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刺激的な出しもの

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第二章

「無理なのね」
「ちょっと以上にね」
「それは無理よ」
「他の衣装にしましょう」
「早く着替えて」
 こうして紀香に別の服を着させた、だが次の服は。
 黒いバニーガールだった、兎の耳に首や手首にアクセサリーもあり網タイツも着用している。そこにギターも出すが。
 友人達はバニーガール姿で何処かポーズも決めている紀香に言った。
「その恰好もアウトよ」
「やっぱり性犯罪促進するから」
「だからね」
「それも駄目よ」
「他の服ね」
 それで他の服も出させたが。
 チャイナドレスに超ミニのフライトアテンダント、ナースにボンテージ、白のバドワイザーのボディコンとそれのワンピースの水着にボディコン、ミニの浴衣に魔法少女にプラグスーツにコギャルにとだった。
 どれもまともな服でなくだ、友人達は紀香に言った。
「どれも無理」
「出しものにはなれないわ」
「仕草やポーズだけならともかく」
「その衣装はね」
「どれもアウトよ」
「人前には出せないわ」
「ううん、じゃあどんな衣装がいいかしら」
 今はミニスカポリスの服を着て言う紀香だった。
「それじゃあ」
「だからどの衣装も無理よ」
「どれも却下よ」
「この出しものはアウトよ」
「コスプレ関係はね」
「仕方ないわね」
 紀香は元着た服に着替えて述べた。
「それじゃあ出しものはやっぱり」
「そう、阪神でいって」
「阪神の選手の物真似ね」
「何か百人分いけるんでしょ」
「それどんな感じなの?」
「こんなのよ」
 こう言ってだ、紀香は福留や鳥谷、そして藤浪といった現役選手の物真似をしてだ。バースや掛布、江夏の物真似もしてみせた。バッティングフォームやピッチングフォームだけでなくインタビューの時等の仕草や口調もだ。
 何十人かしてみせた、そのうえで友人達に尋ねた。
「どうかしら」
「ええ、上手じゃない」
「どの選手もそっくりよ」
「フォームも口調もね」
「表情までそっくりよ」
「というかね」
 友人達は阪神の選手達の物真似についてはいいとしてさらに言った。
「コスプレは絶対に駄目だから」
「というか普通のOLさんとかって思ったら」
「完全に彼氏と遊ぶ様なじゃない」
「そうした時に着るものよ」
「ま、まあね」
 図星なのでそこは表情を何とか消して応える紀香だった。 
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