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やはり俺がネイバーと戦うのは間違っているのだろうか

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17.やはり比企谷八幡が本気を出すのはまちがっている

『さあ、始まりました!さて、これからどうなると思います?』
『おそらく、どのチームも合流優先だろう』
『太刀川さんならともかく、他の奴らは曲者揃いの比企谷隊と当たるときついからな。ここの合流をどれだけスムーズにそして高速に済ませるかがこの後の戦況を左右するといっても過言ではないだろう』
 三輪や奈良坂の言うとおり、どのチームも合流優先に動いていた。比企谷隊のアタッカーコンビに嵐山隊のクロスファイアー、さらに太刀川隊に至っては太刀川と出水の合流こそが必勝パターンだ。相手よりも先に合流できるか。そこが攻略の鍵になってくる。
 しかし、ここで水面下の戦いも勃発している。
『だが、同時に木虎や佐鳥、比企谷が裏で合流を妨害しようと動いているはずだ。だが、浮いた駒は叩かれる。この三人は序盤は早々動かないだろうな』
 奈良坂が例外をのぞいて、とさらに言葉を紡いだ瞬間、一筋の光がステージを駆けた。
『おっと!太刀川隊の唯我隊員が嵐山隊、木虎隊員に落とされた!もはや唯我君のお家芸!流石に早い!』
『『まあ、あいつだしな』』
 この解説を聞いていた太刀川隊隊室でオペレーターの国近は爆笑し、唯我は「流石に扱いひどすぎません!?」とベイルアウト用のベッドの枕をぬらしたとか。



『さて、他の戦場ではどのような動きがあるのか見ていきましょう』







 ~ここからは三人称~






 太刀川隊の天才射手出水公平は太刀川のもとへ向かっていた。
「おいおい、唯我のやつ早すぎだろ。まあ、いつものことだけど、っ!」
 シールドを展開しながら斜め後ろに飛び退く。その場所には銃弾がばらまかれた。
「トッキーか」
「さすがに気づきますか」
「もしかして嵐山さんまできてたりすんのか?」
「さて、どうでしょうか」


「『バイパー』!」
 出水が仕掛ける。バイパーが様々な角度から時枝を狙う。リアルタイムでバイパーの弾道を引くことができる出水だからこその牽制だ。しかしそれを、無理なくシールドでやり過ごし、突撃銃で出水を狙う。出水もシールドを出し片手にバイパーを出そうとするが、

「げぇ!?やっぱりいんのかよ!」
 シールドの張られていない左側から嵐山が現れる。テレポートによる奇襲、そして十字放火だ。ジリジリとシールドを削っていく。


「『旋空弧月』」

 横凪に斬撃が飛んでくる。三人はそれを辛くも回避する。

「雪ノ下か」
「役者はそろってるようね」
 斬撃の正体は雪ノ下の槍弧月による旋空弧月だった。
 ここに三チームのサポーター集結せん!




『お兄ちゃん、急いで!雪乃さんもうドンパチ始めちゃったよ!』
「ああ。あともうちょいだ、っとここだ」
 八幡も裏で動いていた。勝負時は近い。




「おーい、比企谷ー。どこだー。殺り合おうぜー」
「ちょっ!沖田さん出番ゼロですか!?」
「はいはーい。嵐山スナイパー、佐鳥もいますよー」
 
 

 
後書き
年内はこれがラストかなー。
ああ、もっと巧く書けるようになりたい。 
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