星の痣を持つ赤龍帝
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番外編 悪魔には使い魔が必要になる
アーシアが悪魔に転生して9~10日後の放課後。
「イッセー、アーシア、黒乃、使い魔に興味はあるのかしら?」
「使い魔ですか?リアス部長」
「そう、使い魔よ。あなた達はまだ持っていないでしょう」
使い魔は悪魔にとって欠かさない存在。偵察や情報収集、ときには修行の相手や悪魔の仕事にもしてくれる。って、リアス部長に教えてくれた。
使い魔か、動かない大図書にもいたな。
「これが私の使い魔よ」
リアス部長は赤いコウモリだ。
「この子が私の使い魔ですわ」
小鬼も使い魔に出来るだ。
「………シロです」
小猫ちゃんは白い子猫か、似合うな。
「僕のはこれだよ」
木場は小鳥だ。爽やかなイメージに似合うな。
僕や黒乃、アーシア以外の眷属は自分の使い魔を
何か僕も使い魔が欲しくなってきたな。
「あのリアス部長、使い魔はどこで手に入れるですか」
「それは……」
リアス部長が僕たちにそれを伝えようとしたとき。
オカルト研究部の部室のドアが開かれた。
誰って思っているいたら、数人の女子生徒と一人の男子生徒が入って来た。
「リアス、彼らがもしかして……」
知的でスレンダーの人がリアス部長に尋ねた。
「ええ、私の新しい眷属よ。兵士の兵藤一誠と風見黒乃
と僧侶のアーシア・アルジェントよ。三人とも挨拶したさい」
「リアス部長の兵士の兵藤一誠です」
「イッセーの幼なじみで同じく兵士の風見黒乃です」
「僧侶のアーシア・アルジェントといいます!」
「私はJ(ジャン)=P(ピエール)・ポルナレフ。知っているがこの学園の教師でオカルト研究部の顧問も勤めている。よろしく頼むぜ」
「はじめまして。表向きでは支取蒼那と名乗っていますですが、本名はソーナ・シトリです。上級悪魔でシトリ家の次期当主でもあります」
そーなのかー、支取先輩もリアス部長と同じ上級悪魔で次期当主なのかー。って何言っているだ僕。リアス部長もグレモリー家の次期当主だね。
「ソーナは要件があってここに来たわね」
「ええ。私も新しい眷属を得たので紹介を思ってここに来ました。サジ、あなたも自己紹介を」
「兵藤!それに風見先輩もリアス部長の眷属になったのか?」
「黙ってごめんね匙」
「匙君も悪魔になっていたとは知らなかったわ」
匙は松田や元浜と同じで中学校の時からの友達。でも、最近は悪魔稼業や部活で忙しくて遊べなくなった。
「兵藤と風見先輩以外は初めてまして。俺は生徒会書記で会長の兵士の匙元士郎です」
「匙も僕や黒乃と兵士だね」
「俺は普通の転生悪魔と違って、駒4つを消費した兵士だぜ。すごいだろ」
いいな匙。駒4つで済ませるなんて羨ましいよ。
「サジ。貴方は勘違いをしています」
「ど、どういうことですか?」
匙が支取先輩に尋ねる。
支取先輩は眼鏡をくいっと上げて説明をする。
「彼、兵藤一誠君は今代の赤竜帝です。リアスの兵士の駒8つを消費をしても出来ず、最終的に赤竜帝の力で兵士の駒を変異の駒に変えなければ転生出来なかったほどです。調べてたところ彼の駒の価値は兵士15個分で、何故か翼は出せないらしいです」
「こ、駒15個分で翼が出てこないって意味が分からないぜ」
「匙、気にしても仕方ないよ。それに翼が出てこなくても何とかなるよ」
「相変わらずだな兵藤は。悪魔に転生しても変わらないぜ」
匙と話している内に時間が過ぎていて、新人悪魔の顔合わせが終わった。
生徒会もといシトリ眷属の顔合わせが終わった後、僕たちはとある森にいる。
「使い魔ゲットだぜ!!」
「ひゃ!」
突然のでアーシアが悲鳴を上げながら僕と黒乃の後ろに隠れてしまった。
