| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

リュカ伝の外伝

作者:あちゃ
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

帰ってきた、プリティー・ファンキー・レイディオ

マリー「は~い、今夜も始まりました『オール・ナイト・グランバニア!』DJのプリティー・マリーちゃんでぇ~す♡」

ピエッサ「同じくDJのピエッサです」

マリー「二人合わせて……」

マリー&ピエッサ「「マリー&ピエッサです」」

マリー「今夜はなんと……オール・ナイト・グランバニア特別編と致しまして、特別企画でお送り致します」

ピエッサ「沢山のリスナー様からお便りを頂いてはおりますが、今夜だけ……今夜だけ特別に、ある1つの質問メールだけをお送りします」

マリー「質問に答えると、ちょ~っち長くなっちゃうから、特別編としてお送りするんです」

ピエッサ「返答の中には『え? それをアンタ等が言っちゃって良いの!?』的な内容も含まれてますけど、そこら辺は大人な事情があるとご理解の上、大人な対応でお願いします」

マリー「まぁ要するに『細け~ツッコミはするんじゃねーぞ』って事♥」

ピエッサ「間違ってはいないけど言葉を選ぶように……ね、マリーちゃん♥」

マリー「は、はい……」

ピエッサ「ではでは参りましょう!」

マリー「ほ、本日……重要な質問をくれたのは、ラジオネーム『リュカ伝の作者』さんから……って、オイ!」

ピエッサ「マリーちゃんも細け~ツッコミは無しよ♥」

マリー「ラ、ラジャー」

ピエッサ「じゃぁ質問を読んであげて」

マリー「え~と『ズバリ質問です。グランバニアでは“PN(パーソナルネーム)”と“FN(ファミリーネーム)”の二種類があると思うのですが、ウルフを初め、幾人かは片方しか発表されてませんけど、それで良いんですか?』だって」

ピエッサ「良いも悪いも作者次第なんだけど、今夜はそれにお答えします」

マリー「何で作者が質問してくるんだよ?」

ピエッサ「マリーちゃん、それは言わない約束でしょ。大人な事情……解る?」

マリー「はぁ~い」

ピエッサ「さて、ステキでナイスな質問にドシドシ答えちゃいましょう」

マリー「じゃぁまず初めに、名前も出てきたウルフのフルネームから教えちゃうね」

ピエッサ「そうね。嫌な事は先に終わらせましょうね」

マリー「……えーと、確か『ウルフ・アレフガルド』だったわね」

ピエッサ「へー……偉そうな名前ね」

マリー「一応理由もあって、FN《ファミリーネーム》を決めようって事になったとき、本人は故郷の『アリアハン』を使いたかったらしいんだけど、そんな名前の国が出来ちゃってるじゃん。だから上司に駄目出し喰らったんだって」

