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仮面ライダーブレイド~蒼雷の剣士とけんぷファー~

作者:鳴神 ソラ
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ミッシングエース4:4人目のケンプファーと4人のエース

 
前書き
新たなケンプファーが現れ、そして4人のエースが並び立つ。


※別サイトで掲載してるのを少し修正してます。 

 
剣崎「何だって!? ♠を除いたアンデッドが全て解放されただって!?」

剣崎と会場を抜け出た始、真司、巧はカズマの言葉に目を開いて驚く。

カズマ「はい、A、J、Q、Kを除いたアンデッドは封印し、さっき♥と♦のJを封印出来たので後10体です」

巧「それでも厄介だな、♣はJとAを除けば大丈夫だが後のが厄介だな」

真司「そうだよな…」

カズマの言葉に巧は剣崎から聞いた上級アンデッドを思い出しながら呟き、その呟きに真司は同意する。

始「…剣立、カリスバックルを貸して貰えないか?」

カズマからアンデッド解放の事を聞いてから考えていた始が顔を上げてカズマに頼み込む。

だが、カズマは困った顔をする。

カズマ「貸すのだけど…そのアンデッド解放の際にカリスバックルはギャレンバックルと一緒に壊れて修理中でレンゲルバックルはあるアンデッドに奪われて…しかも封印した♣スートのカードと一緒に…」

申し訳ない顔をするカズマにそうか…と呟き、始は考える。

剣崎「始…ジョーカーにはならないでくれ、これは俺がなんとかするから」

そんな始に剣崎は肩を叩いてそう言う。

巧「俺も協力する」

真司「俺も! アンデッド封印を手伝うぜ!」

カズマ「すいません、乾さん、城戸さん、剣崎さん」

協力を申し出る巧と真司にカズマは頭を下げる。



翌日



橘「そうなのか…まさか剣立の方のアンデッドが解放されるとは…」

翌朝、電話ですぐに着た橘が剣崎と共に星鐵学院の廊下を歩きながら剣崎から聞いて呟く。

剣崎「アンデッドサーチャーはどうなんですか?」

橘「…………………」

剣崎の問いに橘は長く黙る。それを見た剣崎は顔を強張る

剣崎「……何かあったんですか?」

橘「…剣立の言うアンデッドが解放された日、BOARDの研究所に何者かが侵入し、アンデッドサーチャーを破壊した。しかも徹底的にプログラムやバックアップの物も全て破壊されてしまった…しかも痕跡を残さずにだ。今は広瀬が一から作り直してくれてはいるがしばらくは自力で探すしかない」

橘の言葉に剣崎は驚いた後に脳裏にある人物が浮かび上がる。

剣崎「(まさか…鳴滝の仕業か?)」

ディケイド側のライダー達にディケイドである士を悪魔と呼ぶ男を浮かべた後に考える。

剣崎「(もし鳴滝なら痕跡がないのは納得出来る…だけど…なぜアンデッドを解放した後すぐに士を襲わなかったんだ?)」

もし鳴滝ならアンデッドをすぐに解放した後に士を襲うだろうが今回は世界の壁を使い自分達の所に着たのが剣崎には疑問が残っていた。

橘「それで剣崎…」

剣崎「はい橘さん…」

橘に呼ばれ、剣崎は考えを中断して橘の方を向くと…

橘「奢ってくれないか? …朝、何も食べずにいち早く着たものだから腹が減って…」

剣崎「ダディャーナザァン! アンダオレァノカネェーヲヘラスキディスカー!?Σ(0w0)」 (訳、橘さん! あんた俺の金を減らす気ですか!?)

