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魔法少女リリカルなのはエトランゼ(異邦人) 再構築

作者:南條 綾
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10部 地球
3章 風都
  地球(ほし)の本棚

 翔太郎から別れてて結構たってからカモメビリヤード場についた。
久しぶりに来た。
少しだけ見ているとなのはが頭を肩につけてきた。
おやっさんの事務所、今では代替わりをしている。
この町を護っている探偵事務所だ。
俺はノックをした。

「はいはい、こんな夜更けに誰?」

 開けてくれたのは、この探偵事務所の所長亜樹子さん

「あれ~、綾ちゃんが来るの明日じゃなかったっけ?」

 俺はなのはの顔を見ると、うなずいてくれた。

「私、翔ちゃんに言ったけれど・・・あれ、言ってないとか言わないよねしょうたろうさん」

「おっと依頼の事を考えて忘れて・・・」

 俺は輪ゴムを指にかけ、紙を翔太郎に飛ばした。

「いてっ、それ地味に痛いって、綾ちゃん」

「は?当たり前でしょうが、いたくなかったら罰にならないよ」

「だから痛いってば、なんで連射が出来るんだよ」

「そりゃ、高速に撃ってるから?」

「撃ってるからじゃねえ!」

「言ってないそっちが悪いんでしょ」

「ごもっともで!」

「あれ、綾ちゃんがお連れを連れてくるなんて珍しいね」

「そっか、亜希子さん会ったことなかったっけ?」

「うん!綾ちゃんあまり自分の事離さないから、どなた?」

「綾ちゃん?翔太郎さんの奥さんか何か?」

 ぶぅ~、なのはのセリフを受けて、翔太郎がコーヒーを噴き出してる。
汚いなぁ

「なのは、こちらおやっさんのお子さんで旧姓鳴海亜希子さん、今は結婚してて照井亜希子さん。現此処の所長さん」

「亜希子さん、こちら私の奥さんで高町なのはさん」

「私聞いてない、綾ちゃんって女の子だよね、この子もしかして・・・」

「そこで変な妄想しないの、亜希子さん、正真正銘の女の子だよ、同性婚したの」

「え~」

「亜希子さんの社員と旦那さんは知ってるはずだよ」

「結婚したのは私も知ってるけれど、同性婚ってのは初めて聞いたよ」

「何?翔ちゃん言ってないの?」

「んなの言う必要ないだろう」

「あるに決まってるじゃない、このナルシストハーフボイルド!」

「あれ、綾ちゃんも知ってるの?」

「なのはと海沿いデートしてたら、この人自撮りしてたし、まさか送ってるなんて思わなかった。」

 俺は翔太郎に白い目で見続けた。

「あ~悪かったって、でも綾ちゃんのことは言う必要ないだろう?」

「何言ってるの、おやっさんは私の命の恩人だよ、その恩人の娘さんにも言う必要があるでしょうが、まったく結婚式に来てくれて、おやっさんの手紙まで用意してくれてる人が何を忘れてるの?」

