ドリトル先生と奇麗な薔薇園
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第二幕その十一
「そうそう、鶏君達もね」
「虫食べるわね」
「色々と」
「そうしてるわね」
「そうなんだよね、穀物も食べるけれど」
その他にというのです。
「虫も食べるんだよね」
「鳥の多くの種類がそうだね」
「虫好きよね」
「害虫も食べるよ」
「そうね」
「だから彼等もね」
鶏達もというのです。
「時々下をついばんだりしてるね」
「そこにいる虫食べてるのね」
「そうしてるんだね」
「ダブダブは食べないけれど」
ダブダブは皆と同じものを食べているので虫を食べることはしません、そこは他の家鴨とは違います。
「それでもね」
「鶏は虫も食べるし」
「それも好物で」
「今だって食べてるね」
「そうだね、害虫も食べてくれるし」
「いいよね」
「そうした農法も」
「うん、とてもね」
実際にと言う先生でした。
「いいと思うよ」
「今日はいいもの見たね」
「本当にそうだね」
「じゃあ今日のことを覚えておいて」
「そうして今後にだね」
「うん、僕の学問にも生かしていくよ」
是非にと言う先生でした、そしてトミーにお願いして買ってもらった苺をお家でみんなで食べてみて言うのでした。
「うん、この苺もね」
「美味しいね」
「甘酸っぱくてね」
「こんないい苺もね」
「日本ならではだよね」
「全くだよ」
笑顔で皆に応えて言う先生でした。
「日本のお百姓さんが作ってくれた最高の苺だよ」
「本当にね」
「それじゃあね」
「この苺も食べて」
「そうしてね」
「明日も頑張りましょう」
「是非ね」
「そうしようね」
先生も笑顔で応えてです、そうしてでした。
皆で苺も楽しみました、ただこの時先生はこの日のことが思わぬヒントになることは思っていませんでした。
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