ピエッサ「で、その結果『アレフガルド』になった訳は?」

マリー「面倒臭くなって、誰も使わなそうで偉そうな名前にしたんだって」

ピエッサ「相変わらずな性格ね」

マリー「じゃぁ次はウルフ繋がりでユニさんとクロウさんね」

ピエッサ「お二人は何れ結婚して同じFN《ファミリーネーム》になるだろうけど、今は未だ別だから個々にご紹介」

マリー「『ユニ・バーンズ』と『クロウ・フリース』だって」

ピエッサ「そのFN《ファミリーネーム》の由来は?」

マリー「そんなの知らん」

ピエッサ「……………」

マリー「どんどんいきましょう。スノウさんとピエールさんは、『スノウ・ホワイト』と『ピエール・ストーン』です」

ピエッサ「勿論それの由来も……?」

マリー「知らん」

ピエッサ「そ、そうね……名前なんだし、由来なんて一々無いわね」

マリー「なお、私を含めたトリプルシスターズは、『マリー・アントワネット』に『リューノ・ウィンター』に『リューラ・グリーン』よ」

ピエッサ「聞かないわよ。特にマリーちゃんの名前の由来は!」

マリー「おほほほほ、ケーキを食べなはれ。次、意外と盲点なピピンさんとレクルトさん……それとラン君ね」

ピエッサ「あ、レッ君のは知ってる♡」

マリー「そりゃ彼氏ですからなぁ」

ピエッサ「うん。『レクルト・タウマン』って言うんだって」

マリー「何か“ヤクルト・タフマン”みたい」

ピエッサ「何それ?」

マリー「良いんだよ、細けー事は。それよりも、ピピンさんは『ピピン・ハンター』って言うんだって」

ピエッサ「そ、想像してたより格好いいわね」

マリー「PN《パーソナルネーム》がダサいから、FN《ファミリーネーム》は格好良くしたんじゃないの?」

ピエッサ「何か納得」

マリー「んで、ラン君は『ラングストン・フィッシュバーン』だったわ」

ピエッサ「ほほう……てっきり出身地をFN《ファミリーネーム》にしたのかと思ったわ」

マリー「当人が私のお父さんに相談しに来た時、丁度昼食中で食べてたのが焼き魚だったから、そんなFN《ファミリーネーム》にされたんだってさ」

ピエッサ「タイミングは考えないとダメね……」

マリー「ラン君的には一番ムカつくタイミングを選んだつもりなんじゃない?」

ピエッサ「嫌がらせの応酬か……」

マリー「まだまだ出番は少ないけどフルネームを知られてない人達が居るわよね」

ピエッサ「居るわね」

マリー「でもね……ちょっと疲れたから、ここで一曲いっちゃって良いかな?」

ピエッサ「そうね……質問は一点だけだけど、リクエストは受け付けても良いしね」

マリー「そんな訳でこの曲」

ピエッサ「『おれはオルテガさまだ』聴いてください」



♪俺はオルテガ~! ダンディー勇者!! 天下無敵のいい男ー!♪
♪戦士・賢者目はじゃないよ 剣も魔法どんとこい ♪
♪ナンパもうまいぜまかしとけ ♪

「なんだよなんだよ魔王倒しにいってこいなんて
そりゃないよクソジジイ(アリアハン王)」

♪俺はオルテガ~! ダンディー勇者!! 世界一の人気者 ♪
♪不敬・浮気目じゃないよ 気は優しくて力持ち ♪
♪顔もスタイルも抜群さ ♪

「うっせえうっせえ バコタ・ナ―ル
俺が自惚れてるだって? そんな事言うとおまえら
ギ~ッタンギッタンだぞ~ぃ」

♪俺はオルテガ~ダンディー勇者!!  世界一のイケメン ♪
♪ゾーマもバラモス目じゃないよ 手下なんかいなくったって ♪
♪愛人の数は負けないぜ♪



マリー「はい。『おれはオルテガさまだ』でした」

ピエッサ「凄い歌よね」

マリー「ではでは引き続き“あちゃ”の質問に答えていきましょう」

ピエッサ「だから名前言うなって!」

マリー「生意気狐のアローは『アローペクス・フォックス』ってそのままじゃん!」

ピエッサ「何がそのままなのか解らないわ、私には」

マリー「続いてはカタクール候ね」

ピエッサ「あの方は、FN《ファミリーネーム》だけが知られててPN《パーソナルネーム》が未公表だったのよね」

マリー「うん。まぁ誰も知りたくないだろうけど、一応教えとくね。『マツダーラ・カタクール侯爵』なんだって」

ピエッサ「……はい。次いきましょ」

マリー「……と、その前に、もう一曲いかない?」

ピエッサ「良いわね。流石に飽きてきたしね」

マリー「二人の意見が一致したところで、この一曲」

ピエッサ「『モブらはみんな生きている』です。聴いてください」



♪モブらはみんな生きている 生きているけど出番ない♬
♪モブらはみんな生きている 生きているけど台詞ない♬
♪手のひらを太陽に透かしてるポーズは 主役級が良く似合うのさー♬
♪子供だ~って メイドだ~って お城の兵だって~♬
♪みんな みんな 出ているんだ 台詞ほしいんだー♬

