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妖精の尻尾所属の戦闘民族(旧)

作者:貝殻
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第3話 月日が流れる…謎の本と向けられし憤怒の目線

 
前書き
とりあえず、色々ですが、これからの物語は変わります(急激)
ヒロイン予定だった子も相手が居るしあの二人だからこそ尊いからそちらも変更…。
とりあえずヒロイン候補は居るが…あれ、なんかヒロイン候補の子3人がロリな件…主人公にロリコン疑惑が付くのはいつ頃だろうなぁ…。
まぁ、そこは今後ゆっくり決めます(震声)
あ、ちなみに主人公の容姿はゼノバースの初代主人公です

では(急)、第3話、どうぞ 

 
 サイヤ人、それは400年前に突然イシュガル大陸に現れた男女の夫婦から広がった種族である。
 その夫婦は異常に強く、夫である男性はその次代で最強種族であるドラゴンと互角の闘いを繰り広げたとも言われている。
妻である女性は夫に劣るともされているが、それでも一級の魔道士とも良い勝負があったとか

そして、サイヤ人としての特徴である”猿の尻尾”を持っているとのこと。今では見かけることが殆どなく、先祖返りしているサイヤ人は稀とされている。
 故に、尻尾の生えているサイヤ人は将来が約束されている魔道士でも有り、戦士でもある。
 400年の間に尻尾を持つサイヤ人が居たとされていて、必ず所属する職場は戦闘に関することが多い。
例えば賞金首
例えばトレジャーハンター
例えば魔道士ギルド
等とあり、他にも軍人等になる始末。
同僚であった者たちからも取材で彼らの性格が当て嵌った特徴が数多くあった

・戦闘狂
・傲慢
・破壊衝動
・凶暴
・魔力が桁違い
・大食い
・純血のサイヤ人は黒髪黒目
・普通の魔法は使えないが強力な術ができる
・肉体が鋼のように固く、砲弾でも倒すことが困難(成人ならば)
・青年期が長く、通常の人間より老化が遅い。(80歳までと言われている)
・満月を見ると大猿になることがある
・逆鱗に触れると別人のように変わる



等など。
だからか、サイヤ人、特に尻尾の生えているサイヤ人は厄介払いされることが多く、認められることは少ない。尻尾の生えていないサイヤ人でさえ、子供などを授かった時に尻尾が生えないなんて可能性は皆無ではないからという理由と、上記に述べたように彼らは性格が傲慢であることが多く、戦闘中に気が抜けて敗れたり、仲間を死なせてしまうことがあるのだ。
故に、サイヤ人を引き入れる時にはそこを注意すると良い、と言われているのだが、それは難しい。
人は簡単に変えられないのと同じように、彼らもまた困難なのだ。
だから仲間に入れるのなら責任が重大であり、それを果てせる者は少ない。
例えると子供が拾った猫を買いたいと変わらないように見えるが、それとこれとは別次元と言える。

そして、なんと記せば良いのか、サイヤ人には極悪人が多いこともあり、昔国を救ったことのあるサイヤ人とは違いすぎることがある。
今では彼らは【堕ちた英雄の種族】という忌み名で呼ばれていることが多く、どこに居ても邪魔者扱いとしてしか見られることがない。
だが忘れないでほしい。彼らは、サイヤ人の中にも善の心を持つ者が居るということを。
我らと同じ様に、悪の心を持つ者も居れば善の心を持って立ち向かう者も居る。
我らとサイヤ人は決して違いなどある訳ではないということを。
もし、誰かが私のようにサイヤ人に救われた者が居るのならば、どうか彼らを、優しく迎え入れてほしい。
それが、我らとサイヤ人の一歩となることを願って―――――











―――――SAIYA_XENO_HERO――――
製作者:RAIRE




―――◆◆◆◆◆◆―――









―――少年、レッド・パッペは妖精の尻尾に所属されてからは力をつけることに専念していた。
 だからといってはギルドの仲間たちとは交流を蔑ろにすることはなく、むしろ積極的に関わる場面が何度もあったと目撃情報が多発されていた(マグノリアの民やギルド所属の魔道士談)