声の方に向くとケチャップが大好きな電気ネズミの相棒を持った、永遠の10歳のトレーナーの格好したおっちゃんがいた。
「俺はマザラタウンのザートゥジ!使い魔マスターだせ!リアス・グレモリーさん、この者たちが電話で言ったこの子たちか?」
「はい、ザートゥジさんよろしくお願いしますね」
「なるほど、金髪の美少女と茶髪で中性の子と赤毛でピンク色の渦巻きのメッシュの美少女の3人か……」
ザートゥジさんは僕、アーシア、黒乃を見て頷いていた。
「イッセー、アーシア、黒乃、この人は使い魔のスペシャリストよ。この人の言うことを参考し、使い魔をてにしなさい」
「「「はい」」」
「あのオススメの使い魔はどれですか?」
「人によって好みが変わるが、おれがオススメするのはこれだぜ!」
ザートゥジが使い魔専用の図鑑を指したところを見ていると、青いドラゴンが写っていた。
「あの、これは?」
「おう!これは竜王の一角、天魔の業の竜(カオス・カルマ・ドラゴン)のティアマット!竜王で唯一のメスのドラゴンである!誰一人も使い魔をしようとする悪魔はいない」
『ほう、ティアマットか。懐かしい名だな』
ねぇ、ドライグ。ティアマットのこと知っているの?
『あぁ、昔に何度か戦ったことがある。そのときは力を求めていた俺を何度も完封なきまで倒したんだ。それで奴は俺を嫌っているんだ。歴代の赤竜帝も何人かが奴と遭遇している』
竜王は魔王クラスの実力保持者だろ?
凄いな、ドラゴンは。
「イッセー。竜王ティアマットを使い魔にしなさい!部長命令よ!!」
「いやいやいや、無理ですよリアス部長」
「だって見てみたいじゃない。赤竜帝と竜王のセット、それにイッセーなら出来るわ!!」
それために死ねと?
もしも竜王が修行の相手だと強くなるから、出来るところまでなるよ。
って話し内に上空から凄まじり強風が吹き渡り、それて突然、轟音のような音が響いた。
僕は上を見上げると青より蒼い鱗を持つ美しいドラゴン。
そうティアマットだった。
「あなたがティアマット?」
「何だ、貴様は?」
シャッベッタ!しかも普通に女性の声だ!
しかも僕の左手を見て途端、目を鋭くさせる。
「その神器……まさか赤竜帝か、何の用だ」
「単刀直入で言う。ティアマット!僕の使い魔になって欲しい」
「ふははははぁぁ!!私を使い魔にしたい奴が表れるとは面白い。小僧チャンスをやる」
「チャンス?」
「この私を認める強さを見せれば、貴様の使い魔になってやる」
だったら僕の今持っている力をぶつけてやる。
『相棒!分かっていると思うが、ドラゴンの鱗は非常に硬い。普通に殴ればこちらがダメージを喰らうぞ』
ドライグが言ったところでティアマットの周りに複数の魔方陣を展開する。
「赤竜帝の龍手!!」
僕も龍手を展開。
『Boost!』
ティアマットが展開した魔方陣から特大の魔法弾を放つ。
「うわ!危な!」
僕はそれを何とか回避する。
避けきれないのは幽波紋も展開してガードをする。
「ほう、この攻撃を凌ぐとは。並みの相手なら今ので終わっていたぞ」
「簡単に終わらせない!次はこっちから行くぞ!」
『オラオラオラオラオラオラァァァ!!』
そう言って僕は幽波紋を使って殴った。
「今のは効いたぞ!赤竜帝の小僧!」
「これでも鍛えてほうだよ」
やっぱり強いよ。
僕の全力の攻撃でもティアマットはまだ余裕がある。
「ところで小僧、神器には禁手というのはあるのだが?使わないのか?それとも使えないのか?」
「禁手?ううん、僕は使えないよ」
「そうか、小僧まだ諦めてないのだろう」
「うん、僕はまだ、あなたに認めるだけの強さを見せてない。だったら、僕の全てをあなたにぶつける!!」
「そうか。この私にぶつけてこい!」
そう言ってティアマットは距離を取った。
ドライグ、力はもう貯まっているかな?
