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【シェアワールド】ユア・ブラッド・マインー新約・魔鉄文明英雄譚ー

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日本皇国
  日本皇国

 サンクチュアリ・オブ・ジャパン。

 この作品における日本。現実世界のそれとは異なる歴史を辿った国家。
 海外を作品のステージとして選択しない場合、基本的にこの日本皇国を舞台とすることになる。
 超国家ではない。

 国家元首は皇王『天孫』。国家を創立した人物の、直系の子孫たち。

 国家の運営方式は本来ならば皇制であるが、歴代天孫が国民にその権限を譲渡する、という形で、基本的には現実世界の現代日本とそう大きくは変わらぬ形式を持っている。

 ブラッド・カタストロフの影響を比較的大きく受けた過去があり、魔鉄器時代に突入したのは世界でもかなり遅い方。突入後の魔鉄文明化は迅速であり、現在は然程遅れた立場にいるわけではない。ただしこの遅れが響き、世界の覇権争いには参加していない。島国であることから他国からもさして大きな注目も浴びず、侵略を後回しにされた結果、国境確定条約に伴い侵略数がさらに激減し、今に至る。

 OI能力者に関しては、小学校五年生時の定期健診でその判別を行うことが一般的である。

 製鉄師の将来に関しては、『プロ・ブラッドスミス』と呼ばれる軍属の製鉄師と、そうではない製鉄師の二つの道を設けている。前者は半公務員のような立ち位置——いわば『武士』的な立場として、普段は各自侵入者への対処や、通常の国民と同じ普通の生活を送る傍ら、戦時には国防兵として戦う役目が与えられている。後者は軍に協力する義務はないものの、私生活において許可のない鉄脈術の使用が禁止されている。こちらは部分的な鉄脈術の行使が可能となる部門が各職業ごとに設けられている場合が多く、そう言った箇所で活躍する事が多い。無論、鉄脈術を修めはしたものの、製鉄師とは一切関係のない生活を選ぶものもいる。

 製鉄師やドヴェルグの育成には、国内九か所に存在する養成学園を用いている。これらは約20年前、当時の天孫が選び、設立・運営権を与えられた九人の人物が運営する、半国立・半私立の学園である。
 *なお、本設定資料では札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、広島、北九州の七か所を設定している。残る二か所は各自で自由に設定してほしい。

 日本皇国のドヴェルグは特に刀剣の作成に長けることで知られる。

 国内のブラッドスミスは全員、中央政府で位置や鉄脈術の使用状況を確認するための魔鉄器の装着が義務付けられている。

 現在の国家元首は天孫(てんそん)青仁(せいじ)。軽快で親しみやすい人物だが、本質的に物事に対する興味が薄く、明るい性格の裏で非常に冷めた対応を取る。その理由は、彼が振鉄位階のOI体質者でありながら、何故かブラッドスミス・ドヴェルグ共に一切の適性を持たない奇妙な人物であるため。彼は自分の『歪む世界』に対する対処手段を持たず、同時に『歪む世界』を通してしか見ることのできない世界に興味を持っていない。彼が真に愛するのは、歪む世界が在ってなお、現実の世界として見ることができる、妹とその婚約者の二人だけである。
 幼少期には歪む世界が見えていなかったという。ある時を境に、いきなり振鉄位階として覚醒したのである。埋鉄位階から振鉄位階への飛び級覚醒は非常に珍しい。


【国家の風景】
 基本的には現代日本をそのまま近未来化した様な風景。国内九か所に設置されたOI体質者の養成学園の周辺は学園都市として独自の発展を遂げている。

【人々の傾向】
 比較的OI体質者に対する保護が手厚い。そう大きく現実世界の日本人とかけ離れているわけではないが、「国家元首がカセドラル生命体の血を引く」という現実離れした建国譚に基因するのか、妙にロマンチストな傾向がある。

【製鉄師の傾向】
 あまり国家の特色といったものは感じられないが、しいて言うならば幼少期からパートナーと共に過ごす都合上、そのまま一生を共に過ごす二人が多い。
 また、ドヴェルグと製鉄師間の距離が近く、専属関係を結んでいる者達もいる。

 製鉄師になった場合、国に申請することが義務となっている。その際に上述の状況確認魔鉄器を渡される。
 
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