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ジオン公国転生記

作者:正博
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第26話 マクロスフロンティア編

 ギレン兄が広範囲のバジュラの大群を殲滅した為、次の来襲を明け方と予測した俺達は近くの小惑星に着陸した。
 一応長距離レーダーをを持つ機体を中心に警戒部隊をパトロール巡回させて休んでいた。
 これが失敗だった、油断だった、バジュラ艦がフォールド出来るの忘れていた。
 真夜中に俺達はバジュラの大群に囲まれいきなり大激戦に突入した。
 
 MS、リアル系、まだよかった問題は合体ロボ、バジュラが多すぎて合体が出来ないでいた。
 一部例外ゲッターロボなんかはコンマの世界で合体するが5機合体制約が多すぎで時間が掛かる。
 まず5人の意識を合わせるそれから合体と思いきや1機1機を磁力で持ち上げるそれで合体まだ早いV字編隊を組んでから1機ずつ合体していく時間が掛かる。
 そんな物バジュラが待つかと言えば、合体ロボのお約束で合体中に攻撃してはいけないそれを守らないバジュラが悪いだって。
 馬鹿を相手にしてるとやられるので、ファングドラグーンフルバーストを撃とうとしたら又だよ合体ロボ、合体しようと空中を飛び回るので撃てない。
 邪魔だから遠くで合体して来いと言ったらかっこ悪いだって『ブチッ』どこかで頭の線が切れた。
 切れた音がしてからだ赤いバジュラがV字編隊で飛んでるのが見えて俺は狂ったようにフルバーストをV字編隊バジュラに撃ってたらしい。
 それ以降、合体ロボ達が俺の前では合体しなくなった理由は知らない。
 さてどうするかなと考えるまでも無く母艦級が邪魔なのだ1隻でも邪魔なのに12隻もいやがる。
 ナイトつまり俺達が母艦級と呼んでいる奴にはバジュラが満載なのだ。
 だが、MS等の小中型では歯が立たず、こんな時にスーパーロボットがいないのだ。
 何処へ行きやがったと探しているとやっと戻ってきましたスーパーロボット達。

 ユーリ「スーパーロボットの告ぐここはいいので周囲を取り囲んでいる母艦級を片付けろ。それから中からバジュラの大群が出撃したら君達で片付ける様に、もしこちらに飛んで来たらそれなりに覚悟する様にでは健闘を祈る」
 ジオン兵「は、はい。分かりました、すぐ片付けます。みんなフルスピードで行くぞ」

 あれえ、スーパーロボットの連中こんなに聞き分け良かったっけ、まあいいか事ある毎に逆らう奴よりましだ。
 でもなんでだろう赤いスーパーロボットがバジュラに見えてフルバーストを撃ちたくなる何故。
 それよりお空の掃除をしないといけない。

 ユーリ「ファングドラグーン・フル・バースト いけぇ!」

 よし南西方向クリア、これでゴットフェニックスが飛び立てる。

 ユーリ「ギレン兄、南西方向クリアだよ」
 ギレン「ゴットフェニックス発進」

 さて母艦級の状況は、おおもう7隻も落としてるじゃないか。
 スーパーロボットもやる時はやるもんだ、これで多少余裕をもって戦える。
 ギレン兄のゴットフェニックスがスーパーロボットの取り掛かって無い母艦級に向って行く。
 バードミサイル、原作で唯一の攻撃兵器そんなチマチマ撃ってどうするのギレン兄?
 あ、撃った1発だけ、それじゃあ母艦級刺激してバジュラが出て来るよとギレン兄を舐めてました。
 当たった次の瞬間、母艦級消滅してました、ギレン兄もしかして反応弾ではないですか、フロンティア船団からハッキングで取れるだけ取ったのね情報、技術交換の時無かったもの。
 又撃った、母艦級消滅、スーパーロボット達固まってるよ。
 うん、うん、今だけは分かるよその気持ち多分、まあ母艦級全滅したし良いか。
 そんなこんなで10時間が経過しました。

 ユーリ「ギレン兄、交代で休ませないとへばって来てる兵がいるよ」
 ギレン「流石に今着陸させられん後部ハッチを開けるから飛び込ませろ」
 ユーリ「了解。みんな聞こえたね。交代で休んで」


