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魔法科高校の劣等生の魔法でISキャラ+etcをおちょくる話

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第二十六話

殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺すころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすコロスコロスコロスコロスコロスコロス…

コロシテヤル…











「一夏、箒、学校で必要な物はあるか?」

「んー?……じゃぁ…百均でスティック糊を買おうかな」

「私もー」

「フム…金を渡すから買ってこい、食料品は私と束で買ってくるから。
終わったら…あそこの噴水前で待っててくれ」

「ん、わかった」

「はーい」

夏休みが始まり数日が経った。

俺と姉さんがISのシュミレーションを初めて二ヶ月と少しだ。

今日は姉さんの部活が休みなので、せっかくだからとショッピングモールに来ている。

「一夏」

ジャラ、と姉さんに小銭を渡された。

「ん?…って多くない?」

「少しかかるからな、アイスでも食べて待ってろ」

「ん…わかった」

「無駄使いするなよ」

いや、子供じゃあるまいし…って、子供か。

「はいはい、わかってるよ…箒、終わったらアイス買って良いって」

「やったぁ!」

「先に糊買ってからな、ほら、いくぞ」

「うん!」





「えっと…あったあった。箒、行くよ」

「ん」

「以上で220円となります」

「丁度で」

「ありがとうございましたー」

「一夏!早く行こ!」

「あー、待て待て、アイスは逃げん」




「えーっと…残金は1000円ちょいか…結構あるな…箒どうする?俺はト〇プルポップにするけど?」

安いし、3つの味を少しずつ楽しめる…俺は〇リプルポップが一番好きだ。

「じゃぁ私もトリプルポ〇プ!」

「なら、3つ選べよ」

「一夏はどうするの?」

「んー、クリームソーダ、ポッピングシャワー、キャラメルリボンだな」

「じゃぁ半分こしよ?私は…メロンとイチゴと…抹茶?」

「抹茶とか渋いな」

「お姉ちゃんが時々食べてたよ」

ああ、なるほど…

「じゃぁ注文しよっか」





「んー!おいしー!」

「ああ、旨いな…抹茶くれ」

「はい、あーん、クリームソーダちょーだい」

「ん、むぐ、ほれ」

「ん、おいし」

噴水の縁に座って箒とアイスを交換しながら食べている。

「ねぇ、私の味した?」

「ぶふぉぁ!?箒!お前何処でそんな台詞覚えたんだ!」

んのヤロウ…思わず吹いちまったじゃねぇか。

ニコニコしやがって…周りの人も何事かと見てるじゃねぇか。

「月日ちゃんが貸してくれた漫画」

「アララギィィィ!またお前かぁ…!」

俺がそれを知らないってことは…暦さんの愚痴を聞いてた時か…今度暦さんを殴ろう。

「はぁ…まぁ、いいか。
箒、他の人には絶対やるなよ、男相手ならなおさらだ」

「大丈夫、月日ちゃんも好きな人以外にはしちゃダメだって言ってたし」

それって…つまり…

「え、あ、お…おぅ…そ、そうか…ならいい…」

あ、ヤバい、すげードキッとした…すげー可愛いな。

「どうしたの一夏?」

「な、何でもないよ、うん、なんでもないんだ」

「ふーん、で、私のあ「なに!?」な、なに?」

俺は常に三つのコアエイドスプログラムを追尾している。

その内二つのエイドスの状態が、変化した。

姉さんと束さんが傷を負った!?どうして!?

