汝(なれ)の名は。(君の名は。)
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09紙製品の石火矢
気が付いた歴史教師が、泣きながら職員室から新聞やラジオを持ち込んだ。
最近の国際情勢として中国大陸沿岸には、超旧式のドレッドノート級の戦艦、回転砲塔が付いた100年ぐらい前の骨董品が並んで、奴隷兵の上陸支援をしていると報道されていた。
植民地を全く失っていないグレートブリテンからは、キング・ジョージ5世級以下戦艦多数。
航空母艦も複数持って「オールハイルブリターニア~」して「ぶるるあああっ!」しているのはグレートブリテンで、世界の基軸通貨もポンドである。
国号の頭にグレートを付けられるのは、多数の国家を征服して頂点に立っている国だけの尊称で、アレクサンダーグレートのマケドニアとか、大元国や中国全土を支配した国だけで、大韓帝国は命名時に大反対されたが強行された。
ドイツのビスマルク級、グナイゼナウ、アメリカのサウスダコタ級戦艦までが並び、中国の反徒共(独立国)に鉄槌を食らわせる準備がされて、沿岸部の都市を全て砲撃で吹き飛ばし、東南アジアから連れてきた奴隷兵が上陸作戦を敢行すると、ラジオからがなり立てていた。
出雲はアメリカの保護国で属国で債務奴隷になるので、報道の論調がアメリカ寄りである。
ハイビジョンのテレビもカメラも存在せず、旧型ntsc中古品テレビが出回っているだけで、一日数時間、公共放送しか放送されない。
ただ、太平天国はカルト色を薄め、バチカンから許諾を得てキリスト教国家として認められているので破壊されない。
ここで南京大虐殺も行われなかったと言いたいところだが、あれは台湾の国民党記念館の蒋介石語録にもあるように、南京占領まで数日の距離にいた日本軍が接近していて、国民党首都南京から蒋介石が脱出する際、「そうだ、ここで大虐殺があったことにしよう」とつぶやいたことから始まった嘘で、プロパガンダ合戦にも利用され、共産党までがその嘘に乗っかったのが元のフェイクニュースである。
毛沢東語録にも、「日本人は馬鹿だ、包囲戦はやっても殲滅戦はしない」といったように、窮鼠猫を噛まれるより、蒋介石以下、国民党兵士全員を脱出させる方を選んだ。南京包囲殲滅戦はしていない。
ルワンダでも殺された人物の遺骨は残るが、便意兵が軍服を脱いで、近所から服を略奪して脱走した数も数万人の死者に数えられた。
戦後、左巻きの犬HKアナウンサーが大虐殺の証拠を追跡して「日本兵に足を切断された中国人」としてキャプションが付いた写真を追い、ついに一緒に映っている日本人を突き止めて取材、詰問に行って写真を突き付けた所「ああ、こいつだこいつだ」と勝手に自供を始めて、「国民党の奴らが何でも持っていきやがって、義足が無くて困ったのがいたから、ヤカンばらして義足作ってやると大喜びしてなあ、食い物と酒持ってきてくれて宴会みたいになって、あれは楽しかったなあ」と懐かしそうに語り、帰り際に「この写真、ぜひ譲ってもらえないか?」と言ったのを聞き、流石の左巻きのアナウンサーでも南京大虐殺は間違いだと思うようになった。
第一次世界大戦が小規模で、植民地の奪い合い程度だったため、ドイツ敗戦時の天文学的な賠償金も無く、ハーパーインフレも無く、ナチス成立も無かった。
ついでに汚らしい塹壕戦と「塹壕足」と呼ばれる水虫の上位感染症が発症元とも言われる、スペイン風邪も流行っていない。
あれがもしインフルエンザで、鳥でも豚が元であっても、流行している物と一瞬で交雑して弱毒化するので、インフルエンザではない。
どっかの伍長さんでチョビ髭は、売れない画家で極右政治家として、民衆に踏み殺されて人生を終え、ユダヤ人が600万人ほどホロコーストで亡くならずに済んだ。
第二次世界大戦も小規模だったが、その前からチャーチルが失政してクリミアでも前の通り負けてロシアの黒海閉塞に失敗。
次の任地では歴史通りインドの田畑を飛行場にしたので、インド人は1000万人ほど餓死した。首相にはなっていない。
毛沢東が中国を支配しなかったので、大躍進政策の失敗も無くて、4000万人ほど餓死しないで済んでいるが、阿片で沢山死んでいるし、社会に活力が無いから死ぬはずだった子供も、飢餓で近所と「子を変えて食べる」子が生まれて来ていない。
