【アンコもどき小説】やる夫は叢雲と共に過剰戦力で宇宙戦艦ヤマトの旅路を支援するようです
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開戦三年目から四年目 イスカンダルからの使者
戦力強進捗度
287+14=301
インペリアルI級スター・デストロイヤー
2隻+5隻=7隻
ヴェネター級スター・デストロイヤー
20隻+18隻=38隻
アクラメイター級汎銀河軍事用アサルト・シップ
44隻+1隻=45隻
CR90コルベット
142隻+124隻=266隻
GR-75中型輸送船
129隻+114隻=243隻
T-65B Xウイング・スターファイター (+ブローグ購入分)
149機+269機+193機=611機
BTL-A4 Yウイング強襲用スターファイター/ボマー (+ブローグ購入分)
481機+246機+191機=918機
TIEシリーズ・スターファイター (+ブローグ購入分)
1662機+392機+136機=2190
地球側のセドナにある漂流者艦隊基地への関心 86 100で興味津々
セドナ基地の基地施設利用交渉 15 100がかなり強気
太陽系からガミラスを追い払ったことで一気に惑星間の交通が増え、太陽系は戦勝バブルに酔っていた。
そして、そのバブルの恩恵を受けたのが、太陽系内最大の工業プラントとドックを持つ我々だった。
インペリアルI級スター・デストロイヤーの建造に力を注いだ結果、アクラメイター級汎銀河軍事用アサルト・シップの建造が割を食う羽目に。
艦隊に打撃を受けたブローグへの支払いはインペリアルI級スター・デストロイヤー2隻とヴェネター級スター・デストロイヤー3隻と破格なものに。
彼らとの友好関係は、そのまま維持したいというこちら側のメッセージでもある。
地球側にも大量建造する上で必要な資源購入代金としてCR90コルベット50隻とGR-75中型輸送船50隻を譲渡。
本格的に編成される予定の国連統合軍の宇宙艦隊再編の軸になる予定で、CR90コルベットの事を『フラワー型駆逐艦』と命名する事が決まったという。
一方、地球側も交渉においてセドナ基地について確認を入れてきた。
要するに、現在の漂流者艦隊と地球が結んでいる条約が切れるとその処遇は地球側に移るからで、我々の謎技術でこの設備を持っていかれる事を恐れたらしい。
この施設については持っていって構わない。
シャングリラ総領事がブローグは惑星一つ用意して我々を受け入れる用意がある事や、シリウス第六惑星が地球型惑星でそこに移住してもいいと告げた瞬間完全に地球側外交官は固まったが。
「けれども基地拡張はそろそろおしまいだろうな」
天王星基地のシャングリラ総領事との報告を聞いて俺は原作の先を考える。
ヤマトが無事にイスカンダルから帰ってきてめでたしめでたしならいいが、ガトランティスやボラー連邦やディンギル帝国が居る銀河でこのまま平穏無事という訳には行かないだろう。
で、地球の中に入り込むには俺は個人としてあまりにも力を持ちすぎた。
「そういえば、ブローグから『うちにも領事館を作って欲しい』って言っていなかった?」
「jud.
ブローグの場合国家組織が連邦制だから、領事設置は悪くない選択です」
叢雲の質問に鹿角さんが返事をする。
多種多様の連邦の一国としてうちに来ませんかという誘いと、戦闘機購入の交渉で経済的に繋がりが深くなっているのが理由らしい。
「そういえば、ブローグが用意している惑星ってどんなのだ?」
「たしかブローグの星図だとここね。
セシリア星系第2惑星セラフィムの第2衛星。
テラフォーミング技術が必要だけど、それはブローグが提供しても構わないって」
数十億人が死亡する上に地球もぶっ壊れそうな星だなそれ。
そんな台詞を出す事もなく、更に近隣星系の調査をしてみる。
見つかった地球近隣の居住可能星系 10
その内地球型惑星 8
テラフォーミングなしで植民可能 2
「結構あるな」
「地球みたいな環境を探すと厳しいですが、セドナ見たいな小惑星でいいならゴロゴロありますからね。以上」
星域図を眺めながら武蔵さんが説明する。
逃れる場所はいくらでもあるらしい。
なるほど。
スター・ウォーズでも銀河帝国の残党が逃げ出す訳だ。
「惑星命名権は最初に入植した者に与えられるそうよ」
「じゃあ、君の名前でもつけようか。
惑星ムラクモ。いい名前じゃないか」
「もぉ……からかわないでよ……ばか」
なお、サイコロ次第ではデスズター叢雲という恐ろしい名前になっていたのだから中々怖いものがある。
話がそれた。
「領事館の設置は了解すると返事を出しておけ。
それに伴う侍女人形を新たに製造する」
「jud.