彼は魔法を覚えようと努力するが、それでも魔法らしきものは覚えられなかった。覚えたとしても女性が好む魔法の一つである「色替(カラーズ)」をくらいとのこと。
他の戦闘向きの魔法を覚えようと努力したようだが、
それでも彼には魔法らしい魔法を覚えられなかったという。

それをマスターであるマカロフに相談した所サイヤ人は魔力はあるが代々魔道士が使える魔法が覚えられなかったとのこと。
それを聞いて軽く絶望しかけたレッドだが、その次に放たれた言葉ですぐに我に返る

「―――空を飛んだり、光の魔法らしき技を出すことがあったりするらしいぞい」
なんでもないような顔で答える老人に「それを早く言えよ」と愚痴をこぼすが、その後礼を言って身体と精神修行を初めたという。
が、修行だけではなく仕事のクエストをして金を稼ぐことがある。
一応レッドはマカロフの家で居候しており、金が溜まったら自立させるとのことらしい。
ちなみにだが、マカロフの孫である「ラクサス・ドレアー」とは年齢があまり変わらないからか、仲良くなることができた(本人は子供の部分が大きく出ているためなんとかなれたようだ)

閑話休題(それはともかく)

レッドが力を付けるのに必要なのはどんな攻撃でもすぐに立ち向かえる強靭さと、遠距離から使うマカロフから聞いた「光魔法」だ。
最初は小さいモンスターを倒すということから初めるのだが、最初は怯えて相手することがまずできなかったとのことだ。
前の世界で生きていたからか、生き物を殴るというにも抵抗があり、何よりも見たことのない生物と殴り会えるかといったら難しい。
だが、そんなレッドを見てモンスターは勝機と見て襲いかかったとのこと。
その時の出来事を覚えていなかったようだが、気が付いたらモンスターが焼き立てになった状態で倒れるのを目撃したらしい。

「自分は危機的な状況に立ったら本領が出るタイプかもしれない」と考えてまた実行することする。

少しずつであるが、彼の精神はサイヤ人としての精神に塗り替えられていっている。
だからだろう、彼はまた続きをするために積極的に動く。前までなら「今日はここまで」と終わるタイプだったのに、だ。

勿論彼も薄々気づいたようだが、「この世界で生きるのならそれが最適なのかもしれない」と受け入れている模様。

それから修行とクエストがエスカレートしていき、彼は度々と力をつけ、光魔法と認識している力を覚えていく

友であるラクサスも、10歳になると彼と同じ様に妖精の尻尾のメンバーとして動くことが多くなった。
特にレッドと共に切磋琢磨で共に高め合うこともあった。

そんな二人を見て時々手合わせしてくれるのが「ギルダーツ・クライヴ」。
妖精の尻尾の魔道士の中では唯一S級魔道士であり、彼に敵うのはマスターくらいだと言うメンバーも少なくない。

だが、S級魔道士だからか、色々なクエストに出るため多忙であり、あまりギルドに居ることは少ないという。
だからギルドに居る時は休むことが多いが、彼がレッドとラクサスの修行を見て「強くしてみるのも一興じゃねえか?」ということで軽く手合わせしてくれるとのこと。

まぁ、他の魔道士も面白がってやりあうことが多いったら多いが。

その内に妖精の尻尾に自分たちと同じくらいだった子供が多く入るようになり、どれも個性的な子どもたち揃いだったとのこと。レッドも「個性的な奴等だなぁ…」と呟いたが、近くに居たラクサスは笑みを浮かんでいるところを目撃されていて時々からかわれるとのこと。ドンマイ

