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ヴァンガードG ネクステージジェネレーション Re:start

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Turn:44 闘士の誓い

 
前書き
準決勝最後のファイト
ミキとカズヤのファイトが始まった
互いに全力をぶつけあう戦い
2人の想いが激突した果てに立っているのは果たして 

 
準決勝第2試合もいよいよ大詰め
大将戦までもつれ込んだ闘いにミキとカズヤが挑む
「ハルカの掴んでくれた一勝は無駄にしない………このファイトに勝って!3人で」必ず頂点に立つ!」

Turn:44 闘士の誓い

「プログレスセコンド・ドラゴンでメチャバトラー マルヤーキをアタック」
プログレスセコンドの放った光線がマルヤーキへと向かっていく
「ドライブチェック」
【スチームメイデン メスキア】トリガーなし
マルヤーキが光線の勢いに負け体が宙に浮き僅かに後ずさる
【メチャバトラー アラシード】トリガーなし
「ライド!メチャバトラー アバレール、更にブッタギルをコール、カブトロンのブーストでヴァンガードにアタック」
「ギアキャットでガード」
ブッタギルが剣を振り下ろしプログレスセコンドに向かっていく
だがギアキャットがパンチしてブッタギルを止めた
「アバレールでアタック!ドライブチェック!」
【メガハンマーレディ】ドロートリガー
「ゲット!一枚ドロー、パワーはアバレールに」
「ダメージチェック」
【スチームキーパー ラバシム】トリガーなし
「ライド!有為転変のギアピーコック、更にスチームメイデン メスキアをコール、ギアホークのブーストしたメスキアでアタック」
メスキアの持った本から現れた歯車の形をした光がアバレールに飛んでいく
【ムッチャバトラー ビクトール】トリガーなし
「ギアピーコックでアタック」
「シャイニング・レディでガード!」
滑空しアバレ―ルに向かっていくギアピーコック
だがシャイニング・レディに行く手を阻まれ止まってしまう
【スチームバトラー ウンダルル】トリガーなし

「あっ、このファイト………」
「ミライさん?どうかしたんですか?」
「二人とも今のところダメージ2対1で互角、それぞれ一列ずつリアガードを展開、しかもどちらも連続攻撃を得意とするデッキタイプ」
「そうか!二人のファイトスタイルとてもよく似てるんだ!」
「そしてこのターンからグレード3、ここからはおそらく純粋な力のぶつかり合いになる」

「ライド!ムッチャバトラー ビクトール!コールはせずこのままアタック!」
ビクトールが剣を構えギアピーコックに向かっていく
「ツインドライブ!」
【レッド・ライトニング】クリティカルトリガー
【メガハンマーレディ】ドロートリガー
「ダブルトリガー!?」
ビクトールの剣でギアピーコックが切り裂かれる
【プログレスセコンド・ドラゴン】トリガーなし
【スチームメイデン イシュメ】トリガーなし
「ブッタギルでアタック!」
「ガード!」
マシュダとウンダルルの2枚でガードしたミキは自分のダメージゾーンを見た
3対2で一見互角に思える
だが手札を増やしミキの手札を3枚まで削った
押しているのは完全にカズヤだ
「ライド!イフェメラルワンド・ドラゴン!ストライドジェネレーション!時空竜 クロノスコマンド・ドラゴン!」
ミキが最も得意とするクロノスコマンド・ドラゴンを起点とした攻撃
「ストライドスキル!ワープドライブ・ドラゴンを表に!ヴァンガードのパワーを+10000、ギアホークのブースト、メスキアでアタック」
メスキアの放った歯車がビクトールを直撃する
【メチャバトラー アラシード】トリガーなし

「これでダメージは3対3!」
「けど………」

クロノスコマンド・ドラゴンが杖を構え上空からビクトールに光が降り注ぐ
「完全ガード!」
その攻撃をレディ・サイクロンが受け止めた
【有為転変のギアピーコック】トリガーなし
【スチームブレス・ドラゴン】トリガーなし
【スチームバトラー マシュダ】クリティカルトリガー