「い、一夏?」

「箒、ちょっとトイレ行ってくる…俺のアイス食っていいぞ」

「お腹痛いの?」

「まぁそんな所、ちょっと長くなるから」

俺は駆け出した、束さんと姉さんの下へ。


「………トイレ…あっちだけど…一夏何処に行ったのかな?」







「ちーちゃん、こんなものかな?」

「ああ、買い物リストはコレで全てだな…煎餅でも買っておくか?」

「そうだね…あといっくんのビスケットもね」

表には出さないけど最近のいっくんは例の計画の準備とシュミレーションでかなり疲弊しているはずだからね。

「ああ、そうだな」

「ちーちゃんも自分へのご褒美が有ってもいいんじゃない?」

もちろんちーちゃんだってがんばってる。

「私は、そんな物は要らないし。
お前が何かを寄越しても受け取らない」

「ちーちゃんはストイックだね」

私の一番の親友はこういう所が少し心配だ。

「ストイック?違うぞ束、私は一夏には遠く及ばないからな。
そんな物を受け取る資格がないのさ」

やっぱりちーちゃんはブラコンだなぁ。

「そっか…いっくんか…」

「うん?どうしたんだ束?」

「ISの…七割はいっくんが造ったような物なんだよね」

私は、本当に三割くらいしかやっていない。

「む?一夏は全く逆の事を言っていたが?」

それはそうだ、だって…

「いっくんが言ってるのは進捗率だよ、でも重要度で言えばいっくんが七割なのさ」

最後の30%を完成させたのは、いっ君だ。

「そうか…凄いな、一夏は。
例え、前世の記憶が有っても…あの小さな体で…」

ああ、なるほど。

「いっくんに勝てなくて悔しいのかい?」

「そういう気持ちも…ある。
だが、それよりも、私は一夏を尊敬しているんだ。
父さんと母さんが居なくなってから、一夏は私を慰めてくれたしな」

「そっか…ちーちゃんにとって、いっくんは弟であり兄なんだね」

「ああ、そう…「キャァァァァァ!」

ちーちゃんの声を遮り、背後から悲鳴が聞こえた。

「なんだ!?」

「な、なに!?」

私達が振り向いた刹那…

「死ネェェェ!オォリムラァァァ!シノノノォォォォォォ!」

隣から、鈍い音が響いた。

誰かを突き飛ばしたような音が。

更に、布を引き裂くような音も。

「あ、な、なに…」

ちーちゃんの脇腹辺りに、男が両手を突きつけていた。

「ちー、ちゃん?」

そしてそこからは、紅い赤い血が流れていた。

「たば…ね、に…げろ…ぐぅ…!」

「ヒャハハハハハハ!次ハオ前ダァ!シノノノォォォォォォ!」

ちーちゃんが刺されて、気が動転していた私の首筋に紅い刃が吸い込まれた。










走る、人混みの中を、流れに逆らって。

「チクショウ!通り魔かよ!早く!早く束さんの所に!」

姉さんは、急所だったけど、腹なら、少しは持つだろう。でも、束さんは…

普段なら一分とかからない道を二分近くかけて駆け抜ける。

「はぁはぁ!束さん!姉さん!」

倒れている姉さん達を見つけた。

束さんは…まだ生きてる!

「束さん!今助けます!」

「アヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!ソイツァモウ死ヌンダヨ!アヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!」

包丁を持った男が嗤いながら言う。

「うるせぇよ!テメェは黙ってろ!」

俺は男に右手をかざした。

「虚無に沈め!」

行使した術は【ヘロンの牢獄】、相手の五感の全てを奪う魔法だ。

男が崩れ落ちるのを確認するまでもなく束さんの方を向く。

「束さん!」

エイドスの変更履歴の遡及をぉ…

「うぅ!アァァ!」

痛い!今まで受けた何よりも!でも…それでも!

復元時点…確認!

復元開始!

束さんの体が光に包まれ、傷が消えた。

次は姉さんだ。

「姉さん!」

エイドスの変更履歴…遡及…

「ア、ア"ア"ア"ア"ア”!」

復元時点…確認完了。

「再生!」

姉さんの傷が消えた。

「束さん!姉さん!目を覚ましてくれ!」

「う、あ…いち…か?」

「い…くん…」

ああ、よカった…無事ダッタ…コれで…

「ディキャスト…」

「あ、あ”あ”!?テメェ!何なんだよ!今何をした!?何故そいつ等の傷が消えている!」

俺が『何』かって?

「俺は織斑一夏…魔法師だ」

 
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