ドリトル先生と奇麗な薔薇園
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第七幕その六
「健康になっていくんだ」
「そうだよね」
「味も楽しんでね」
「学問の助けにもして」
「飲んでいくんだね」
「そうしていくよ、お抹茶もう一杯飲むよ」
今飲んでいるものだけでなくというのです。
「そうするからね」
「僕達も飲もうかな」
「それがいいわね」
「このお抹茶とても美味しいし」
「だったらね」
「京都のお茶だよ」
そこの産だというのです。
「これはね」
「京都の宇治だね」
「宇治茶ね」
「あそこのお茶ね」
「そうだよ、日本のお茶は他にもね」
さらにお話をする先生でした。
「静岡も有名だけれどね」
「そうそう、あそこもね」
「お茶有名よね」
「あそこは蜜柑とかお蕎麦も有名だけれど」
「お茶もなのよね」
「静岡は凄く豊かな場所でね」
日本の中でもというのです。
「お茶でも有名なんだ」
「戦国大名で言うと今川義元さんね」
「あの人もその豊かさから栄えてたけれど」
「静岡って本当にいい場所なのね」
「豊かで」
「うん、海の幸もあるしね」
静岡にはというのです。
「しかも富士山もあるしね」
「何でもあるのね」
「静岡ってそんなところなのね」
「素敵な場所なのね」
「そうだよ、それでお茶も有名で」
それでというのです。
「美味しいんだよね」
「そうよね」
「あのお茶も素敵で」
「先生もお好きよね」
「そうだよ、静岡のお茶もあるから」
この研究室にというのです。
「また飲もうね」
「また今度ね」
「そして今は宇治のお茶を飲んで」
「そのうえで楽しみましょう」
「是非ね、いやあお抹茶を飲むと」
実際におかわりの用意をする先生です、お抹茶なので茶道の茶道具を使って淹れていますがそこで、です。
先生はここでこんなことを言いました。
「すっきりするね、あとこうした時は何でもね」
「何でも?」
「何でもっていうと?」
「茶道の作法にはこだわらなくていいみたいだよ」
こうしてティータイムとかで飲む時はというのです。
「茶道で飲む時以外はね」
「茶道は作法だしね」
「だからだね」
「その時はしっかりとして飲む」
「作法を守って」
「そうだけれど今はくつろいで飲んでいるからね」
ティータイムとしてです。
「別にね」
「茶道の作法を別にしなくて」
「普通に淹れて普通に飲む」
「それでいいんだね」
「そうみたいだよ、じゃあね」
それならと言ってです、そしてでした。
先生は丁寧ですが作法にはこだわっていない仕草でお茶を淹れてそうして二杯目のお抹茶を飲みました、その後で。
先生はまた論文を書きました、お仕事が終わってからお家に帰るとトミーが出してきたお料理はといいますと。
サラダに薔薇の花びらが入っていました、そしてデザートのパンケーキにたっぷりと塗られているジャムもでした。
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