魔法少女リリカルなのはエトランゼ(異邦人) 再構築
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9部 ViVid!
8章 ヴィヴィオ達の目標
インターミドルチャンピオンシップ 地区予選決勝戦
お忘れかもしれないが、ルー残ってたんだよね
最終ラウンドまで行ったんだけどK・O勝ち
いくら本職じゃないにしても予選突破はしてもらわないと
ルーがこの予選に出ると聞いた時
俺は一つの宿題を出した。
今は管理局に貢献しているのでこちらに来た時みたいに魔力の制御はされたない。
この辺ははやての尽力もあるんだけど、
出るのなら予選突破しないとお仕置きだから
それを聞いたルーは冷や汗をかいていたけれど、ミッションクリアおめでとう!
バスターヘッドのハリー選手
雷帝ヴィクトーリアお嬢
チャンピオンのジークも予選突破
エレミア選手と言ってたんだけど、ルーフェンの時少しだけ話す時間があり
ヴィヴィオのお姉ちゃんなら私もジークと呼んで欲しいといわれた。
ヴィクトーリアにおかんと言ったら怒られた。
だってねぇ ジークの事やヴィヴィオ達の事見てたら、おかんポジションじゃんと思ったんだけど、
言うときはヴィクトーリアかお嬢で決定になった。
それでもって、ミウラは判定勝ち
目立った選手は全員予選突破しやがった。
俺の試合が始まる前、チームナカジマの全員が来てくれた。
この姿になるとみんなを見上げないといけなかった。
ヴィータより身長低いから・・・
「みんなどうしたの?
てっきりミウラ選手の控室だと思ってたんだけど」
ミウラだけの控室ってわけではないけれど
ジークやお嬢たちは、個人控室って聞いたけれど
俺の周囲も人が多少はいる。
「綾お・・・じゃなくクリステラさん。勝ってくださいね」
「高町選手ありがとう。もちろん」
「よかった~」
≪いやね、ヴィヴィオが綾さん負けるともりじゃとか言ってたので、心配になってきたんですよ≫
結構堪能したしそろそろ負けようとは思ってたんだけど・・・
この試合には勝ちますか
「この大会を湧かしてくれた次世代の格闘家たちに応援されたんだから頑張らないとね」
「あのジークさんと・・・話しました
負けないようにてっぺんで待ってくれるって、
だから私も負けずに進みますので、クリステラ選手も勝ってください」
「これ!」
「ん」
コロナが千羽ツルとは言わないけれど、たくさんのツルを渡してくれた。
「えっと・・・私らの組に授業に来てくれたでしょ、
綾さんその姿になって教えてくれたの覚えてますか?」
リオが説明してくれた。
「あぁ身長や魔力なんて関係ないよってクリステラ状態になった記憶がある」
「みんな見てビックリしたんですよ
だってあのクリステラ選手なんですから、みんなも私たちの試合を見て、
DSAAも見ていますから・・・」
「ああ!」
「ブーイングも多いからクラスみんなで折りました」
「あ~変身したのミスったなぁ!
小さな応援団もいることだし勝ってくるわ」
チームナカジマのみんなは笑い出した
「どうしたの」
「だってね!」
「そりゃそうですよ。クリステラ選手
みんなより低い状態で小さな応援団って言われても」
「ふ~ん、言葉を変えてヴィータに伝えてあげるよ。ノーヴェコーチ!」
「そういう風な意地悪やめてくださいよ」
和気あいあいで話していたら、目の前に180ぐらいの女性が前に立ちふさがった。
主催者も考えて控室作ってほしかったなぁ
「聞いてれば調子くれてるな。新人さん!」
「ん?」
「おチビちゃんだからって関係なしに今言った調子に乗ってくれたのも含めて潰してやんよ」
「出来ないことは言わない方がいいよ」
「今すぐ潰してやりてぇが失格になったらパーだからリングで潰してやんよ」
その瞬間テーブルにあった千羽ツルが無残に引きちぎられていた。
「その無残なツルと同じにな」
風の属性でかまいたち現象を起こし引きちぎったのだろう。
「ひどい!」
「みんなが心を込めて折ったのに・・・」
リオとコロナは泣きそうな声でそうつぶやいた。
一匹だけ残ったツルを取り上げ、みんなに言った。
「うん、ヴィヴィオが思った通り、そろそろリタイアしようと思ったんだけどね・・・
気が変わった。
リオとコロナ、ヴィヴィオ。クラスのみんなにありがとうって言っておいて
私はすごく感動した。
みんなの気持ちは受け取って、クラスみんなのおかげで予選突破で来たって言って欲しい」
「「「うん」」」
ユミナが引きち切られた折ツルを全部まとめて渡してくれた。
「ユミナさんもありがとう」
「はい」
「・・・お姉ちゃん・・・」
俺は人差し指を唇に当てた。
「やりすぎないで」
「うん、この状態だと頭なでれないわ・・・」
それを聞いてみんな笑ってくれた。
「ここからは一人で行くよ」
会場はすごくにぎわっていた。
どうやらヴィヴィオのクラスの子達も見てくれてる
俺は先ほどの折りツルを見せ軽く口づけて腕を上げた。
