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レインボーロケット団襲来!〜愛の女神ルリと平和の女神リーリエ〜

作者:さき姫
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仲間達との出会い

「「エーテルパラダイスに到着!」」

 

ヨウとミヅキはエーテルパラダイスに到着した。まずは情報を集めるためにエーテルパラダイスの中を捜索する。

 

「どうやらレインボーロケット団の影響を受けているのは1階だけみたいだな……、っと、ん?」

 

エーテルパラダイスのエントランスを出たヨウは見慣れない四人の人物を見つける。

 

「君は……?」

 

ヨウとミヅキに声をかけてきたのはゲーチスに捕らわれの身になったルリを助けに来たキョウヘイだ。

 

「僕はアローラ地方初代チャンピオンのヨウでこっちがミヅキ。僕達はレインボーロケット団にさらわれたリーリエっていう女の子を助けに来たんだ」

 

「よろしくね」

 

ヨウとミヅキはキョウヘイに自己紹介をする。

 

「僕はキョウヘイ。君達の大切な人もレインボーロケット団に……!実は僕も彼女のルリをレインボー団に拉致されたとニュースで知ってイッシュからアローラに来たんだ」

 

「あたしはメイ。キョウヘイ君とルリちゃんの友達で二人の事がほっとけないから助けに来たの!」

 

「え……!?キョウヘイ、メイってまさかポケウッドスターの……!?」

 

キョウヘイとメイの名前を聞いたミヅキがミーハー気味な反応を示す。

 

「ミヅキ、今はそんな事を言っている場合じゃないよ。そっちの二人は?」

 

ミヅキを諭したヨウは水色のパーカーを着た青年と緑色の髪をした青年に話しかける。

 

「僕はトウヤ、キョウヘイとメイの先輩だ。ウルトラホールを通ってここに来た別世界のゲーチスをはじめとする悪の組織のボス達を止めるためにアローラに来た」

 

「ボクはN。別世界で野望を実現させてここアローラでもポケモンを人間から解放して自分だけが力を持つ世界にしようとしている父さ……いや、ゲーチスを止めるために来たんだ」

 

トウヤとNがヨウとミヅキに自己紹介をしここにいる全員の素性が明らかになったところでトウヤが切り出す。

 

「エーテル財団職員のザオボーさんとビッケさんの調べによるとレインボーロケット団はこの屋敷をアジトにしているみたいだ。別世界で野望を実現させた悪の組織のボス達と捕らわれになっているルリちゃんとリーリエちゃんもそこにいると見た」

 

トウヤがザオボーとビッケから聞いた情報により悪の組織のボス達と捕らわれになっているルリとリーリエの居場所が判明し気持ちがはやるヨウとキョウヘイは直ぐ様レインボーロケット団の城に向かう。

 

「リーリエ、待ってて!今、助けに行くから!」

 

「どうか無事でいてくれ……!ルリ……!」

 

「ちょっと二人とも皆で行動しないと危ないよ!」

 

「全く……、ヨウはリーリエの事となると本当に一生懸命なんだから!ま……、私もだけど!」

 

「僕達も行こう!N!」

 

「ああ!」

 

 

 

こうして6人はレインボーロケット団の城に入っていった……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

レインボーロケット団の城、エントランス───

 

 

 

 

レインボーロケット団の城に侵入した6人は東側に二つ、西側に二つ、そしてこの部屋の奥に部屋があるのを確認する。

 

「この部屋の奥の部屋と2階に続く道はカギがかかっていて入れないみたいだね……、まずは二手に別れて1階東側と1階西側を探索しよう」

 

「僕もNに賛成だな、1階東側と1階西側にある奥の奥の部屋に進むための仕掛けがあると推測するなら二手に別れて進むのが一番効率がいい」

 

Nとトウヤが1階東側と1階西側を二手に別れて進む事を提案する。

 

「そうですね、それがいいと思います。もしかしたらリーリエとルリさんを助ける手立ても早く見つかるかもしれませんし」

 

「あたしも異論なし」

 

「僕は一秒でも早くルリを助けられるならどんな方法でも構わない……!」

 

「僕もキョウヘイさんと同じ気持ちだよ。一刻も早くリーリエを救い出す……!約束したんだ、リーリエを守ると……!」

 

ミヅキ、メイ、キョウヘイ、ヨウはNとトウヤの意見に賛成し1階東側の道と1階西側の道を二手に別れて探索する事に決めた。

 

「じゃあN、メイちゃん、ヨウ君は1階東側の道を、キョウヘイ、ミヅキちゃん、僕は1階西側の道に行こう。もし何かあったら僕に連絡してくれ」

 

「「「「はい!」」」」

 

こうしてヨウ。N、メイは1階東側の道、キョウヘイ、ミヅキ、トウヤは1階西側の道に進んでいった……。

 

 

 

その頃1階奥の部屋───

 

 

「今……、ヨウさんとミヅキさんの声が聞こえてきました……!私達を助けに来てくれたんですね……、ヨウさん……、ミヅキさん……」

 

「キョウヘイ君とメイちゃんの声も聞こえてきた……、私……、私はここにいるよ、キョウヘイ君……!メイちゃん……!」

 

この部屋にはヨウとキョウヘイが一刻も早く助けたいと思ってやまない二人の少女の姿があった。

 

 

 

 

 

 


 
 

 
後書き
余談ですが、この小説ではザオボーはレインボーロケット団に手を貸していないという設定に改変しています。 
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