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ドリトル先生と奇麗な薔薇園

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第二幕その十

「これもいいよ」
「そうだよね」
「ううん、じゃあね」
「こうしたことをしていけば」
「かなりいい?」
「農業は」
「そうだね、しかし日本はね」
 この国の農法のことをさらにお話する先生でした。
「農業でも面白いね」
「そうだね、色々やるよね」
「自給率が低いとか言われてたけれど」
「実際は違うみたいだし」
「実は農業大国でもあって」
「そちらでも面白い国よね」
「そうだね、この分野でもね」
 本当にという先生でした。
「面白い国だよ」
「というかね」
「日本の農業って凄いよ」
「いい作物どんどん作ってるし」
「お肉だってそうで」
「乳製品もね」
「日本のチーズは美味しいよ」
 先生ははっきりと言い切りました。
「それもかなりね」
「そうそう、欧州に負けてないよ」
「バターにしてもね」
「ヨーグルトも」
「そうだよ、日本人も長い間気付いていなかったけれど」
 それでも現実はというのです。
「実は日本は農業大国でもあってね」
「何か世界でも五番目位の」
「それ位だっていうね」
「それ凄いね」
「そうだよね」
「日本はそこでも」
「そうなんだ、しかしこの苺は」 
 あらためて苺を見て言う先生でした。
「美味しそうだね」
「そのまま食べてもね」
「そしてお菓子にしても」
「ケーキとかね」
「そっちにしてもよさそうだね」
「うん、見ているだけで」
 こうも言った先生でした。
「食べたくなるよ」
「そうそう、ジュースにしてもいいよ」
「物凄く甘いジュース飲めるよ」
「何かこうして見てると」
「苺食べたくなるね」
「そうなるね」
「そうだね、じゃあトミーに連絡して」
 そしてと言う先生でした。
「苺も買ってもらおうかな」
「そしてだね」
「その苺を皆で食べて」
「そうしてね」
「美味しい思いをしようね」
 皆も笑顔で応えます。
「今日のデザートはこれね」
「苺だね」
「苺を食べてね」
「それで楽しもう」
「そうしようね」
 先生も自然と笑顔になっています、そうしてでした。
 皆で農学部を後にしますがその先生達の近くに今度は鶏達が小屋の外の囲われている場所に出て動いていましたが。
 その彼等を見てです、先生はこうも言いました。 
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