「女々しいねぇ、私を倒すって・・・そんな幻想潰してやるよ!チビ」
「黙れ!」
始まりのゴングが鳴った。
俺は軽くシューターを相手の足元に飛ばし動きを止めた。
「先ほどの侮辱私だけにしとけば良かったのに、
関係ない応援してくれてる優しい心を踏みにじりやがって」
俺は半身になり相手を指さした。
「さぁお前の罪を数えろ!」
「チビが・・・、まぐれで勝ち上がってコネかなんかでチャンピオンと仲がいいからって自分が強いなんて思わない方が身のためだ」
相手の必殺のパンチが俺の顔に当たった。
二発三発と攻撃とものすごいラッシュで俺に攻撃が当たる。
だが、ここで可笑しなことが起きた。
通常攻撃して当たってる方が前に行き、防御側か攻撃食らってる方が後ろに行くのが普通だが、
なんとノーガードで攻撃食らってる俺が前に進んでいたこと。
「粋がってたくせにこんな攻撃しかできないの」
「バ・化け物め~」
俺はその打ち下ろしのパンチをかわしボディにフックを決める。
「高町選手なら先ほどの攻撃で意識をぶっ飛ばすし、
ウェズリー選手やリナルディ選手なら俺をダウンさせる破壊力を持っている!」
俺は九の字になっている相手をフック気味の掌底を頭に当て距離を取らせてハイキック一閃
「当然だが4回戦でチャンピオンと戦ったストラトス選手の方が今の打撃力強い。
ちょっとは強いかもしれないけれど、最後にこれの仇だ!」
ダウンした瞬間、頭の上に足を踏みつけてやった。
その無駄な行為で減点をもらったのだが、起き上がった相手は俺の顔を見ると震えだしていた。
それもそのはず、俺は少しずつだが、殺気をバシバシ当てて、キック一閃の時は最大限にぶち当てていたから、俺の顔を見ると震えだすのは当たり前かも、それを見たセコンドはタオルを投げた。
勝ち乗りを上げ花道を出て出入り口を進んだらヴィヴィオが立っていた。
「応援ありがとう高町選手」
「やりすぎないでってお願いしたよ」
俺は久しぶりの誤認魔法をかけた。
「やりすぎてないでしょ」
「でも何かしたよね。綾お姉ちゃん」
「自分の愚かさを悔いたんじゃない」
「もう」
「おい・・・バカ!」
「久しぶりに会ったのにその言い方傷つくよ!ヴィータ」
その後ろに俺よりほんのちょっと大きいヴィータが声をかけてきた。
「ヴィータさん。綾お姉ちゃん何かしてたんですか?」
「まあな、こいつずっと殺気を込めて攻撃してやがったんだ!」
「格闘者だから殺気とはいかなくても気を飛ばして攻撃してるでしょヴィータ
ミウラだって行動するとき気が揺らぐし・・・」
「ンなこと言ってるんじゃねえ馬鹿・・・どこの世界に殺すつもりでやってるやつがいると思ってるんだ!」
「だって、みんなが折ってくれたツルがこんなになったんだよ」
「あ~」
そういいながらヴィータはヴィヴィオの方を向いた。
「ちょっと更衣室でやりあったといいますか・・・あの人
ヴィヴィオ達のクラスのみんなが折ったツルを鎌鼬で破ってしまって・・・」
「だからってな・・・」
「あれれ~」
「んだよ」
「なのはに帽子ののろうさを壊され怒り頂点になった人が、なんだって?」
「10年以上も昔のことを出すなよ」
「だけどよ、試合じゃなかったらあの足ふみ、頭蓋骨潰してただろうが」
「え~潰してないからわからないよ」
俺は少しだけ背伸びしてヴィータの頭をなで通り過ぎた。
「夫婦そろって頭なでんな!」
「ミウラ本戦出場おめでとう。あっちにちょっと連れていきたいけれどいい」
「あぁ、ほどほどにな」
「私は教えないよ、何かのきっかけができればいいかなとは思ってるよ」
「おう!」
「やっぱり親子だな!」
「ヴィータさん?」
「あの雰囲気で話しかけれるなんて、なのは達しかいねえぞ」
「私たちを思って行動してくれるのはうれしいです!
なんで器用なのに自分のことになるとあんな不器用なやり方しかできないんだろうとは思ってます。」
「だよなぁ、海鳴いってリフレッシュしてほしいとは思ってる」
「ヴィータさん?」
「あん」
「なんで皆さん綾お姉ちゃんのことになるとそんなに気を使ってるんですか?」
「まぁ付き合い長いからなぁ・・・今更付き合い方は変えれねえよ」
「そうですか」
「向こう言ったら面白いぞ!」
「なんかいろいろな格闘家とか合わしてくれるみたいなんですが・・・」
「まぁおめえらにとってはそれも楽しいかもしれねえが、綾を見てるだけでも楽しいと思うぞ!」
「どういう意味ですか?」
「言ったらつまんねえだろ。はやても言ってたけど、仕事の休みが取れないから行かれへんって嘆いてた。おめえらは楽しんで来い」
「はい」
帰宅したらなのはとフェイトにめちゃくちゃ怒られた
でも綾ちゃんらしいとなのはに言われ、
綾だからとあきれ顔でフェイトも言ってくれた。
9月のシルバーウイークの約1週間楽しみ。
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