それと現在の生産ラインですが、これ以上の拡張をしない場合、製造ラインの組み換えが必要になります」
この基地の最大の目的が叢雲の整備維持であり、生産等はその後でしかない。
とはいえガミラスとの戦いで叢雲を出して失いたくないからと基地を拡張して大量生産でガミラスに対抗した本末転倒がこの基地である。
そんな事を考えているのをしらず、鹿角さんは俺に説明を続ける。
「地球側がワープ技術を手にした以上、戦力の強化は飛躍的になるでしょう。
でしたら、こちらは主力艦の建造に力を注いで、コルベット等の生産を止めるべきかと」
「先の話になるけど、宇宙戦艦ヤマトができてイスカンダルへの旅路についた時、その支援が俺たちの存在理由だ。
ヤマトに補給や支援艦を付けてやる事、ヤマトの旅路の間地球を守る事が目的となる。
その支援艦艇はそろそろ作らないといけないか」
俺は画面を操作して一つの設計図を引っ張り出す。
何よりもこいつはドロイドのみで動かせるのがすばらしかった。
「ミュニファスント級スター・フリゲート。
ドロイドのみで動かせ、ちょっとした輸送船にもなる。
こいつをヤマトの護衛にと思っている。
CR90コルベットとGR-75中型輸送船の製造を止めてこれを生産する」
「ヴェネター級スター・デストロイヤーとアクラメイター級汎銀河軍事用アサルト・シップの製造は続けるのですか?」
武蔵さんの質問に俺は苦笑して答えざるを得ない。
それが今の俺達の現状を端的に表していた。
「インペリアルⅡ級スター・デストロイヤーまで行ければ御の字だが、できたとしても1隻か2隻の可能性が高い。
ガミラス相手に戦う場合、とにかく航宙戦で勝たないと話にならない。
空母としても運用できるヴェネター級スター・デストロイヤーとアクラメイター級汎銀河軍事用アサルト・シップは手放せないんだよ。
CR90コルベットとGR-75中型輸送船は設計図を地球かブローグに売って、向こうが建造したものを買うさ」
で、話が最初に戻る。
このセドナの基地を放棄する場合に備えての次の拠点の事だ。
そこで、叢雲の姿を見て、己の失態に気づく。
「あ。しまった」
「な、何よ?」
「お前の大きさを忘れていた。
引力が絡むから、セドナ見たいな大気がない惑星の方がいいんだというのを忘れていた」
「……別に気にしなくても良いんだけど」
旗艦級戦艦の大きさともなると与える引力で色々問題を引き起こすのだ。
あくまで最優先目的が叢雲の整備である以上、弾いた2つの地球型惑星でない星の一つを指差す。
「バーナード星系。
ここの小惑星を新たな拠点にしよう。
地球とも近くブローグとも連携が取れるのがいい」
「小惑星の名前はどうなさいます?」
「そりゃ決まっている。
『オルタネイティヴ5』さ」
そんな俺の冗談に返事をしようとした叢雲を遮ったのは、緊急警報だった。
「未確認船がワープアウトしました!
地球に向けて通信を行っています!!」
イスカンダルの船 2
1 イスカンダルの連絡船
2 イスカンダルの連絡船
3 イスカンダルの連絡船
4 保護されてプローグの戦艦に搭乗
5 保護されてモンカラマリの戦艦に搭乗
6 新宇宙人の船に保護されてその戦艦
小惑星ヤマルの通信基地からの通信に俺たちは来るべきものが来たと悟る。
やっと宇宙戦艦ヤマトの物語が始まるのだ。
「また凄く金ピカな船よね。あれ」
「イスカンダル恒星間連絡航宙船『シェヘラザード』だよ。
全長219メートル。
サーシャだったかユリーシャだったかが搭乗しているはず……」
叢雲に返事をする俺の言葉を遮ったのは武蔵さんの報告だった。
「船体に損傷を確認。
更に後方にワープアウト反応。以上」
多分ガミラスだと思った瞬間、俺の疑問が一つ解けた。
何でサーシャにせよ、ユリーシャにせよ地球にて死ななければならなかったのかという奴だ。
ガミラスがというかデスラーがイスカンダルを立てているとはいえ、地球に波動機関の設計図を渡すのはガミラスにとって看過できない行為のはずなのだ。
となれば、ガミラス側の謀殺。
2199では親衛隊という便利な組織ができたのもあって、そこの独断専行と見た。
ガイデロール級航宙戦艦 1隻
メルトリア級航宙巡洋戦艦 2隻
ガイペロン級多層式航宙母艦 2隻
ケルカピア級航宙高速巡洋艦 2隻
クリピテラ級航宙駆逐艦 1隻
隠密行動で、船一隻の撃沈が目的だからそんな数は多くない。
こっちがいつものように数で押せば問題はない戦力だった。
「保護する。
動かせる船はどれぐらいある?」
「インペリアルI級スター・デストロイヤーが2隻、ヴェネター級スター・デストロイヤーが5隻って所かしら?」
「よし。
全部出せ。
それにCR90コルベットは30隻ほどつけろ」
ガミラス艦隊の行動 1
1 攻撃 イスカンダル艦優先
2 攻撃 漂流者艦隊優先
3 逃亡
4 逃亡
5 逃亡
6 逃亡
彼らはあくまで任務に忠実だった。
あくまでイスカンダル艦の撃沈に拘ったのである。
その為、現地につくこちらの攻撃を無視して全滅するまでの間、イスカンダル艦を攻撃し続けた。
イスカンダル艦の損害 1
1 大破 ユリーシャ意識不明
2 大破 ユリーシャ生存
3 中破
4 中破
5 小破
6 小破
『シェヘラザード』辛うじて撃沈を免れたが、搭乗していたユリーシャは意識不明の重体で発見される。
ある意味原作通りではあったが、広い宇宙において何時来るかわからない一隻の船を保護する事の難しさを痛感する出来事となった。
後書き
証拠写真
https://twitter.com/hokubukyuushuu/status/944226333348868096
元ネタ
フラワー型駆逐艦
元ネタはフラワー級コルベット。別名対潜キラー
セシリア星系第2惑星セラフィムの第2衛星
元ネタは『レイストーム』。このエンディングだけは仕事的に女神様も激おこ。
ミュニファスント級スター・フリゲート
元ネタはスター・ウォーズ。クローン戦争の分離主義勢力の巡洋艦。
オルタネイティヴ5
元ネタは『マブラヴ』。
この銀河にBETAは存在しないが、存在しても問題が無い科学技術力。
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