『ああ。力はもう貯まっているぞ』
よし。あのスペルカードが使える。
「竜符<竜星封印>!」
僕の周りに七色の星と球体を出して、そこに溜めたおいた力を譲渡する。
『Transfer!』
するとその弾幕はより密度が増っている。
「当たれええぇぇっ!」
僕は弾幕を放つ。
弾幕の速度も速く回避も難しい。
「これは避けるのは野暮だ」
そう言って、ティアマットは魔方陣を展開し、前よりも特大の魔法砲を放つ。
僕の弾幕とティアマットの魔法砲が激突。そして、激突の余波でお互い吹き飛ぶ。
「いっ、いてて」
『相変わらず相棒は』
もう、分かっているよドライグ。無茶だって言いたいでしょ、でも、それぐらししないと認めてもらえないからな。
「いい一撃だったぞ」
そう言いながらティアマットは魔方陣を展開し、光に覆わて体のシルエットが変化する。
ドラゴンの巨体から人間サイズまでに小さくなり、光終わると青髪の女性が表れた。
「あの……もしかしてティアマット?」
「ああ、この姿では初めてだな、何故驚いている?」
「驚くよ!いきなりドラゴンから綺麗な女の人に変わったら」
「んな//!」
何か、ティアマットの顔が真っ赤になっている。
「綺麗か、何か嬉しい。小僧のこと気に入った。私のことティアでいい。堅苦しいのは嫌いなんでな」
「そーなのかー。僕のことはイッセーって呼んでね」
「ああ、よろしく頼むイッセー」
「こちらこそよろしくね、ティア!」
ティアとの戦い終わった。どうなっていたのかって、それはティアの話では<まだ禁手に到達せずにここまで力を発揮した。それに小僧は若くまだ発展途上だ。何処まで強くなるか楽しみになっと来た>って言って、ティアになんとか認めてもらうことができた。
「ただいまです、リアス部長。何で驚いているですか?」
僕が皆のところに戻ると、そこには目を見開いた部員の姿があった。
「驚くわよ!あの竜王のティアマットを連れてくるなて」
僕だって驚いているよ、まさかティアを使い魔に獲得するなんて、何が起きるか分からないよ。
「ねえ、アーシアと黒乃に抱えているのってドラゴン?」
「はい。私のが蒼雷竜のラッセーです」
「で、私のが天空竜のウェンディよ」
僕がティアと戦っている間にアーシアは蒼雷竜、黒乃は天空竜を使い魔を獲得していた。
その後に部長の指示に従いながらティアを使い魔にするための魔方陣を展開する。
「兵藤一誠の名において命ず。汝、我が使い魔として契約に応じよ!」
赤い魔方陣が光出すと、そのまんま魔方陣は消失した。
「今日は3人ともドラゴンを使い魔にするなんて驚いたぜ。アーシアちゃんは蒼雷竜を、黒乃ちゃんは天空竜を使い魔にしたことさえ珍しいのにお前さんは竜王を使い魔にしちゃうから使い魔マスターの道もまだまだ遠いぜ」
ザートゥジさんは腕を組み、うんうんと頷きながら言う。
こうして僕たちは無事に使い魔を獲得することが出来た。
匙にこの事を話しをしたら、何でか遠い目で見ている感じがしていた。
To be continued
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