お腹を鳴らす橘に剣崎はそう叫んだ。





瀬能ナツルは目の前の光景に目が離れなかった。

昨日、ダブルブレイドとアンデッドの登場でミスコンは中止、控え室で男に戻った状態で雫にキスされたり、朝になって外国に行っていた親友の女の子『近藤 水琴』が文化祭の1日目に帰っていて裸エプロンでナツルの前に現れたりして大変だったり、自分だけメイド服が改造メイド服(詳しく知りたい人はアニメの第6話か漫画版の4巻などを見れば分かるぞ)だったりなどで苦労したが雫に呼ばれて着た楓と共に学園を見学して楽しい(&安らぎ)のひと時を満喫していた時に昼食を食べようと思い屋台に来た時、それを見た。

橘「お代わりをくれ」

剣崎「オデノカネェーバボドボドダァ…」(訳、俺の金がボロボロだ)

焼きそばをお代わり食べている橘にその隣で真っ白に燃え尽きてる剣崎の姿があった。

それ位でナツルは驚かないが橘の隣に置かれたパックの量を見て驚いた。

その量が…軽く10個もあった。

ナツル「だっ、大丈夫ですか剣崎さん」

剣崎「…ナツルちゃん」

ナツルは恐る恐る剣崎に声をかけると剣崎は顔を上げてナツルを見る。

ナツル「3日も食べてなかった!?」

橘「ああ…色々と仕事が忙しくてな…オマケに急に出たものだから財布も忘れてな…それで剣崎に奢って貰っていたんだ」

お互いに自己紹介した後に隣に座って橘から発された言葉にナツルは驚き、楓も眼を開いて驚く。

楓「そんなに仕事が急がしいんですか?」

橘「まあね…」

剣崎「俺のお金がさらに少なくなった…」

楓の言った事に橘は苦笑し、その隣で焼きそばを食べながら剣崎はぶつぶつ言う。

ナツル「(ん?)」

そんな剣崎に苦笑していたナツルは視線を感じ、周りを見ると…そこに銀髪の少女がナツルを見ていて、その右手首には…

ナツル「(!?)」

自分達と同じ誓約の腕輪があり…その色は赤であった。

少女はクルリと向きを変えると顔をナツルの方に向けた後にまた前を向いて走り出す。

ナツル「すいません! ちょっと手洗いに行って来ます!」

それにナツルはそう言うと少女を追いかける。

楓「あっ、ナツルさん!」

剣崎「(橘さん…俺も行きます)」

橘「(分かった)」

走るナツルに手を伸ばす楓の隣で剣崎は小声で言った後に後を追いかける。





少女を追いかけていたナツルは噴水の所に来ていた。

ナツル「(どこ行った?)」

周りを見て少女を探すナツルだが姿が見えない。

逃げられたかとナツルは思った時だ…

???「んはっはっはっはっ!!」

ナツル「はっ!」

笑い声がナツルのいる噴水場に響き渡り、ナツルはした方を見ると建物の上に右手に刀を持ってそれの刃の後ろを肩に当てて仁王立ちする少女がいた。

少女「こんな簡単に逃げられるなんて、青ってマヌケね」

ナツルを見下ろしながら少女は馬鹿にしてから続ける。

少女「好都合だわ、まさか噂の女ナツルがケンプファーだったとわね?」

ナツル「まっ、待て! 俺は戦いたくないんだ! 話し合おう「五月蝿いよ!」!」

少女の言葉にナツルは慌てて話に持ち込もうとするが遮られる。

少女「あんた元々気に入らなかったの! 丁度良いから、とっとと死んで貰うわ!」

言葉と共に少女は刀を前に構える。

それにナツルの足が後ろに下がる。

少女「いざ尋常に…勝負!」

それを合図に少女は飛び上がり、1回転した後に刀をナツルに向けて振り下ろす。

その斬撃にナツルは後ろに飛んで避ける。

少女「逃げんな!」

ナツル「おっ、落ち着けって!」

それに少女は追いかけ、噴水の後ろに隠れたナツルが停止の声を上げるが少女はそれをスルーし、刀を振るう。

ズバッ!

ナツルはそれを避けたが噴水は綺麗に切れた。

少女「もういっちょ!」

続けざまに斬撃が再び来るがそれも避けると同時に噴水は崩壊し、水が吹き上がる。

2人は壊れて水を吹き上がらせる噴水を挟んで対峙する。

少女「あたし各国色々旅して鍛えてあんのよ、あんたなんかに負けないわ!」

ナツル「! おっ、お前…」

少女「まだまだ!」

刀を振って少女が言った事にナツルが目を開いてる間に少女は接近して刀を振るう。

それをナツルはジャンプして避け、続けざまに来る斬撃を避けて行く。

ナツル「ちょ、ちょっと待て! お前もしかして…」

少女「あんたさ、謎の美少女とか言われて良い気なってるらしいじゃないの!」

少女が誰なのかに気が付き、停止の声をあげるナツルだが少女はそれを聞かずにそう言い…

少女「なんか男子にも女子にも人気があるし、男のナツルが好きだなんて言うし!」

ナツル「言ってない!(ドン!)」

続けて放たれた事(特に最後)にナツルは否定の言葉を叫んだ後に背中が噴水の周りにある内の1つの木にぶつかる。

少女「チェスト!!」

そして少女の刀がナツルを切り裂こうとした時…

スラッシュ!

