汝(なれ)の名は。(君の名は。)
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07牛痘、天然痘
異世界転生?初日で劇的な神力を発して、俺TUEEEEなヨツハ様。
ラノベでなろう系主人公が受けるのは、頭が弱くて体も弱く、様々な発達障害と軽度知的障害で苦しんで、ずっと虐めや迫害の対象だった多数の人物が信奉者として存在するからである。
主人公の危機的状況とか、苦労、修行のシーンは一切受け付けられないし、ヒロインは全員美人の処女で、完璧で有能な転生主人公が無条件で大好き。
現実のように、認知能力が低すぎたり、明らかに知的な障害を持っている男女は描写できないし、登場しない。
未亡人下宿の管理人以外は非処女とか一人も許されず、未亡人でも「母親でも処女」が推奨される。
イエスキリストのように、処女懐胎する聖母マリアからオギャりたいのと同じ理屈かも知れない?
もしもヒロインが非処女発覚すれば、円盤も全部割られて、単行本も全部裂かれて燃やされて、キモ過ぎる読者からの波状攻撃で、女作者が精神を病んでリスカとか睡眠薬自殺で入院したりする。
女脳で、年齢が上がったり、女子力や高級な食事経験、海外旅行経験、男性経験が増えるほど値打ちが上がると言う妄想は一切通じない。
ただの金食い虫の贅沢好き、思い上がりすぎた馬鹿で、もう子供も産めない使用済みボロ雑巾である。
でも新海監督は、そんな女性が大好きかも知れない。
ラノベ女性の値打ちは子供を出産できる間だけか、ロリコン期間だけに限定される。
女性歌手に「羊水が腐る」とまで言われた卵子と母体の老化以降は、子供を育てるのと家事をこなす「カーチャン」以外の価値を見出れさない。
白粉で顔を塗りたくって固めた化け物に「年齢を重ねて綺麗になった」と言う熟女思考も趣味も存在しない。
しかし、年齢分だけ苦労を重ねて高潔な人物になり、化粧もしないで皺だらけだが、宝石も綺麗な服も持たず、全ての財産がサリー二枚とバケツだけ。
もしくは中国のゴミ捨て場から40人以上の捨て子を拾って育て上げたような、聖母だとか聖女と称えられる人物は別である。
女性向けゲームでも腐女子向けラノベアニメでも、ひたすら現実から逃げまくって、恋愛からでも肉体関係からでも、置手紙一枚で逃亡しまくるマイナス思考で、毎回誘拐される事故物件で反吐が出そうなヒロインを、複数の王子様達や野蛮なのに貴族で王が救いに来てくれる。
本来なら売られて奴隷にされて何度もレイプされて、元から人格までスタボロのメンヘラヒロインを、過去の経歴や知能に一切構わず助け出してくれて、そんな馬鹿で間抜けで軽率な行動見本のような人物を全員で愛して、平民にまで愛されて、最後には「王女様、お姫様」として迎える大団円が待っている。
40~50歳以上の、脳の偏桃体が小さすぎてガチヒキコモリになった、対人恐怖症でニート未就業者でコミュ障の人達。
社会に出たことも無い、せいぜいアルバイトで失敗して、使えなさ過ぎて日常会話不能、即日クビぐらいの社会経験。
そんな人生の敗北者のオッサン、オバハンが異世界転生して人生やり直して、異世界の女子高生とか王子、有能なエルフの奴隷とかにひたすらモテモテで、ゴミ以下の知識とスマホで誉めそやされて人生を大成功で飾る、そんな物語が大受けする国。
バブル崩壊と就職氷河期とフリーターで人生を棒に振ったからと言って、中高年高齢者にそんな話が流行して、夢の中の世界だけに没入する国は終わっている。
国立大学を出て、在学中に小説の新人賞を取るレベルの知能が高い人物でも、生活のためにアルバイトをすると一切使えないのが発覚したりする。
文字的な知的レベルが高くても、肉体操作や行動的知能水準が障碍者に分類される人物も存在する。
大学院にまで進んでも記憶力だけの化け物で、発達障害や精神遅滞、アスペルガー症候群、パニック障害と判明。中にはダウン症やサヴァン症候群判定される者までいる。