もちろん現在のアメリカでも、自由公民権運動なんか欠片ほども起ってはいない。
マーティン・ルーサー・キング牧師は、奴隷用の教会で神の平等を説いている途中、教会を包囲した白人団の数十人に暴行され、広場に連れ出されて高い所に吊るされた。
実行犯達は英雄として祭り上げられ、マルコムXとかイスラムの指導者も即射殺され、中東奴隷用のイスラム寺院が放火された。
それ以前にエイブラズム・リンカーン州知事候補が、奴隷解放などを公約にした時に即射殺され、南北戦争でも南軍が勝利したから奴隷解放も無い。
神への不敬なので、キリスト教会は放火されないし、キリスト本人がユダヤ人で有色人種なのは言論封殺されているが、公然の秘密で笑い話でアネクドートである。
地動説を唱えた連中も、進化論を信じたり発行したものはバチカンから処刑され、指の間から銃剣を無限に出す処刑人に始末される。
アフリカ北東部で生まれたミトコンドリアイブは、黒人ではなく白人で、学術上エデンと呼ばれるのはアフリカでもなく、イギリスで見つかった?捏造人類で、ピルトダウン人とか クロービス人みたいなそんな名前の旧人類である。
白人がネアンデルタール人と交雑した亜人類であるのは伏せられ、バレるとエルフのような上位人種で妖精がネアンデルタール人だと改変されている。
人類とは、神に似せてネアンデルタール人が創られたのであり、その奴隷の亜人として黄色人種と黒人と中東人とインド人が作られたのが確定した。もう覆らない。
仏教徒もイスラム教徒も、主人と同じキリスト教に改宗すると、管理者に取り立ててもらえるのと、もうすぐ他の宗教は邪教として禁止される。
現代、飛騨郡、職業訓練学校
「おい、どうするよ……」
「大変……」
オカルト研究部員も顔色を失い、ラジオ新聞の報道を見聞きして絶句していた。
中国の部分独立が終わり、出雲が債務奴隷になって大和国が滅びた時、白人の天下が決まり、モンゴロイドとネグロイドは劣等種族としての地位が決定する。
中東人はコーカソイドなのだが、インドにも近く色黒なので白人とは認められていない。
「すまぬ、ヨツハの奴が色々とやらかしたようなので、念話でも送ってみる、天然痘散布だけはやめるようにと」
シヨウは左右の髪留めである組紐を解いて、歴史教師とオカルト研究部員に渡した。
「これを身に付けておけば、我から離れても書き変わった歴史だけでなく、元の歴史も記憶できるはずじゃ、指にでも巻いて結び、全員で分けてくれ」
タケル用には別の染色されていない物を出し、手持ちの染料「自分の血」で染め上げるため、左手の薬指を傷付けた。
「これが我らの「運命の赤い糸」じゃ、これを身に付けておけば、我らの縁は途切れぬ」
鮮血の間は赤いが、酸化するたびに赤黒くなって、手洗いや入浴で血が抜け切ると契約の印が消えてしまう。
「立て、タケル、契約じゃ」
シヨウに引っ張られて立たされるが、この後、契約の印に何を要求されるのかも少し分かった。
「仮契約じゃ」
「えっ?」
制服のネクタイを掴まれて顔を引き下ろされ、頭の後ろにも手を回され、シヨウから強引に唇を奪われた。
「「「「「「ああ~~~っ!」」」」」」
オカルト研究部員と歴史教師の目の前で、衆目環視の中で仮契約。
出雲では路チューとか、駅構内での遠距離恋愛お別れキスとかは犯罪である。
本契約は一晩寝床を共にして、シヨウが懐妊するまでが報酬で契約の証。
「これで汝と我の縁はもう切れぬ、四葉には悪いが自分の体なので役得じゃろう」
白イタチがいなかったので仮契約カード?まで出なかったが、これで「来たれ」、の願いを込めると召喚が可能になった。
他の男子部員も「俺にも仮契約で縁を」と思ったが、古代に呼び出す必要は無いから却下された。
相撲部員はシヨウではなく、タケル君とチューしたがって、男同士で仮契約させられるのではないかと思われる。
古代、冬守、農業実験場
雑草が全て刈り取られた道や路地、畦道にまで芋や豆類が植えられ、今後収量が多いものが選ばれ、どの種類が定着しやすいか実験される。
この辺りにも肥料が撒かれ、窒素、カリウム、鱗成分が増やされる。
もともと豆類というのは、窒素過多状態に土壌を変更して、自分だけが繁殖できるようにして他の植物の繁殖を阻害する作物である。