♪モブらはみんな生きている 生きているけど目立たない♬
♪モブらはみんな生きている 生きているけど知られない♬
♪手のひらを太陽に掲げてるポーズは 主役級が良く似合うのさー♬
♪男だ~って 女だ~って 町の人だって~♬
♪みんな みんな 目立ちたいんだ 知られたいんだー♬



マリー「はい。『モブらはみんな生きている』でした」

ピエッサ「心に染みるわね……記憶には残らないけど」

マリー「良いのよ、モブ等の歌なんだから」

ピエッサ「モブだものね」

マリー「さて引き続きフルネーム紹介にいきたいのですが……」

ピエッサ「そう。先程メールが届きまして、『我等のリュリュ姫のFN《ファミリーネーム》は紹介しないのですか?』ってラジオネーム“お前等の創造神”さんからのご指摘」

マリー「うっせぇよ、あちゃのクセに」

ピエッサ「ホント……一人芝居もいいとこよね」

マリー「一応答えるけど、リュリュちゃんはグランバニア国籍じゃ無いから、FN《ファミリーネーム》は存在しないんです」

ピエッサ「凄いわよね。他国籍の人を国家の要職に就けちゃうんだから」

マリー「あと因みに、リューナも他国籍だからFN《ファミリーネーム》は無いわよ」

ピエッサ「お二人ともラインハット出身ですものね」

マリー「おっと、忘れるところだったわ。そう言えばザイルさんのFN《ファミリーネーム》も未公表だったわね」

ピエッサ「あぁドワーフの!」

マリー「確かね『ザイル・キョーワコク』だったわね」

ピエッサ「ゴメン……その由来だけはすっごく知りたい」

マリー「え~とね、FN《ファミリーネーム》を決めろって王様からのお達しがあった時、ザイルさんも困っちゃって何も思い浮かばなかったんだって。そしたら私のお父さんが『ザイール共和国って在ったんだよね』って言い出して……」

ピエッサ「わ、わぁ~すてきナおナマエだわぁ」

マリー「気持ちは解る。とは言えあらかた紹介したし、今夜はこの辺で……」

ピエッサ「え? まだちょっと時間が余ってるわよ」

マリー「うん。残りの時間は、最後のリクエスト曲で埋めましょう」

ピエッサ「え~……この曲? 私キライなんだけど」

マリー「まぁそんな事言わず。今夜はこの曲『天才ウルポン』を聴きながらお別れです」

ピエッサ「この曲のモチーフになった男がキライなんですけどぉ」

マリー「うっさいわね。ほらお別れの挨拶するわよ」

マリー&ピエッサ「またの機会まで、バイバ~イ」



♫西から昇ったMS(マスタードラゴン)が♪
♫東へ落ちる~♪「え~、メラゾーマ命中!?」
♫これでいいのだ~♪「いいのか?」
♫これでいいのだ~♪「いや、ダメだろ!」
♫ポンポン ウルポン ウルポンポン♪
♫天才宰相 ウ~ルポンポン♪「ウルポンって呼ぶな」

♫眼鏡をかけてヒゲはやす♪
♫だから~ヒゲメガネ~♪「そんな安直な!」
♫これでいいのだ~♪「まぁいいのかな?」
♫これでいいのだ~♪「どうでもいいや!」
♫ポンポン ウルポン ウルポンポン♪
♫天才宰相 ウ~ルポンポン♪「ウルポンって呼ぶな」

♫見たまま風景を描く♪
♫これが名画だぞ~♪「そんな訳ねーだろ!」
♫これでいいのだ~♪「絶対ダメだね!」
♫これでいいのだ~♪「よくねぇよ!」
♫ポンポン ウルポン ウルポンポン♪
♫天才宰相 ウ~ルポンポン♪「ウルポンって呼ぶな」

♫異世界から来た 少年が♪
♫今では 宰相~♪「そ、そんなのありー!?」
♫これでいいのだ~♪「よくねえよ!」
♫これでいいのだ~♪「ダメだろ平宰相!」
♫ポンポン ウルポン ウルポンポン♪
♫天才宰相 ウ~ルポンポン♪「ウルポンって呼ぶな」



 
 

 
後書き
そう言えばリュカを讃える歌が無い。
どうしよう? 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