ガギッ!

機械音がするのと同時に鈍い音が響き…

シュルシュルシュルシュル…ザクッ!

何かが空を舞う音がした後に地面に刺さる。

それは…少女が持っていた刀の先端であった。

少女「えっ?」

少女がいきなりの事に目を丸くしてると…

ゴーン!!

少女「!!?」

頭に衝撃が走り、少女は先端が切れた刀を落として頭を抑える。

ナツル「ブレイド…」

ナツルはナツルを助け、少女に鉄拳を落とした人物…ブレイドを見ながら呟いた後に木を背にズルズルと滑り、地面に座り込む。

紅音「相棒!」

そこにケンプファーとなった紅音が来る。

ブレイド「大丈夫か?」

ナツル「ああ…助かった~」

ブレイドの問いにナツルはそう答えた後に安堵の息を吐いた。

それを尻目にブレイドは目の前の頭を抑える少女に言う。

ブレイド「危ないじゃないか!! もし俺が止めてなかったら彼女は死んでいたぞ!」

紅音「後言って置くがこの馬鹿野郎をぶっ殺して良いのはあたしだけだ!」

ナツル「おい!」

ブレイドの説教の後に紅音の言った事にナツルはつっこむがスルーされる。

少女は頭を抑えながら涙目でブレイドを見る。

少女「何するのよ! あたしの邪魔しないでよ「いい加減にしろ水琴!」ふえっ!? 何であたしの名前を!?」

ブレイド「えっ!? 知り合い?」

怒鳴った少女…水琴はナツルの怒鳴り声に驚き、紅音は目を丸くしてナツルを見て、ブレイドはナツルと水琴を交互に見ながら聞く。

雫「もう収まってるようね」

そこにケンプファーとなった雫がそう言いながら来る。

水琴「えっ?生徒会長?何で?」

雫を見て驚く水琴に雫は制服の袖を捲って自分の腕輪を見せる。

水琴「赤いケンプファー…」

雫「そこの2人、変身を解きなさい」

ブレイド「どう言う事だ? ケンプファーって俺達の様に変身してるのか?」

呆然とする水琴を見ずに雫はナツルと紅音を見てそう言う。

ブレイドは彼女から発された言葉にナツル達を見る。

紅音「ちっ、この女王気取りのクソ尼が…」

ナツル「えっと…戻れるかな?」

舌打ちする紅音の後ろで自分の腕輪を見るナツル。

その間に紅音は目を閉じると光に包まれ…

紅音「ふう~…眼鏡眼鏡」

ブレイド「頭の上にあるよ…ってかええ!?」

水琴「ええっ!? 紅音ちゃん!?」

元の姿に戻り、眼鏡を探す紅音にブレイドが指摘した後に驚きの声を上げて、水琴も同じ様に驚きの声を上げる。

ナツル「ええい! 戻れ!!」

ピカァァァァ!!

