?)」

マリー「よ~し、サクサクお便り紹介しましょうね。続いてはラジオネーム“妖狐”さんから……『オイラ勉強が苦手なのに、軍人になるのに勉強が必要になっちゃったよ。助けてよリュー君』だって。知るかよ」

リュー君「馬鹿者、勉強しろ! そんなお前には、リュー君サイン入り参考書を無理矢理プレゼントだ!」

マリー「ひゃっひゃっひゃっ、勉強しろ馬鹿狐!」

リュー君「ほら次のお便りは?」

マリー「はい、次……もリュー君に質問みたいね。ラジオネーム“ラインハットの兄王”さんから。『お前……何やってんの?』だって」

リュー君「煩い。親分のお便りはボツだ!」
(ビリッ!)

マリー「破るなって!」

ピエッサ「あ、あのぉ……こんなメールが……」

マリー「何々……ラジオネーム“ナンバー2”さんから。『お前、何やってんだ馬鹿。未だ仕事終わって無いだろ! 帰ってこいアホ!』だってリュー君」

リュー君「ボツ!」
(ビリッ!)

マリー「だから破るなつーの!」

ピエッサ「し、仕事は……終わらせないと……」

リュー君「あ、僕も歌を思い付いたよ。歌うから聴いてね」


♫ウルポン ウルポン ウルポン ウルポン♪

♫誰かが コッソリ♪
♫兵器の開発 進めて♪
♫出来たら 封印 機密の事案です♪
♫国家の大機密♪
♫直ぐさま 情報漏洩♪
♫宰相 ウルポン ウルポン ウルポン ウルポン♪
♫ヘタレのクセに やる事最悪♪
♫宰相 ウルポン ウルポン ウルポン ウルポン♪
♫更なる兵器の為 周囲を巻き込んで♪
♫開発させる♪


マリー「ジブリ繋がり……ってかトトロ繋がり!」

ピエッサ「……(だからジブリって何! トトロって何よ!)」

リュー君「さぁ、次のお便りを読んじゃうぜ。ラジオネーム“平民王妃”ちゃん……『リュー君愛してる♥』ありがとう、僕も愛してるぅ! じゃぁビアンカにはリュー君からセクシーパンツを脱ぎたてパンツと交換でプレゼント!」

マリー「こ、交換って何だ!? って言うか勝手に進めるな」

リュー君「じゃぁ次はねぇ……ラジオネーム“元雪の女王”ちゃん。『リュー君、大好きぃ!』僕も大好きぃ! よ~し、スノウにはリュー君特製の濃厚スペルm……ゲフンゲフン、えーとカルピスを直接プレゼント」

マリー「お前、今とんでもない事言いそうになっただろ!」

リュー君「さぁ、まだまだいくぞぅ。ラジオネーム“スライムナイトです”さんから。『私もカルピス欲しい』あげちゃう。一晩に10発……ゲフンゲフン、10杯くらい作れちゃう!」

マリー「ちょ、お前……いい加減にしろ!」

リュー君「じゃぁ次のお便りは、ラジオネームは不要、本名でOKってことなんで本名ユニから。『リュー君様聞いてください。私の上司が最悪なんです。何とかしてください』だって(笑) よ~し、そんなユニには“魔法の玉”をプレゼントだ。これでよしなに(笑)」

マリー「こ、殺す気?」

ピエッサ「ま、また彼からメールが来てるわよ。ラジオネーム“ナンバー2”から『俺を殺す気か馬鹿野郎!』って……」

リュー君「うるせぇボツだ。さぁさぁ次の……」

ピエッサ「そ、その前に……リクエストが来てるから、リクエスト曲をかけましょう!」

リュー君「え~~~……もっとお便り読みたいぃ」

ピエッサ「ラ、ラジオネーム“田鰻”さんからで『替え歌続くよ何処までも』です!」


♪替え歌 続くよ どこまでも~♫
♪血族越え 城も 街こえて~♫
♪はるかな 国まで ぼくたちの~♫
♪楽しい 替え歌 うたわれる~♫

♪マリーは 歌うよ いつまでも~♫
♪素敵な 調べを 声に乗せ~♫
♪リズムにあわせて ぼくたちも~♫
♪たのしい 数々の歌 うたおうよ~♫

♪ウ~ルポン 歌わ~れる みんなから~♫
♪ぼ~くから あなた~から 誰からも~♫
♪さあさあ 皆で ぼくたちの~♫
♪天才 宰相の歌 うたおうよ~♫


♪ランラ ランラ ランラ♫
♪ランラ ランラ ランラ♫
♪ランラ ランラ ランラ♫
♪ラン ラン ラン♫
♪ランラ ランラ ランラ♫
♪ランラ ランラ ランラ♫
♪ランラ ランラ ランラ  ラン♫

※くりかえし

♪ウ~ル ポンポン♫


マリー「素晴らしい歌ですね!」

ピエッサ「ええ同感です。学校の教科書に欲しいですね」

マリー「さぁ今夜のゲスト、リュー君が部下に強制送還されたので、改めてお便りを読んでいきましょう」

ピエッサ「乗っ取られる寸前でしたね」

マリー「それと訂正があります」

ピエッサ「はい。先程ユニさんへ“魔法の玉”をプレゼントと勝手に言ってましたが、別の物に変更します。奴の部下って事でストレスが溜まるでしょうからグランバニア王家印入りの“胃薬”と、美容の為に“アナホルンリンクル”のお試しセットをプレゼント」

マリー「じゃぁ通常放送……って思ったけど」

ピエッサ「もう時間がきちゃいました」

マリー「先刻(さっき)まで押し黙っていたピエッサちゃんがハキハキ喋り出したんですが、今夜はここまで」

ピエッサ「また次回も聴いてください」

マリー&ピエッサ「「バイバ~イ」」



 
 

 
後書き
田鰻さん。
ナイスな歌をありがとうございます。
使わせてもらいました。


ウルポンで2曲目。
♫ヘタレのクセに やる事最悪♪
がお気に入り。

あと、アナホルンリンクルお試しセットもお気に入り。 
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