 俺は周囲を周りながら、バジュラを落としていった、そんな時。

 ジオン兵「はあ、はあ、ハイメガキャノン、はあ」
 ユーリ「どうした、交代で休憩しろって聞こえ無かったか?」
 ジオン兵「はあ、自分1人なもんで離れられません、はあ」
 ユーリ「ちょっと待て、2人又は3人で組み分けした筈なんで1人だ」
 ジオン兵「ドラグナー1号機の人が一緒だったのですが俺達3人でドラグナーだからって言って」
 ユーリ「お前今から休憩して来い」
 ジオン兵「でも持ち場を離れる訳には」
 ユーリ「上官命令が聞こえ無かったか」
 ジオン兵「はい、休憩してきます」


 俺はドラグナー1号機を見つけるとフルバーストを撃ち込んだ。

 ジオン兵「うわっ、ユーリ様、やって良い事と悪い事がありますよ」
 ユーリ「そうだな、だから死んでくれ」

 俺はビームライフルで右腕を吹き飛ばした。

 ジオン兵「ひぃ、俺がなにをしたって言うんですか」
 ユーリ「勝手に持ち場を離れた逃亡罪、あっお前等3機でドラグナーだったらお前等も一緒か」
 ジオン兵「いえ、自分達は戻れって言ったのですが、ZZが全部落とすからレベル上げ出来ないから一緒にやろうって」
 ユーリ「2号機、3号機下がれ。おい1号機てめえはゲームしてるのか」
 ジオン兵「違います。違いますちゃんと休憩交代です」
 ユーリ「ZZの奴には聞いて来てる。お前が3時間前からいないって事を」
 ジオン兵「戻ります。戻ります」
 ユーリ「もう遅い、もう1度大魔王様にコンティニューしてもらえ。フルバースト」

 ドラグナー1号機は吹き飛んだ。
 味方同士の転生者は殺す事は出来ないがここは宇宙だ、マシンから出されれば普通に窒息死だ。

 ユーリ「全員に告げる。レベル制を入れたのは生存確率を上げる為だ。それから俺達は軍隊だ遊びでやってじゃねぞ。1度は警告してやるが2度目は死だ、分かったな」


 ギレン「お前にしては手荒いやり方だな」
 ユーリ「俺は仲間を大事にしない奴、規律を守らない奴が嫌いなだけ。そんな奴がいるからいい奴程死んでいく。ギレン兄俺暫くZZと組むから」
 ギレン「無用だ。歴戦の猛者を配置した、赤子の様な事は言わん」
 ユーリ「ギレン兄。見てたの?」
 ギレン「当たり前だ。指揮を執っているんだぞ配置なんかはチエックしてる。本当なら3人共処刑だったのだがな」

 俺はZZの奴の所に行ってみた、楽しそうにしているのが分かったので他へ行こうとしたら

 ジオン兵「あ、ユーリ様。お蔭で元気になりました」
 ユーリ「よかった。それじゃね」
 ラル「少しお待ちください。ユーリ様」
 ユーリ「なんですか。青いMSの人」
 ラル「うっううう、まだ前の事をお怒りになられているんですね。それで最近お呼びが掛からない、ましてこの様な重要な作戦にも、どうすればお怒りが解けるのでしょうか」
 ユーリ「ZZ君、おじさん慰めてあげてね。さらば」
 ラル「ユーリ様、ユーリ様、ユーリ様、うううううう」

 ラルさんは赤子の様に泣いていました。
 ごめんね、せめてグフイグナイテッドに乗ってくれればね。
 取り敢えずみんな1時間ぐらいは休めたようだ。

 



