オズのトロット
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第一幕その三
「楽よね」
「そうね、携帯があるとね」
「こうした時凄く楽よ」
「昔はオズの国にもなかったけれど」
携帯電話の様なものはです、トロットがオズの国に来た時もそうでしたしオズマがオズマになった時もです。
「それが変わったから」
「便利よね、携帯って」
「本当にね、じゃあね」
「今から連絡する和ね」
五人にとです、こうお話してでした。
トロットはすぐに五人にメールを送りました、そうしてすぐに都からオズの国と学園を行き来する渦に向かってです。
そうしてそこに行こうとしますがオズマはそのトロットを呼び止めてこう言いました。
「旅の用意はね」
「ええ、忘れたらいけないわね」
「テーブル掛けを持って」
広げれば好きな食べものを幾らでも出せるそれをです。
「それと折り畳み式のテントも」
「忘れたらいけないわね」
「そう、そうした支度もして」
「そのうえで行くわね」
「そこは忘れないでね」
「ええ、何か最近冒険に出ていなくて」92
このことをここで思い出したトロットでした。
「私自身ね」
「忘れるかも知れないのね」
「そこまで考えていなかったわ」
「じゃあ今からね」
「よし、そこはわしが用意をしておこう」
キャプテンが快諾してくれました。
「そちらは」
「そうしてくれるの」
「そう、そしてトロットはね」
「恵梨香達のところに行くわね」
「そうしてくれるね」
「それじゃあね」
こうお話してです、そしてでした。
すぐに宮殿から時計塔のところに行きました、学園のそこに。そして時計塔から出るとそこにもう五人がちえです。
そのうえで笑顔で、です。こう言ってきました。
「じゃあ今からですね」
「オズの国に行って」
「そして冒険ですね」
「メール見ました、ギリキンですね」
「あちらですね」
「ええ、あそこに行くの」
トロットは五人に笑顔で答えました。
「今回はね」
「ギリキンっていいますと紫でしたね」
ジョージはお国の色をお話しました。
「そうでしたね」
「そういえばあそこには最近行ってなかったし」
神宝は前にギリキンに行った時は何時だったかと考えています。
「今回行くのもね」
「というか私達ギリキンはあまり行ってないんじゃ」
ナターシャはこれまでのオズの国に行った時のことから言うのでした。
「思えば」
「そういえばギリキンの北にも色々なお国があるけれど」
恵梨香はギリキンのそちらのお話します。
「私達そちらにはまだ行ってないわね」
「イッソス王国にしましても」
最後にカルロスが皆が行く国のことをトロットに聞きました。
「僕達まだ行ってないです」
「じゃあ丁度いいわね」
トロットはカルロスの言葉に笑顔で返しました。
「皆は私と一緒にね」
「イッソス王国に行ってですね」
「はじめて行くあの国にお邪魔して」
「そうしてですね」
「ギリキンの国も通って」
「そうして冒険していくんですね」
「そなるわ、キャプテンも一緒だし」
この人もというのです。
「教授とモジャボロさんも来てくれるわ」
「今回も楽しい冒険になりそうですね」
カルロスは一緒に行ってくれる顔触れを聞いて笑顔になりました。
「それじゃあ」
「今からオズの国に行ってね」
「冒険をはじめるんですね」
「そうしましょう」
「わかりました」
カルロスが五人を代表して答えてでした、そのうえで。
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