その間にナツルが腕輪に向かって叫ぶと腕輪が光り、紅音と同じ様に光に包まれた後…

水琴「えっ?」

ブレイド「はっ?」

ナツル「…………」

服装が改造メイド服のまんまの元の男状態のナツルが立っていた。

水琴「なっ、ナツル!?」

ナツル「すまん」

ブレイド「だからあの発言だったのか(ポン)」

驚く水琴にナツルは胸の前で手を出して謝り、ブレイドはあの時(ミッシングエース2での)の雫の発言にポンと納得する。

雫「それで…あなたも変身を解いたら?」

ブレイド「そうしたいけど…どうやらそれをしない方が良い様だ」

そう言ってブレイラウザーを構えて、雫の後ろを睨む。

ブレイドのその言葉に雫は前に飛び出して後ろに振り返った後に短剣を投げる。

そして投げられた短剣は雫の後ろの木に隠れていた何かが弾き返す。

ナツル「なっ、何だ?」

紅音「バカ! 早く変身しろ!」

いきなりの事にナツルが戸惑う中、再びケンプファーになった紅音が銃を構えて言う。

それにナツルは慌てた後に意識を集中させると再びケンプファー状態の女になる。

それぞれが構える中、現れたのは…

ブレイド「3体のカテゴリーAに♣スートカテゴリーJも!」

♣スートカテゴリーJ『エレファントアンデッド』とその後ろに♦スートカテゴリーA『スタッグビートルアンデッド』、♣スートカテゴリーA『スパイダーアンデッド』、そして始が仮面ライダーとして姿を借りていた♥スートカテゴリーA『マンティスアンデッド』がいた。

ブレイド「(厄介だ、アンデッド1体ならともかく、4体も来るなんて…)」

ブレイド自身、ジャックフォームになればエレファントアンデッドには劣らないが相手は他にもカテゴリーAが3体いる。

キングフォームになれば楽勝だろうがブレイドはキングフォームを使わない…否、使えない。

それはなぜか…見られてるからだ。

ブレイド「(誰だ? 俺を見ているのは…)」

自分に来る視線にブレイドはエレファントアンデッド達を見ながら視線の主を探す。

だが上手く隠れてるのかアンデッドになった事で上がったブレイドの五感に視線以外が見つからない。

ブレイド「(この人物が誰か分かるまでキングフォームは使えないな…)」

そう思った後にエレファントアンデッドの手に持っていた鉄球が光る。

ブレイド「! 避けろ!」

ブレイドの警告が発されると同時にエレファントドーパントの持つ鉄球から光の球が放たれ、それにブレイドとナツル達は左右に避けた後に鉄球から放たれた攻撃は彼らがいた場所へと炸裂する。

紅音「こんにゃろ!」

避けた後に体制を立て直した紅音が銃でエレファントアンデッドを攻撃するが彼の前にスタッグビートルアンデッドが出て手に持つ双剣で銃弾を防いで行く。

ナツル「この!」

雫「はっ!」

続いてナツルが手から火炎弾を放ち、雫が短剣を投げるが今度はエレファントアンデッド自身が自分しか使えない武器『ノーズストライカー』で防ぐ。

ブレイドはすぐさまジャックフォームに強化変身しようとするがスパイダーアンデッドとマンティスアンデッドがさせずと攻撃する。

ブレイド「くっ!?」

すぐさまブレイラウザーで2体の攻撃を弾く。

龍騎「ブレイド!!」

そこに龍騎とファイズ、カズマの変身したブレイド(表記はカズマブレイド)が駆け付けるが…

そんな彼らの行く手を遮る集団が現れる。

ファイズ「なっ!?」

龍騎「こいつ等はローチ!?」

現れた集団『ダークローチ』にファイズと龍騎、そしてブレイドは驚く。

本来ダークローチはジョーカーが勝者となった時にしか出ない言わばリセットの役目を持つ個体だが今はモノリスもなくなっているのでありえないのだ。

龍騎「どうなってんだこれ!」

ファイズ「だが…こいつ等は俺達の足止めが役目らしいな」

カズマブレイド「そこをどけっ!」

3人は己の武器を構えるとダークローチの集団と戦闘を開始する。

ブレイド「うわっ!?」

一方のブレイドは2体のアンデッドの攻撃に水琴の所まで吹っ飛ぶ。

水琴「わわわ! 大丈夫!?」

ブレイド「ああ…」

声をかける水琴にブレイドはそう言った後に立ち上がる。

ブレイド「(こうなったら…)」

戦況からブレイドはナツル達が戦っているエレファントアンデッドにスタッグビートルアンデッドと自分の前にいるスパイダーとマンティスの2体のアンデッドを見た後に4枚のラウズカードを取り出す。

そして…3枚のラウズカードを前方に投げた後に最後の1枚をブレイラウザーにラウズする。

リモート!