そして、そうして仲間が増える中、レッドはある悩みを持っていた。
その悩みとは、クエストを受け付けた時にその街の半ばで落ちていた本についてだった―――

















SIDE:レッド・パッペ



X775年――――― アカリファ


妖精の尻尾に入ってから数年が経った。
あれからといえば、森に居た頃よりマシになったといえばなったと自信を持って言える程だ。
だが、どうやらオレは普通の魔法を覚えれる素質は皆無の様で、折角魔法の世界に来たのだから魔法の一つでも覚えたいと思ってたのにまさかの色替の魔法が使えた。
嬉しいっちゃ嬉しいけど…そういうのではなくこう、戦闘でかっこよく使えるやつが良かったという贅沢な気持ちが本音だ。
特にマカロフさん―――マスターの孫であるラクサスのように雷を使ったりしてみたい。

ラクサスは昔体が弱かったらしいが、なんやら親父である「イワン・ドレアー」さんに魔水晶(ラクリマ)で直したらしい。

普段が悪人面なのに意外と息子想いがあっていい人なんだよなぁ…何故かギルダーツのおっちゃんと仲が悪いが。

それで体が弱かったに関わらず、今じゃ強くなりすぎてる感がある。ある意味オレが抜かれていることがあり得るかもしれない。雷早えよ…。

前に「なんでそんなに強くなったんだ?」って聞いたら
「お前に負けてられねえから」

と返された。
まさかライバル視されるなんて…。
というわけで今でも修行を続けている身です。
最近は手から光…オレは「気弾」と呼称している。
なんで気弾だって?そりゃ…なんか「魔弾」にすると何かが違うっていうか…病気…がね?(目を逸らす)
だから気弾にしてみた。なんかこれでしっくり来るからこのままにしている。

この気弾で色々試してみて、エネルギー砲という長いやつが出せた。しかも大きい(語彙力)
おかげでオレ自身の魔法を覚えれたってところだけど…なんかサイヤ人ってのはこれが普通らしい…。

らしいってのは、このアカリファっていう、マグノリアの西の方にある街でたまたま落ちてたのを拾ったからだ。

「なんで拾った」と言っても、前から本好きだったからと、道半ばに落ちてるの見たから珍しがって拾ったってところだ。

んで拾ってみたら予想外のパターンだった。…よく新聞で見る「サイヤ人」の評判が最悪だったが、この本はサイヤ人を良く思っているような文面があった。

救われたって書いてあるが…そのお礼として書いたのだろうか?まぁ、今更書いても変わるとはとても思えんが。

しかし大猿か。なら尻尾を切ってよかった(・・・・・・・)な。マスターの言う通りに満月を見て大猿になっちゃ溜まったもんじゃない。…まぁもうすぐ生えてくるだろうけどさ。

とりあえず、この本は落ちてるってことは誰かが落としたかもしれないし、評議員にでも事情を説明しておこう。
そうと決まったら早速行動をするか。



 そう決めて歩いてきた道を振り返って目的地に行こうとする中、どこからか目線を感じた。
視線の方向を振り返ったら突然気配が消え、視線もなくなっていた。どこを見ても何も無く、マグノリアの建物の屋根を見ても別段と変わったことはなかった。

だから、気の所為ってことで置いて早く行くとしよう。クエストを終わらせたのを伝えたほうが良いし。



















 ◆◆◆◆◆◆








レッドはそれを気にせず、ただマグノリアで大勢の人が歩んでいる道へと戻っていく。

本来レッドが歩むはずだった道のすぐ近くにロープを付けた男性が立っていた。その男性がまたレッドの背中を見つめ―――――いや睨んでいる。その目に宿すのは、憤怒。

何を以ってその目に宿す怒りをレッドに向けているのか、それは未だ定かではない――――――

 
 

 
後書き
これで完成…とりあえず眠いからもう眠らせてもらいます。

ざっと時間とか飛ばしたりしたけど…色々書くと面倒だから飛ばしたからとかじゃないですよ?本当ですよ?(建前)

さて、最後レッドに向けていた怒りは一体なんなのか、まだオリジナル展開が続くけど大丈夫。そんなに続かない(確信)

 
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