教育制度が自体間違っているので、鳥のオウムみたいに手元に教科書が無くても暗唱できる人物が学校内だけで重用される。
応用能力や日常生活能力ゼロ、電話番すらできない人物が成績優秀者として多く生産され、大学院卒者が就職不可能で自殺する例も後を絶たない。
現代、飛騨市高校、オカルト研究部
シヨウに現代の情報と、過去に行われたと思われる戦闘の情報を伝えたメンバーの前で、オカルト現象が起こっていた。
「ああっ、教科書の記述がっ!」
「スマホの検索結果がっ?」
タキのスマホから、過去のメールだとかLINEの記述が消えて行ったように、教科書やネットの内容が一旦消えてから書き変わった。
国譲り、移行、禅譲、海に帰った、などという綺麗事が消え失せて、殺戮、略奪、侵略、放火、強姦、殺害、死刑、あらゆる汚らしい文言に書き変わって行く。
「こんな事が起こるなんて……」
録画を開始した生徒もいたが、もちろん円環のお断りだとか理、迷いマイマイの八九寺さんがry、そんな記憶も映像も消されていく。
まるで、なかやまきんにくんがアメリカに筋肉留学して、ゲイの聖地でレインボーカラーのタイダウンベルトとレインボーキャップでキメて、ゲイのお祭りで現地の人と一緒に楽しく行進。1対1の恋愛を楽しんでエンジョ~イしたかったのに、ナンパされたのかボディビルの同好の人物に「ヘイ、ボ~イ、良いマッソ~してるね~?」とオネエ英語で呼び止められたのか、大勢のムキムキの黒人さんの真ん中でパン1でサイドチェストして写真に収まると言う失態を犯してしまい、周囲から舐めるような表情で見られ、その後、大勢に犯されてしまったらしく「使用前、使用後」みたいな写真をブログ掲載して、「アメリカとは恐ろしい所だ」とか言い出して自慢の筋肉もパンプしなくなり、顔を下に向けて痩せて行ったのと逆の出来事が起こり、新喜劇に移行してからのきんにくんのように、ゲイじゃないストレートのHG(ハードゲイ)と一緒に舞台に立って、パンプして復活する画像に入れ替わって行った。
歴史の書き変わりが一段落した所で、異変に気付いた部員がスマホを指さした。
「こ、これって?」
オカルト研究部部員が指さした先には、「邪馬台国、天照の軍勢(敬称無し)は天然痘の病魔によって壊滅し、諏訪攻略を諦めて敗走した」と記されていた。
出雲側軍勢の完全勝利である。
紀元前、冬守
「すべての者っ、牛の痘瘡に感染しておけっ、さすれば痘瘡では死なぬっ!」
「「「「「「「「「「はい喜んでっ」」」」」」」」」」
四葉本人の考えではないが、出雲の神が降りて神憑りになった「ヨツハ様」は、冬守住人と諏訪の臨時政府に加担する住人全員に牛痘に感染するよう言い渡した。
それは勿論、住民を病魔から救うためではなく、敵味方両陣営に天然痘菌をばら撒いて、敵だけを死滅させるための前準備である。
四葉の記憶には細菌兵器と民族浄化の、人類の醜い歴史で汚らしい記憶が存在している。
味方側、出雲の神を奉ずる住人には適当に説明して「牛の剛力を取り入れる」「乳の出が良くなる」などなど、宥めすかして騙してでも納得させる。
老人達が邪魔しようとすれば消す。
どうしても牛を嫌って「角が生えてくる」などと言って嫌がる者でも膿を突き刺し、赤ん坊でも予防接種を受けさせておく。
拒否すれば死あるのみ。
神の指示で天啓なので、映画の「地獄の黙示録」でキルゴア大佐殿が言っていたような、ベトナムで予防接種して回っていると、翌日には左腕を切り落とされた子供が並び、子供の左腕だけがうず高く積み上げられるような地獄の光景は見ないで済む。
しかし、高天原、邪馬台国側では地獄の光景が見られる。
もちろん軍事行動や地域支配など不可能になって、壊走するか、その場で、路上で死ぬ。
全身と顔にまで痘瘡ができて、検索しても画像に目線が入っていたり、とても直視できないようなグロ画像が並ぶ。
サムネイル以上、それもカラー写真を見るのは、とてもお勧めできない。
