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魔法少女リリカルなのはエトランゼ(異邦人) 再構築

作者:南條 綾
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9部 ViVid!
4章 インターミドル予選
  4回戦 プライムマッチ午後の部 

 センチュリー選手は、タイプ的にはエレミア選手に近い
徒手空拳がきほんだけど、投げも間接技が中心
もちろん飛び道具も上位ランカーに相応しい技量を持ってると思う。

 開始の合図と共に数発のシューターがこちらに来ているが関係なく体さばきのみで回避
こう言う時経験が強いと言うことを知る。
おれ自身、能力は反則的に高いのは知っているが、経験してないと的確な行動ができない。
恭也さん達と練習させてもらった経験
ジョー兄やテリー達と戦った時
アシュリアーナでの日々
肉体のみでの戦いをこれだけやってたら嫌でも強くなれる
体さばきは、初めてサウスタウンに行った時に、タン大人(せんせい)から教えてもらった事がある。
タン大人とはテリー達の養父やギースの師匠だった人
会った事無いけれど、拳仙と言われているリオのおじいさんでもある
レイ・タンドラ氏な感じなのかも
次元世界での格闘者では伝説の人らしい
無双無敗らしいし、いい加減このシューター邪魔になってきたから、
DBでも良くある気弾はじき
ヴィヴィオがきちんと見てれば最初の体さばきで十分わかったでしょう
流石に弾数が多くなってくると邪魔になってくる。




「ねえ、ヴィヴィオ?」

「なにリオ?」

「綾さんってルーフェンの武術やってる?」

「ん~綾お姉ちゃんだからなぁ、どうだろう。どうして」

「うん、先の回避の仕方が春光拳に近い気がして」

「もしかしたら、リオが使用してるのを観て覚えたとか」

「そうじゃないんよ、ヴィヴィオにコロナ」

「指令は知ってるんですか?」

「綾ちゃんとはなのはちゃん達と同じぐらい長い親友やからなぁ
多分あれな、中国拳法やな」

「「中国拳法?」」

「私らの出身世界の武術の一つやな、基礎を教わったとか言ってたの聞いたことあるわ」



 そんな外野が話している事は知らないけれど、俺は、かわし、はじきながら接近していく
アシュリアーナは置いておいて、あそこレベルで戦おうとすると今の状態では勝てない
センチュリー選手より美由希さんの方が早いし、攻撃が読めないし、攻撃がえぐい
俺はセンチュリー選手の攻撃を数ミリの範囲でかわしていた。
相手の顔が青ざめているのがわかる
途中フェイントを入れて攻撃を入れる真似をすると見事に引っ掛かってくれる。
センチュリー選手にとっては災難だと思う。
何せシューターははじきかわされ、接近戦では、
当たるか当たらないかの位置でかわされてるんだから、自分でやっておきながら全く嫌みでしかない。
結局1Rは俺は一回も攻撃はしなかった。
多分ヴィヴィオもここまでとは言わないけれど、
経験を積んだらこのレベルぐらいまでは見切りが出来ると信じたい。
ミウラ戦で使用していたセイクリッドディフェンダーを応用すればそらすことも出来るでしょ
まぁ腕しか始動できないから今現在では無理だと思うけれど、
ヴィヴィオにしろ、リオやコロナの発想は度肝を抜くことが多いから、
どう改造してくるか見てみたい気もするけれど

 結局最終ラウンドでもある4ラウンド目
まだツヴァイからの連絡はない
ポイントは当たり前だけど、センチュリー選手が取っている
俺が勝利をするには判定ではもう勝ち目がない
センチュリー選手はスタミナが切れてきたのか肩で息をしている感じだった。
周囲の反応も若干冷たい気もする。
攻撃の振りばかりで一回も攻撃をしてない~綾しまれても仕方ない
おれ自身もフラストレーションを溜まってくる。
ラスト1分になったときにやっと思念波が届いた。

《綾さんお待たせしました》

《出来た?》

《少しだけ予定より時間はかかってしまいましたが》

《ありがとう。これで終わらせてあげれるよ》

 
 もうなん十回の攻防のやり取り、
俺はまたギリギリでセンチュリー選手のパンチを数ミリで見切った瞬間
手を捕まれた。
そのまま一本背負いの要領で投げられたのだが、投げられる瞬間
俺は自分から飛び、投げ落とされずに投げ飛ばされた感じになったので、回転して着地をした。

「すごいねセンチュリー選手。そんなに疲れていて私を投げれるなんて」

 俺が一歩前に進んだら、同じようにセンチュリー選手は後ろにさがった瞬間を見計らって、
俺は盗賊の奥義でもある必殺の一撃を選択した。
もうスピードの移動で接近をし、急所攻撃を与えて、離脱する
究極の一撃離脱攻撃
侍マスター奥義の行動の仕方はこれをもとに作られている

 センチュリー選手も危険を感じたのか、俺が行動を起こす前に今の状態で最高の一撃を俺に与えてきたのだが、それよりも早く動いて顎にかすめるように攻撃をあたえて離脱をした

『シャイドクロス』

 センチュリー選手は膝から崩れるように座り込んでしまった。
足や膝を叩いて動かそうとしているけれど、立ち上がれずに決着がついてしまった。
俺が与えたダメージ100ポイント
多分大会始まって以来の最小ダメージかもしれない

 勝者コールをされたのだが、周囲はシーンと静まり返っていた。
エミュレートが切れた瞬間
殺気を感じたので振り向くとセンチュリー選手が大声を出して突進をしてきたので、。
俺はセンチュリー選手より低くしゃがみこみ足腰の強さでセンチュリー選手を上に投げ飛ばした。

「俺に殺気を与えると言うことは、殺されても文句はないよね」

 落ちてくるセンチュリー選手を蹴り入れようとした瞬間
俺の視界に、白いジャケットに黒い六枚の翼に剣十字の杖が見えた。
蹴りの速度を止めようとしたが、
運動はすぐには止めれずに現れたものに防御魔法は発動していても攻撃をしてしまった。

「なにしてるのはやて」

「それは私が言う台詞や」

 そういった瞬間相手のセンチュリー選手は地面に落下をしずにネットで守られていた。

「ふ~間に合ったですよ」

 どうやらツヴァイがやったそうだ

「どういう了見で本局のお偉い人がで出来たわけ」

 俺の前に歩くロストロギアと異名がある
最後の夜天の王が騎士甲冑を着て俺の前に現れた。
 
「あんたなにしようとしたんや?」

「そんなの決まってるでしょ。殺気を放つと言うことは死合をしたいわけでしょ
なら受けてたつよ」

「そんなわけあるか」

「私たちの故郷の諺に銃を撃っていいのは撃たれる覚悟のある奴だけってあるでしょ
同じように殺気を放つってことはそれが覚悟がある人ってことでしょうが」

「それは諺じゃなく小説の主人公の台詞や」

「おやっさんが男の中の男って言う人の言葉だから真理だよ」

「は~そうかもしれんが、今日のところは終わりや、相手は失神してるしな」

 俺はネットに助けられた人を見て納得がいった。
流石に失神していたら興も削がれる。 

「了解です」

《後で保護者にも伝えるから》

《フラストレーションたまってた上にあんなふざけたことされたんだよ》

《それでもや》

《理不尽、それに今日私も試合ってこと知ってるのに、厄介なお願い事をしたはやてが悪い》

《悪くても報告や、私が報告するまでもなく話はいくと思うけどなぁ》

《理不尽》

 今回、相手の方から手を出したと言うことで協会からのおとがめは無かった。
この後家族会議が行われたのは当然の結果だった。 
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