その音声と共にブレイラウザーの先端からラウズカード♣10『リモートテイピア』の効果を表す光が放たれ、3枚のカードに当たるとその中に封印されていたアンデッドを解放した…した筈だった。

ブレイド「えっ?」

目の前の光景にブレイドは目を見開いて驚く。

自分が呼び出したのはアンデッドの筈、それなのに…

1人は確かに呼び出されたのだが後の2体…いや2人は違った。

紅音「おいナツル…あれって…」

ナツル「ああ…」

そしてスタッグビートルアンデッドから離れた紅音とナツルはその光景に驚く。

1人目はブレイドと似た感じだが赤のスーツに胸のマークが♦を象った銀色の鎧で仮面がクワガタを模していて緑色の瞳の仮面の戦士

2人目は今目の前にいるマンティスアンデッドと同じ外見だが腰のバックルが少し変わっている仮面の戦士

3人目は緑色のスーツに仮面に緑色の蜘蛛に紫の瞳、スーツの上に胸の♣を象った金の鎧を纏いし仮面の戦士

ブレイド「『ギャレン』『カリス』『レンゲル』…」

ブレイドは自分の前に立つ3人の仮面の戦士、『仮面ライダーギャレン』『仮面ライダーカリス』『仮面ライダーレンゲル』の名を呟く。

予想外の光景にブレイドは驚いていた。

普通、リモートでラウズカードからアンデッドを解放すると一部例外が含まれるが呼び出したライダーの頼みや命令を聞く。

勿論、それはカテゴリーAも含まれており、普通ならばアンデッドの状態で解放される。

だからこそまさかのライダーの姿で出た事に驚きを隠せない。

立っていた3人はそれぞれ走り出した後にそれぞれがアンデッドと対峙する。

ギャレンはスタッグビートルアンデッドと…

カリスはマンティスアンデッドと…

そしてレンゲルはスパイダーアンデッドと戦う。

ブレイドは驚きから戻った後にラウズアブゾーバーから2枚のカードを取り出した後にまず♠Qを装填。

ABSORB QUEEN!

そして♠Jをラウズする

FUSION JACK!

その音声の後にブレイドはJFへと強化変身し、エレファントアンデッドへ立ち向かう。

ギャレン「ふっ! はっ!」

まずギャレンはスタッグビートルアンデッドに接近し、パンチとキックの連打を浴びせた後にバックステップすると同時に右腰のラウザーホルスターに収められた自分の武器『醒銃ギャレンラウザー』を引き抜くと同時に銃弾を浴びせる。

ナツル「食らえ!」

怯んだ隙を逃さずナツルが手から火炎弾を放つとスタッグビートルアンデッドは吹き飛ぶ。

カリス「ふっ! たっ!」

こちらカリスはマンティスアンデッドと素早い戦いをしてお互いに相手の攻撃を防いで行く。

紅音「あたしを無視するな!」

そんな互角の戦いに紅音が割り込んでマンティスアンデッドに銃撃を食らわす間、カリスは専用武器『醒弓カリスアロー』を手に取り、自分のバックル部分のラウザーユニットをコネクトした後にフォースアローを放ってマンティスアンデッドを攻撃する。

レンゲル「むっ!」

そしてレンゲルはスパイダーアンデッドの放つ糸を避けるか自分の武器『醒杖レンゲルラウザー』で切り裂いていた。

ジャラッ! ガキッ!

スパイダーアンデッド「!?」

レンゲルに向けて糸を放っていたスパイダーアンデッドは飛んで来た2本の短剣に付いていた鎖に雁字搦めにされる。

雫「のんびりしてる程甘くはないわ」

もがくスパイダーアンデッドに雫がそう言った後にレンゲルが接近して連続でスパイダーアンデッドにラッシュ攻撃をする。

ブレイドJF「はっ! ウェイ!」

最後にブレイドJFはエレファントアンデッドの鉄球から放たれる攻撃を飛んで避け、近づきざまに切り裂く。

4体のアンデッドが一箇所に集まり、それぞれが止めのチャンスと感じたブレイドJFは自分の必殺技の為のカードと他の3人の必殺技に必要なカードを取り出して投げ渡す。

一方のローチ軍団と戦っていた龍騎達も決める所であった。

龍騎は2枚のカードを取り出すとそれをドラグバイザーにベントインする。

ストライクベント×2!!