かのエリザベス一女王世陛下も、一度天然痘に感染して、顔にまで痘瘡の跡が残って酷い事になったが、地位的にも同病で家族を失ったのもあり、笑える者はいなかった。
そして現代のマゾの人にも、エリザベス女王陛下役の女王様にシバいて踏んで貰い、お仕置きをして頂くのが一番人気である。
寄合所下、種痘接種場所
「嫌だ、おらぁ牛とコウモリの化け物になっちまう、何でこんなことするんだ?」
牛飼いの手の甲にある、牛痘菌が作った小さなコロニー。
円形、もし期は馬蹄形に作られた痘瘡、瘡蓋。
そこから膿を抽出して、未感染の者の腕に、清潔なナイフなどで作った傷口に膿を塗り込む。
こうして牛痘に積極感染させて、弱感染症で免疫力を高め、一度遭遇した病原菌や似た構造をした菌には抵抗力が高まり、接種を受けた大半の人物は天然痘に羅病しない。
破傷風菌やポリオウィルスなども、少量感染させ、それを繰り返すと致死量の感染をしても、破傷風で死亡しなくなる。
各種細菌には免疫療法が有効な場合がある。
「黙って受けろ、早く並べ」
連れて来られた者も、嫌々ながら神の命令なので種痘を受ける。牛痘と同時に破傷風菌などの接種も受ける。
細菌の単独抽出は不可能だったが、土から取った菌床、あらゆる病原菌を保有しているコウモリなどの哺乳類を用意して、乱暴な手段だが血液を高温で壊して破損させた病原菌の残骸を人体に記憶させておく。
老人と赤ん坊は、軽い感染症の時点で発熱に耐えられず死ぬかもしれないが、全滅はしない。
これからの戦いを考え、食い扶持を減らすためにも敢えて年寄りは死なせる。
頭が固い長老達も、イチヨウ婆様も例外ではない、老害の一人でもある。
天然痘の現物や患者を撒いた時にも、感受性の強い者は高熱になり、脳のタンパク質が分解する温度を超えると死ぬ。
牛痘を異物として戦った後のアレルギー症状で、アナフィラキシーショックを起こすほど免疫の感度が高い者も死ぬ。
感染爆発すると、出雲側を離れて裏切った都市、集落も全て日本中で死滅させられる。
これはアメリカ大陸に上陸したヨーロッパ人が、ネイティブアメリカンを清掃するために使用した、民族浄化と同じ手法である。
感染者の膿が付いた毛布を贈り物として送り、頭の皮を剥がれると言いふらし、はぐれ者が作った開拓地を襲撃されれば、ナイフしか持っていない敵に、騎兵隊や民兵がライフル銃で数倍の報復をして民族浄化を続け、オーストラリアのアボリジニ狩りのように人間狩りを楽しみ、スポーツの一つとして得点を競い合った。
居留地を作って追いやり、映画「ダンスウィズウルフズ」の終わりでも、一時的な勝利と逃走しか描けず、幸せな嘘の未来を作ることすらできない、完全な抹殺が終了した。
そんな後味が悪すぎる状態を改善して、移民が大量にやってきた場所で、少数民族が生き残る架空の話をでっち上げた映画が「アバター」である。
もしネイティブアメリカンが声を上げようにも、人口比率的にも1.7%、民族浄化が完全に終わっている。
何故アメリカ大陸にアフリカの黒人を奴隷として連れて行かなければならなかったかと言うと、ネイティブアメリカンは、南北アメリカで白人の持ち込んだ疾病と伝染病と性病で全滅したからである。
統計は無いが80~90%に至る者が死んだので、国を維持する労働力さえなくなって、黒人がアフリカから連れて来られた。
もちろんアフリカ人も白人の病気に感染して、インフルエンザ、天然痘、赤痢、コレラ、ライ麦による麦角アルカロイド、南北アメリカとアフリカでは未知の病原菌により、渡航中の船でも4人に1人は死んで、海に投げ落とされた。
イタリアのボルジア家の毒薬と言われるカンタレッラも、各種毒草からのの産物だとされているが、当主であるチェザーレまで感染発病した所から、ある種の感染症、接触感染程度の病原菌で、空気感染はしない菌もしくはウィルスだと言う説もある。
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