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魔法少女リリカルなのはエトランゼ(異邦人) 再構築

作者:南條 綾
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9部 ViVid!
6章 たまにはまったりな日常
  なのはとのお話

 俺は観念して瞬間移動で家の前に到着
そして家の中に入る。

「ただいま」

「おかえりなさい」


 エプロン姿のなのはが出迎えてくれた。

「え・・・えっと」

「どうしたの?」

 なのはが疑問に思って質問をしてくれるのはいいのだが、
まさかエプロン姿で出迎えてくれるとは思っていなかったので、ビックリした。
エプロン姿のなのはを見て、
やっぱりなのはは、可愛いと再確認

「エプロン姿が可愛くてちょっとビックリしただけ」

「ありがと」

 あいかわらずのひまわりのような笑顔を見ておれ自身嬉しく思う。
そして、俺はなのはにエスコートされてリビングにはいった。
テーブルの上にはちょっとしたクッキーとか置かれていた。

「あれ、ヴィヴィオ達ここに来るの?」


「イクスとみんなと一緒にプールに行くって連絡あったよ」

 
「なにこれ?」

「綾ちゃんと会話しながら食べようかと思って作ってしまいました」

 てっきりヴィヴィオ達のおやつのためと思ってしまった。

「そっか、うん!ありがとう」

 そうして少しクッキーを食べて、一段落して俺は話し出した。
よく考えたら聖王教会から出て何も飲み食いしていなかったことに気づいた。

「心配かけちゃったね?」

「綾ちゃんは大丈夫だと信じているけれど、さすがに連絡がないのはね
心配するよ」

「ごめん、えっと!どこから話そうか?」

「綾ちゃんの好きな感じで良いよ」

「うん、完全にシーラにお店を譲ろうとしたら、
オーナー業はしてくれってさ。
それはいいんだけどねぇ」

「飽きたの?」

「お菓子作るのは好きだよ。でも・・・」

「後宮の人間じゃないんだけ、私は前線の人だったっけ?
綾ちゃん確か、そう言っていた記憶があるけれど」

「あぁ・・・うん。
確かに言ったような気がする。それでね」

「私も昇進見送ったから気持ちはわかるんだけど!
戦いのためにあちらの世界に行くの?」

「はい?」
 
 あっち?
俺はジェスチャーで指差して、あさっての方にして首をひねった、

「アシュリアーナだったっけ?」

「行かない!行かないってば・・・なんでなのはと離れないと行けないの?」

「良かったぁ」

 なのはは、一呼吸をして安堵の顔をしていた。

「私が守りたいのは、家族と親友だけだよ
あちらにいっても私のやることはないしね
なんでそう思ったの?」

「最近の綾ちゃん。なにか考えているようだったし、
シーラちゃんにお店を渡すとか、急にインターミドルの大会にも出場するから
てっきり思い出作りとヴィヴィオ達になにかを伝えようとしているのかなって思って」

「心配お掛けしました。
ここ最近私の周囲は騒がしくなっては来てるけどね」

 なのはには言ったのだが、自分のクローンが現れたことや
刺客やらなにかと物騒な連中もいたりする。
さすがに店の中に現れたら、お客様にも迷惑だと思った。
それを素直に伝えた。
そして、当たり前なのだが、聖王教会も監理局も俺の存在を警戒していることは知っていたけれど、
カリムはそんなことは顔には出さないけれど、
シャッハにはすごく警戒されているのもわかった。
改めて自分は異質な存在だと思ってしまってと言ったところで、
なのはが正面から抱き締めてくれた。

「大丈夫だよ。私は綾ちゃんを信じてるし、愛してるから」

「正面から言われると恥ずかしいね!」

「ヴィヴィオがいると流石に言うのは流石に恥ずかしいけれど、
きちんと言葉にしないと伝わらないしね」

「ありがとう。私もなのはの事愛してる」

 俺は少し顔をあげるとなのはの顔が至近距離にあるので、
身動きができないので目を瞑りキスの要求をした。
そうしたら、なのはが要望に答えてくれた。

「綾ちゃんってキス好きだよね」

「なのはを感じられるから」

 素直に伝えた。

 流石にいつヴィヴィオが帰ってくるかわからないので、行為には至らなかった。

「少し本格的に嘱託をして情報を集めようと思うよ」

「綾ちゃんを狙ってる組織の?」8

「だね」

「ん、無茶だけはしないでね?」

 俺は二つ返事をしてなのはに甘えていた。
そうこうしていると、時間は早いもので日は沈んできた。

「さてとなのはに十分甘えたから、晩御飯でも作ろうかな!」

「今日は私が作るよ」

 なのはがそういってくれたので、俺はリビングでくつろいでいたら、ヴィヴィオが帰ってきた。

「こんな遅く帰ってきて不良だ!」

「昨日帰ってこなかった綾お姉ちゃんに言われたくないよ」

「もう二人とも、ヴィヴィオ、イクスちゃんどうだった?」

「ん、楽しそうだったよ。みんなでいっぱい遊んだ!
綾お姉ちゃんの事心配してたよ」

「そっか!んで、イクスは?」

 俺はそそくさと教会から出たので心配されても仕方ないか

「オットーとディードが教会に連れて帰ったよ」

「あの二人なら護衛として心配ないもんね」

 なのはの言うとおり、そんじょそこらの襲撃者に遅れをとる二人じゃないから俺も安心

「アインハルトちゃんの笑顔も見れて、イクスちゃんも目を覚まして、
いいこといっぱいあったね」

「ありすぎて怖いぐらい」

「でも学校の方はもうすぐ学期内試験だよね」

 なのはに言われて一瞬ヴィヴィオがドキッとして動きが止まったのは見なかったことにしよう

「べ・・・勉強もサボってないから、余裕ですし・・・」

「もちろん!心配何てしてないですよ~」

 そうなのはが言った矢先に俺は笑ってしまった。

「どうしたの綾お姉ちゃん。笑うところあった?」

「いや、なのはがそれを言うなんて、お母さんになったなって」

「なに綾ちゃん?」

「だって、仕事が楽しくて学期テストを忘れていた人たちがよく言うなって!」

「綾ちゃん!」

「なのはママ・・・」

「少しスケジュールを間違えただけです。
もぅでも試験が終わったらまた楽しいことあるでしょ
年に一度の学院祭」

「そうそう」

 空に浮いてるクリスが疑問に思ってたので、ヴィヴィオが丁寧に教えていた。
どうやら今年出会ったトップファイターの皆様もご招待する予定らしい
テストの結果はチームナカジマの面子は優秀さんばかりらしい
ヴィヴィオのライバルミウラはなんとかクリアで突破
その事で一応ヴィータに相談を受けたのだが、赤点じゃなければいいんじゃないのと言っておいた。
ヴィヴィオたちは学生生活と練習に充実した毎日を送り
俺はシーラに付きっきりで俺の技術を伝えていた。



 
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