それでも連作によって窒素成分が減り、カリウム分だけでなく、土壌菌が減って空中窒素固定菌も減少した後、窒素過多に近くなるまで追加が可能になる。
「またシヨウより念話があった。天然痘やコレラ菌を撒くと、邪馬台国は追い払えるが、この国が滅びかけて立ち直れなくなるそうじゃ、勝つ手段は幾らでもある、まずは赤痢程度にしておいてやれ」
「ははっ」
作業の経緯を記録していた長老の一人が、木簡に何かを書いて子供の伝令に渡し、他にも連絡を伝える。
イチヨウ婆様はヨツハ様と行動を共にしているが、他の長老は木材と竹の伐採の監督。
若い者がやっている川の浚渫と堤防建設。器用な者と女手でボウガンと糸車、大型織機の作成。
子供の作業である砂鉄集め、干しレンガ作り。火が扱える女手で焼きレンガの製作と炭焼き窯、登り窯の建設などの監督に回っている。
村中に煙が起こって戦争の準備に入り、伐採音が響いて川の石も堤防の一部として積み上げられて砂鉄をごっそり回収。上流に小型のダムも作られて行く。
「ヨツハ様、奴らを追い払う他の手段とは?」
「火薬ができたなら、竹筒と紙で大砲を作る。鉄の筒ができなくとも、石火矢は作れるのだ」
このヨツハに降りて来たのは復讐の鬼で悪魔だった。もう出雲の神ではない。
紙の伝来は、仏教伝来とともにやって来て、5世紀頃伝わったそうだが、その1500年前に製法が伝来した。
現代の洋紙も、重ね合わせれば丈夫だが、自然の草花の繊維を重ね合わせた和紙はもっと頑丈である。
過去に紙を巻いて銃身として、ストックを着けたり肩に担げるようにした大砲は存在した。
筒の内部が燃焼、破損するので、難燃加工をしたとしても、ある程度の使い捨てで、鹵獲再利用されないで済む兵器。
使い捨てロケットランチャー、RPGなどと同じ運用ができる。敵に火薬は無い。
竹は縦方向の繊維は頑丈だが、縦に割ると簡単に裂けて加工しやすいので、火薬の内部破裂には耐えられない。
多少難燃性で、紙のように崩壊燃焼しないので、外側を紙で補強するか、竹の繊維や鉄線で周囲を巻いて裂けないように強化する。
完全に溶かした銑鉄やライフリングを作るのは古代では不可能だが、青銅や石膏を流し込んで、無理やりにでも石を投射する兵器を作る。
丸い砲岩状の鉄も作れないし発射できないが、ブドウ弾のような石礫を散弾として投射する。
味方の被害を考慮しないで撃つか、点火したら塹壕に飛び込んだり、土にでも埋めてから暴発させないように発火する。
安物の砲が破裂して、バナナの皮が裂けたような形状になる画像が、お隣、韓国製のお笑い戦車でも散見できる。
坂は上れない、異物は乗り越えられない、パワーユニット作成に大失敗して結局ドイツ製輸入品の丸パクリ、大砲撃ったら冶金技術、鍛造技術が無さ過ぎて破裂。
それをトルコに輸出しようとしたらしいが、トルコではしっかりしたものを製作したり、輸入品のパワーユニットや砲で作ってあるので、あそこまで運用不可能なお笑い製品は使えない。
ちなみに世宗大王と呼ばれるトッピング全部乗せイージス艦も、トップヘビー過ぎて全装備乗せると一瞬で転覆する。
外洋に出ても上部が重すぎるので転覆するので、内海でパチャパチャする以外の行動が不能な艦。
過去の亀甲船を再現しました、と言って、進水式した瞬間に転覆した、妄想上の船と同じである。
その鳴梁海戦では、朝鮮軍の李舜臣は、停戦中の秀吉軍の補給部隊を襲ってしまい、一兵卒に落とされ、もう一回同じことをして逆襲され戦死したか、捕まって処刑されたアホである。
韓国で言われるような大英雄でも何でもなく、ワールドカップのサッカー場で、観客席の上から下まである様な巨大な横断幕を出されるような英雄ではない。
その隣に横断幕を出された安重根義士も、「天皇崇拝者」で、朝鮮併合に大反対した伊藤博文公を暗殺して、朝鮮を他国に売り渡して日本支配させたアホで売国奴であり、義士でも烈士でもない。
「歴史を忘れた民族に未来はない」という横断幕だったが、忘れていて捏造して願望を乗せた嘘で塗り固めているのは韓国である。
後書き
過去に行って剣道試合をして、冬守だけ守って終わりの話でしたが、牛痘種痘など余計なことを書いたので明後日の方に行きました。
元に戻せないと思われます。
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