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魔法少女リリカルなのはエトランゼ(異邦人) 再構築

作者:南條 綾
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10部 地球
1章 海鳴市
  綾VS雫

 実際は乗り気じゃなかったけれど、恭也さんの方を見たとき、お願いされたから仕方ない。
忘れてたけれど、恭也さんは、自分の懐に入れた人間に非常に甘い
どれぐらい甘いかというと練乳の25倍ぐらい甘い。

 俺は外に出て準備体操をしていたら、見学人がぞろぞろと集まってきた。
周囲は結構うるさいが無視
雫は、黒いジャージ姿と2本の小太刀を持って俺の体面に対峙していた。

「雫、ヴィヴィオやアインハルトの様に手加減したら速攻で終わるよ」

「大丈夫、びっくりさせるから」

 俺は回転をしてセットアップをした。

「変身」

 掛け声と同時に俺の身長は縮んでいった。
123CMの身長とロングの金髪
クリステラ状態

「この状態でやってあげるよ」

「ばかにして・・・後悔させるからね」

どうやら身長が低くなるとたいていの人は、馬鹿にしてると思うらしい。
確かに一撃の攻撃は少なくなる場合やリーチ面の不利はあるが、
体が小さくなるというのはスピードが増すこと
スピードが速くて急所に与える一撃が出来るのなら
攻撃面の不利は、そこまでないと俺は思ってる。
戦闘の常識とは違うけれど・・・
まぁいい。
様子を見るか、
俺は、人差し指で手招きした。

 恭也さんが合図を出してくれた。
本来は無いのだが、競技選手が多いのと一般人が多いのでそんな体裁になった。
一応何でもありなので観客席に被害が行かないようにした。

 始めの合図とともに、雫が飛針を投げてきたので俺は、
最低限の動きでかわした瞬間、ものすごいスピードで行動してきた。

「消えた!」

 ミッド組は驚いているみたいだが、どうやらヴィヴィオにはかろうじて見えてる感じ
顔に来た雫の小太刀を手でそらせ、膝蹴りをくらわして吹き飛ばす。

「私に神速は効かないよ!」

「げぼっ・・・ぐっ」

「その年できちんと扱えるのはすごいけれど、そこの領域は私も行けるし、
まさかあんなに自信満々だったのにもう終わり
それなら天狗になりすぎだ!」

 うずくまりながら、手を動かしたのを見逃さなかった。
俺はバク転で後ろに回避
御神流の武器の一つ
鋼糸が飛んできた
これに捕まると、人間ボンレスハムになってしまう

「まったく私を殺すつもり」

「だって・・・それぐらいでやらないと勝ち目がないってわかったから、
まさかあんなに簡単に神速が破られるとは思ってなかったけれど・・・それに、
お父さんに殺すつもりでいかないと・・・勝利はないってアドバイス受けたし」

 俺は恭也さんに非難の目で見る
それは隙と見えたのか神速の突き技がやってきた
御神の奥義の一つ
『射抜』

 さすがにそれは今の状態では、手加減してかわせるものではないので、
俺版の神速「刹那」にて回避をする

「本気で殺す気出来てるね」

 技は本気だけど、殺気がないから一歩手前だけどね
しまった
一撃必殺の二之太刀いらずとシェイドクロスが使用不可にしてしまった。
この二つ初撃の未使用可能な技
最初の神速でびっくりして膝蹴りやっちゃったし

「射抜まで・・・かわされるなんて」

 小刀投げやら鋼糸やらで牽制が来てるがそれらを回避しながら、
俺も攻撃の隙を探してる。
もちろん本気になって攻撃しようと思えば簡単なのだが、
それをしちゃあね
大人げない!

「終わらせてあげるよ!」

 俺は煙玉を出し自分の足元に落とした。
煙玉がすぐさま消え去りみんなの驚きが聞こえた。

『忍法7つ身分身』

 なぜなら技名と同時に俺が7人に分身をしたから・・・

 BASTARDに出てくる
D・Sの高弟で仲間の四天王の一人忍者マスターガラの忍法
俺は何もないところから自分の剣を取り出した。
神刀「夕姫」
俺は刀を背中に納刀の状態にした。

「ヴィヴィオ、あれも魔法?」

「ううん、リオ多分違う。綾お姉ちゃんの魔力を感じない!」

「さぁ雫、そこまで頑張った褒美だ
忍者の剣で攻撃してやる」

「忍者って時代錯誤な・・・」

「雫何言ってるの?
国家資格だよ」

「綾さんの忍者って国家資格の忍者じゃないよね」

 俺は、刀を両手に掴み、遠く離れた場所で掛け声と同時に一刀両断をする。

真魔人剣(しんまじんけん)

 俺が一刀両断をした剣先からソニックブームが発生をして四方八方から衝撃波が、
雫に向かっていった。
実際には一振りであとはフェイクなのだが、
なぜソニックブームまでフェイクが出せるかは俺自身も知らない
剣先が音速を超えたことにより出る攻撃
どう出る!

 その瞬間雫の姿が消えた!
俺はすぐさま、刹那を使い移動するのだが、
神速の領域上でも雫の姿が見えない!
すぐさま俺は自分の神眼も使いこなす
うっすらとだが、何かが見える
そう思った瞬間、俺の分身が消えていってる。
ばかな!
いくら何でもこの状態なら
クルダ流交殺法影門最源流の神移まで視覚可能なのに
完全に把握できやしねえ!
俺は一瞬自分の戦闘感覚のおかげで察知が出来た。
出来たのは、半身でかわしてのフック
そのフックが何かに当たり、俺は動きを止めた。
その瞬間俺は青ざめてしまった。
そして・・・
 
 

 
後書き
最後を少し変えました 
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