???&???2「ギャォォォォォン!!」

その音声の後に彼と契約してる『無双龍ドラグレッダー』と『暗黒龍ドラグブラッカー』の顔を模した『ドラグクロー』がそれぞれ右手にドラグレッダーの、左手にドラグブラッカーのが龍騎に装備される。

龍騎「はぁぁぁぁぁぁ!!!」

2個のドラグクローを装備した龍騎は両手を後ろに引く。

Ready

そしてファイズは自分のデジタルカメラ型パンチングユニット『ファイズショット』にミッションメモリーを装填した後にファイズフォンの『ENTER』を押す。

Exceed Charge

その音声の後にファイズフォンからファイズの腕を伝ってファイズショットにフォトンブラッドが伝わっていく。

それにファイズはファイズショットを装着した腕を引く。

ビート!

最後にカズマブレイドが『♠3・ビート』のカードをラウズすると♠3の中に封印されているライオンアンデッドが吼え…

サンダー!

最後に♠6・サンダーがラウズされると封印されていたディアーアンデッドは角から電撃を放出する。

ライトニングフィスト!!

その音声の後にカズマブレイドの後ろに2枚のカードの幻影が現れるとカズマブレイドに吸収され右腕に稲妻が迸る、カズマブレイドは2人と同じ様に右腕を後ろに引き、ローチを見定める。

龍騎「おりゃぁぁぁ!!!」

ファイズ「はっ!」

カズマブレイド「いっけぇぇぇぇ!!!」

突き出すと同時に放たれる龍騎の『昇双竜突破(ダブルドラグクローファイヤー)』とファイズの『グランインパクト』、カズマブレイドの『ライトニングフィスト』の赤と紫が混じった炎の火炎弾と閃光の鉄拳と迅雷の鉄拳がローチ達を吹き飛ばすと同時に…

ドカーーーン!!

爆発し、ローチ達は跡形もなく消滅した。

そしてアンデッドと戦っていたブレイド達も決める為にラウズカードをラウズする。

ドロップ!

まずギャレンが『♦5・ドロップ』をラウズすると封印されていたホエールアンデッドが尾を振り…

ファイア!

次に『♦6・ファイア』をラウズすると封印されていたファイアフライアンデッドが火の粉を放ち…

ジェミニ!

最後に『♦9・ジェミニ』をラウズすると封印されていたゼブラアンデッドが分身する。

バーニングディバイド!!

その音声の後にギャレンの後ろにカードの幻影が現れてギャレンに吸収される。

フロート!

続いてカリスが『♥4・フロート』をラウズすると封印されていたドラゴンフライアンデッドが宙を舞い…

ドリル!

次に『♥5・ドリル』をラウズすると封印されていたシェルアンデッドが口をドリルの様に回転させ…

トルネード!

最後に『♥6・トルネード』をラウズすると封印されていたホークアンデッドが風を起こす。

スピニングダンス!!

その音声の後にカリスもギャレン同様に後ろにカードの幻影が現れてカリスに吸収される。

ラッシュ!

3番目にレンゲルが『♣4・ラッシュ』をラウズすると封印されていたライノセラスアンデッドが突進し…

バイト!

次に『♣5・バイト』をラウズすると封印されていたコブラアンデッドがしゃあ~と吼え…

ブリザード!

最後に『♣6・ブリザード』をラウズすると封印されていたポーラーベアアンデッドが吹雪を起こす。

ブリザードインパクト!!

その音声の後にレンゲルの前にカードの幻影が現れた後にレンゲルに吸収される。

キック!

最後にブレイドJFが最初に♠5・キックのカードがラウズされると共に封印されていたローカストアンデッドは上へジャンプし…

サンダー!

その次に♠6・サンダーのカードがラウズされると封印されていたディアーアンデッドは角から電撃を放出し…

マッハ!

最後に♠9・マッハのカードがラウズされると封印されていたジャガーアンデッドが高速で動く。

ライトニングソニック!!