「んで、奥さん連れてくるってのはよほどの事なのか?」

「本当は明日私一人で来ようと思ったんだけどね、あったのも何かの縁だし、ついでにね
フィリップ君は?」

 そう言った瞬間カーテンの奥から一人の少年が本を片手に持って出てきた。

「久しぶりだね綾ちゃん」

「ご無沙汰、今日はフィリップ君の力を借りたいんだけど」

「綾ちゃんが調べきれないなんて珍しいね」

「流石に断片的しかなくてね、きっかけがほしい」

「了解だ、その代わり」

「良いものを教えてあげるよ」

「了解だ検索をしよう」

「綾ちゃん検索って、検索なら綾ちゃんでも」

「フィリップ君のは特別なんだ」

「綾ちゃんの身内だ!言っても構わないよ」

「なのは、無限書庫って知ってる?」

「ユーノ君が働いてる無限書庫?」

「そう、次元世界であそこで調べれないものはないって言われてる無限書庫」

「綾ちゃんより詳しいよ」

「だよね、フィリップ君は地球版の無限書庫を検索することが出来るの、
確か名前は地球(ほし)の本棚」

「はしょったね、キーワードを教えてくれるかい」

「一つネスツ,KOF、草薙京、クローン」

「135件ヒットがある、もう少し何か無いかい?」

「ミッドチルダ」

「25件ヒット」

「私、南條綾」

「ビンゴ、でたよ、今から読むよ」

「困ったことになったね」

「どうしたの?」

「半分しかわからない」

「やっぱり」

「フィリップ君でもわからないの?」

「綾ちゃん、君はわかってたね」

 亜希子さんは驚いていたがフィリップが言う通り俺はわかってはいた。
全部はわからないと・・・
なぜならあくまでも地球の記憶だからだ、起きているのは次元世界
全部わからないのも当然

「彼らの目的は綾君の能力をすべてコピーすること、それが目的で地球のネスツに協力要請をしたみたいだ。見返りは次元世界の技術提供
君が行方不明になった事件もこの組織が関わってるよ」

「組織名は?」

「ブガッティヴェイロン
残念ながら名前しかわからなかった
でも興味深いことがわかったよ」

「何?」

「エトランゼっていうのかい
君と同じブラックボックスになっている人の名称は?」

「さぁ、昔ゼロからそう聞いた記憶はあるかも」

 ゼロと戦った時、確かにそう言っていた。

「それだよ貴様達
転生者によって原作無視した行動により
むちゃくちゃになった世界は多数あり
貴様は違うかもしれないが・・・
イレギュラーも多少おきている
歴史を変えるな
エトランゼ(異邦者)」

 確かにそう言った記憶がある
俺は当時のあの時のゼロの言葉を思い出した。

「本拠地はそちらの世界みたいだね」

「ありがとう。結構参考になったよ」

「今回の情報は何だい」

「フィリップ知ってるか?お好み焼きって存在を」

「なんだいそのお好み焼きっていう奴は」

 フィリップは開かずの扉の奥に行ってしまった。

「これ亜希子さん」

 俺は封筒袋を渡した。

「何?これ」

「もちろん、探偵に依頼したのなら依頼料払わないと」

「いいよ、いいよ、お父さんが気にかけてた子なら私と同じ娘だよ
翔太郎君とフィリップ君がお父さんの息子と同じように身内からもらえないって」

「っじゃ結婚祝いかな」

「なら私も渡さないとダメじゃない」

「敵の組織の名前がわかっただけでも良かった。どうしてもネスツで止まっていたから、
捜査がかなり前に行ったよ。もらわないなら、ごみ箱行きになっちゃうんだけど」

「そんなの」

「だって用意したんだもん、もうそれ私のお金じゃないし」

「亜希子もらっておけ」

「でも、翔太郎君」

「良いんだ、もらっておいてくれ」

「なら頂戴するね、綾ちゃん」

「うん」

 そうして俺達は、鳴海探偵事務所をお暇をした。

「ねえ翔太郎君、なんでもらったの」

「K-20の口座に入れておいてくれ」

「そうそう、私が来てからその口座わからなかったんだけど、なんなの?」

「おやっさんな、3種類の口座を別に作っておいたんだ」

「うん」

「あたりまえだけど、一つは亜希子、お前の口座だ、それは照井に渡してある」

「私聞いてない」

「二つ目はここの資金だな、どうしてもだめな時はこれを使えみたいな感じだ」

「三つめが綾ちゃんの口座だ、実際俺は、みんなと同じぐらいしか綾ちゃんとかかわりを持ったことがなくてあまり知らないんだ、フィリップと初めて会った1日前にあったのが初めてだったしな
フィリップとは話が合うらしく結構な頻度で話したりしているが謎が多いのも事実だ
多分おやっさんなら、そのお金をいただいて口座に入れとくと思う。
必要になったら渡すんじゃないかと思ってな」

「うん」 
 

 
後書き
ブガッティヴェイロンはスーパーカーの名前です。
時速400K
購入価格は2億円以上でkすのに審査がある車です。
ビートたけしさんの愛車の一つらしいです。
車詳しくないので結構悩みました。

今回の話は現在連載されてる仮面ライダーWの正当後継作風都探偵から
ナルシーな翔太郎を出したかったからそれだけです。
もうそろそろVIVIDに戻ります
 
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