「惜しい、スタンドトリガーが出ていれば」
「ミキの手札は5枚………ノヴァの攻撃を耐えきるには少なすぎる………」
心配のあまりぎゅっと手を握るユキナ

「ストライドジェネレーション!メテオカイザー ビクトール!Gゾーン裏のビクトールを表にしてスキルを獲得、フュリアス・パンチャーとホワイト・ハンクをコール」
ユニットを展開し一気に攻めにかかるカズヤ

「行ける!行けるよカズヤ!」
「そのまま決めちまえ!」
控室のハルカとタイチも興奮して声をあげていた

「カブトロンのブースト!ブッタギルでヴァンガードにアタック!」
「ギアピーコックでガード」
向かっていったブッタギルにギアピーコックが突撃し食い止める
「カブトロンのスキルでブッタギルをスタンド!パワー+2000!更にブッタギルの闘魂でパワー+5000!もう一度アタックだ!」
「ガード!」
マシュダを使いこのアタックをガードするミキ
「ホワイト・ハンクでアタック!スキルでもう一度ブッタギルをスタンド!」
「(もうブッタギルのアタックは止められない………なら!)」
ワクワク・ワーカーがホワイト・ハンクの攻撃を受け止める
更に続いてやってきたブッタギルの攻撃
この攻撃は防ぎ切れなかったようでミキはノーガードで受けた
【エクステンドマグネ・ドラゴン】トリガーなし
「メテオカイザーでアタック!ストライドスキル!ホワイト・ハンクとフュリアス・パンチャーをスタンド!フュリアス・パンチャーのスキルでメテオカイザーに+5000!」

「この攻撃がヒットしたら………」
「メテオカイザーのスキルでパワーあがりまくりのブッタギルがスタンドする………」

「イフェメラルワンドのジェネレーションブレイク!クロノスコマンド・ドラゴンを表にしてパワー+10000!更にジェネレーションガード!遡る時乙女 ウルル!」
このガードでメテオカイザーのパワーは届かない
「トリプルドライブ!」
【メチャバトラー アラシード】トリガーなし
【メチャバトラー マルヤーキ】トリガーなし

「あと1枚………」
「クリティカルトリガーが出れば勝てる!頼む!」

【ホワイト・ハンク】トリガーなし
惜しくもトリガーは出ない
「(けど、このユニットたちならまだチャンスがある、何とか耐えきって次のターンで)」

5枚目のダメージであるアップストリーム・ドラゴンを見つめながらカードを引くミキ
「(ずっとクロノさんの背中を追いかけてきた………でも)」
第一試合で見たミライのファイト
あまりの迫力思わず圧倒されていた自分がいた
ファーストステージやセカンドステージでも何度も危ない盤面があった
「(私じゃ届かない………ただの憧れでは………でも、だからこそ掴みたい)」
ドローしたギアイーグルのカードを見て笑みを零すミキ

「なんかあいつ、これまでと雰囲気違うな」
それに気づいたタツマが思わず言葉を漏らした
「ミキ………?」

「ストライドジェネレーション!時空竜 クロノスコマンド・レヴォリューション!スキルでお互いのリアガードを山札の下へ、」
だがクロノスコマンドが表になっているためメスキアとギアホークは無事なままだ
「ギアホークのスキル、パワー+15000、メスキアと位置を交換、ギアイーグルをコール」
「(まずい………ギアイーグルのアタックが成功すればリアガードをタイムリープできる、そうなったら………)」
枚数に余裕のあるカズヤだがシールドに余裕があるわけではない
パワーが跳ね上がったギアホークを含め全体的なパワーラインが高くなっている
「ギアホークでアタック」
「(パワー26000、ここは無理に防がずノーガードで)」
【メチャバトラー アバレール】トリガーなし
「ギアイーグルでアタック」
「アラシードでガード!」
「クロノスコマンド・レヴォリューション」
「完全ガードだ!」
レディ・サイクロンがクロノスコマンド・レヴォリューションのアタックを食い止める
ダメージ4でうまくしのぎ切ったように見えるが
「トリプルドライブ!」