その音声の後、ブレイドJFの後ろに3枚のカードの幻影が現れて、それがブレイド達に吸収されると稲妻が迸る。

ブレイドJF「はぁぁぁぁぁあぁぁ!!!!」

ブレイドJFは体を右に捻り、戻した後に自分の前にブレイラウザーを掲げた後に地面に刺し走りエレファントアンデッドに向かい、その途中でジャンプしてキック体制に入り、カリスは激しい竜巻に包まれながら上昇し足をマンティスアンデッドに向けてドリルキックを、ギャレンはジャンプして宙返りし、その途中で分身を作り出しスタッグビートルアンデッドに、レンゲルはダッシュしてその途中で大きくジャンプしながら冷気をスパイダーアンデッドに吹き付け動きを止めた後…

ブレイドJF「ウェェェェェェェイ!!」

カリス「うぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」

ギャレン「はぁぁぁぁぁぁぁ!!」

レンゲル「であぁぁぁぁぁぁ!!」

ブレイドJFの稲妻の蹴り、ライトニングソニックがエレファントアンデッドに炸裂し、カリスの風を纏ってドリルキック『スピニングダンス』をマンティスアンデッドへと炸裂、ギャレンの分身と共に放つ炎の力を込めた二段つま先蹴り『バーニングディバイド』がスタッグビートルアンデッドの頭上から打ち込まれ、レンゲルの両足で挟み砕く『ブリザードクラッシュ』強化版『ブリザードインパクト』が凍りついたスパイダーアンデッドに炸裂する。

同時に必殺技を受けたアンデッド達は同時に吹き飛ぶと共に…

ドカーーーン!!

爆発し、4人のライダーはそれを背に着地する。

その後に倒れた腰部のアンデッドバックルを展開した4体のアンデッドがいた。

ローチを倒したカズマブレイドが4枚のプロパーブランクを取り出しバックルに向けて投げ飛ばすと4体のバックルに刺さり…

シュイイイーン

4体のアンデッドはカードに吸収、封印されてプライムベクタとなるとカズマブレイドの手に戻ろうとした時…

バッ!

木の裏から現れた影が4枚の内の2枚の♣スートのカードを取ると着地する。

ブレイドJF「何だ!?」

いきなりの事にブレイドJF達は驚いてる間、その取った人物の姿を見ると驚く。

ブレイドJF「タイガーアンデッド!?」

カズマブレイド「あっ、あいつです! ♣スートのカードとレンゲルバックルを奪った!」

立ち上がり♣Aと♣Jのラウズカードを見るアンデッド、♣スートカテゴリーQ『タイガーアンデッド』を見てブレイドJFは驚き、カズマブレイドがタイガーアンデッドを指して叫ぶ。

それにギャレン、カリス、レンゲルは走るがその前にタイガーアンデッドが地面を殴り砂煙を発生させて、3人を足止めと同時に目くらましする。

砂煙が収まるとタイガーアンデッドの姿はなかった。

カズマブレイド「逃げられたか…」

タイガーアンデッドのいた場所に駆け寄り、周りを見てカズマブレイドが呟いた後にギャレン、カリス、レンゲルはカードに戻ると同時にブレイドJFの手に戻る。

雫「それで終わった事ですし、変身を解いたら?」

そんな3枚のカテゴリーAのカードを見ていたブレイドJFに雫がそう言うとブレイドJFは龍騎、ファイズ、カズマブレイドと交互に顔を見た後にそれぞれ変身を解く。

ナツル「あんたは!?」

紅音「剣崎 一真!」

雫「やっぱり…」

水琴「えっ? えっ?」

変身を解いた剣崎にナツルと紅音は驚きの声を上げて、雫は納得した顔をし、水琴は付いて行けてない顔で剣崎や巧、真司とカズマを見る。

封印されてないアンデッド、残り6体






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後書き
ミッシングエース4あとがき

と言う訳でのアニメケンプファーでのケンプファー状態の水琴登場の回を元にしたミッシングエース4でした!

フォックス「リモートしたので出たのが仮面ライダーって;」

ルイージ「何で?」

秘密です。

スネーク「それにしてもオリジナルコンボが出たな」

はい、4人でのライダーキックを出す為にレンゲルだけが2枚じゃ味気ないと思い、こう言うコンボにしました。

カズマさんの方でも真司さんと巧さんと一緒にパンチする為にああ言うコンボにしました。

マリオ「次回はどうなるんだ?」

アニメを基準にしてるからね~ 
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