【キラキラ・ワーカー】ヒールトリガー
【ワクワク・ワーカー】スタンドトリガー
【邯鄲の夢のギアキャット】スタンドトリガー
「っ!?」
「ギアイーグル、ギアホークをスタンド、パワーはすべてギアイーグルへ、ギアホークでアタック」
ギアホークが滑空してビクトールに突撃する
【レディ・サイクロン】トリガーなし

「ギアホークのアタックは通すのか」
「ギアイーグルの攻撃は絶対に通せない、通すならここしかない」
だが、3枚トリガーが乗っているギアイーグルのアタックを果たして止めきれるか
「ギアイーグル!」
「ガード!」
トリプルトリガーのギアイーグルのアタックをマルヤーキ、ホワイト・ハンク、レッド・ライトニングの3枚を使いガードするカズヤ
だがそれにより手札は残り1枚
「負けられないんだ、俺達は頂点で行く!3人で………よしっ!」
ドローしたカードを見て笑みを浮かべるカズヤ
その表情はまだあきらめていない
「ストライドジェネレーション!メテオカイザー ビクトプラズマ!」

「ビクトプラズマ!あのカードならまだチャンスがある!」
「(どっちもすげえ………俺は………今のままでいいのか?)」

「ビクトプラズマのスキル!コストを払ってこのターン、ツインドライブになる代わりに再攻撃のスキルを得る!更にマルヤーキをコール!ビクトプラズマでアタック!」
「ジェネレーションガード」
ウルルを使いガードするミキ
「ツインドライブ!」
【メッチャバトラー ダンシャーク】トリガーなし
【レッド・ライトニング】クリティカルトリガー
「効果はすべてビクトプラズマに!手札を2枚捨ててビクトプラズマのスキル!もう一度アタックだ!」

「ビクトプラズマのパワーは、シャイニング・レディのブーストと合わせて36000!」
「けど、あいつには………」

「ジェネレーションブレイクのスキル、イフェメラルワンド・ドラゴンのパワー+10000、更にガード!」
ギアキャットとワクワク・ワーカーが立ちはだかりパワーは合計41000
トリガーが出ればカズヤの攻撃は通る
「ツインドライブ!」
【メチャバトラー マルヤーキ】トリガーなし
【メチャバトラー ブッタギル】トリガーなし
「くそっ、ここまでかよ………」
ターンが終わると共にファイトテーブルにもたれかかるカズヤ
手札はわずか2枚、あちらも手札を使い切り、ソウルもなくなったとはいえ
「ウンダルルをコール、ギアホークでヴァンガードにアタック」
滑空していったギアホークのアタックがビクトールを切り裂いた
【メチャバトラー ブチヌーク】

「ギリギリの戦いを制したのはクロニクルハーツ!これにより決勝戦はフォーチュンライトとクロニクルハーツの組み合わせとなりました
実況の声が響く中カズヤは俯いたままだった
「すまねぇ………一緒に頂点に行くって約束したのに」
涙を流すカズヤの方にハルカが手を置いた
「顔を上げて………U-20はまた来年もある………最後まであきらめないカズヤ、すごくかっこよかった………わたし、このチームに入って本当によかった、だからまた頑張ろう」
すると次の瞬間観客の声援がカズヤたちに送られた
本当にギリギリのファイト
たとえ敗北でもここまでの彼らの努力は無駄ではなかった
感極まってハルカとタイチも涙を流す
カズヤが涙を拭うとぐっとこぶしを握った
「やろうぜ、来年こそこの3人で」
「うん、頂点に」
3人で手を重ねるカズヤたちに観客からの精一杯の拍手が贈られていた 
 

 
後書き
次回予告
「どっちもすごかったな」
「ええ、どっちが勝ってもおかしくなかったわ」
「私まだ手が震えてますよ」
「俺も負けないくらい強くならなきゃな」

turn:45 新生の猛虎

「それならちょうどいい特訓相手を知ってるわよ」
「え?ミライさん、それって………」 
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