 そして遂に準バジュラ・クィーンの母船バジュラシップが、母艦級40隻随伴して現れた。
 こいつさえ倒せば終わる

 ギレン「皆に伝える。あの1番巨大なのがバジュラシップ、クイーンの艦だ。あれさえ倒せば我らの勝利だ」
 ユーリ「みんな行くよ。スーパーロボット達はとにかく母艦級を落として、後は女王様にご挨拶が出来る様に邪魔者排除それじゃ行くよ」
 オズマ「俺達も入れろユーリ」
 ユーリ「オズマなんで?」
 オズマ「お前ルカに位置データー渡しただろう。本当は死骸あさりに来たんだがな」
 ユーリ「あの1番でかいのがクイーンの艦ね」
 オズマ「クイーンは俺達が倒しただろうが」
 ミハエル「ああ成程、巣別れね。で若いのがフロンティア船団に来てこちらが元祖と言う事ね」
 ユーリ「流石博学その通りです。あれさえ倒せばエンディング」
 キシリア「そうか、最終日に間に合った様だな」
 ハマーン「遅れずに済んだ」
 ドズル「ラスボスにお礼参りせんとな」
 ユーリ「キシリア姉、ドズル兄、ハマーン姉来てくれたんだ、ギレン兄!!」
 ギレン「フロンティア船団に感謝を、勇者達よ。あれが最後だ行くぞ」

 『おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおぅーーーーーーーーーーーーーーー』


 ジオン兵「ゴットボイス」
 ジオン兵「反重力ストーム」
 ジオン兵「サンダーブレイク」
 ジオン兵「ダイモス烈風正拳突き」
 ジオン兵「カイザーノヴァ」
 ジオン兵「ゲッタービーム」
 ジオン兵「スーパーイナヅマ反転キィーック」

 スーパーロボット達の活躍で母艦級を次々撃破していく。
 しかしながら母艦級の数が多い為、続々とバジュラの大群が出て来る。
 

 キシリア「全MSはバジュラ達を迎え撃て」
 ハマーン「他の小型中型機は私が指揮する突撃しろ」
 オズマ「スカルリーダーより各機へ反応弾はナイト級へバジュラの大群はDMEで攻撃開始」
 ユーリ「ファングドラグーン・フル・バースト いけぇ!」

 MSをキシリア姉が、その他小型中型機はハマーン姉が率いて攻撃している。
 SMSの援軍はそれぞれの目標に飛んで行く。
 ギレン兄のゴットフェニックスが全火力をもってバジュラの大群を迎撃する。
 ドズル兄は混戦になった為大技が使えず苦戦している。
 マクロスクォーターは空母形体でで迎撃に専念、甲板上に多数のデストロイド、カナリアのケーニッヒ・モンスター、ミハエルのバルキリーがそれぞれ近寄るバジュラを落としていた。

 カナリアのケーニッヒモンスターは基本的に遠距離広範囲攻撃が得意で混戦では使いづらい。
 
 カナリア「うじゃうじゃと鬱陶しいね。まとめて落とそうか」
 ミハエル「カナリアさんまじでやめてくださいよ」
 カナリア「ミハエルはいいね。1機1機落とすんだから」
 ミハエル「いや、カナリアさんじゃないけど混戦過ぎて照準を付けると味方が間に入るのですよ」
 カナリア「お互いイライラするね」
 ミハエル「全く同意見です」


 戦いは6割で人類が押していたが、そろそろ疲労で休息、補給、修理の必要があった為バジュラ達を押しきれないだいる。
 母艦級を殆んど落としたが、かなりの数のバジュラの大群が出ていた為バジュラシップに近づけないでいる。
 俺もかなりの数を落としたが、減った気がしないでいた。


 ユーリ「やっぱりあれが必要だな、ギレン兄何か手はある?」
 ギレン「正直言って無い」
 ユーリ「そうか。ごめんあれ使うけどいい?」
 ギレン「ダメだと言いたいのが本音だが、約束しろ使用には俺の許可をとる事、そして死ぬなだ。行け」
 ユーリ「ありがとう、ギレン兄。絶対に死なないよ」

 そして俺はストライクフリーダムを小高い丘に着陸させると叫んだ。

 ユーリ「ブラッディ来い!!」



 ジオンの俺専用格納庫で突然ブラッディに光が灯ると、エンジンが力強く唸り勝手に滑走路へ。
 整備員達は焦った、誰も乗っていない機体が勝手に飛ぼうとしているのだ。
 整備士長だけが悲しそうにその様子を眺めていた。

 整備員「整備士長、ブラッディが勝手に」
 整備士長「分かってる。騒ぐのを止めろ」
 整備員「でもユーリ様が怒りますよ」
 整備士長「怒んねぇよ。ご自分が呼んでなさっておいでだから」
 整備員「ユーリ様、又あの機体に」
 整備士長「黙ってろ!」

 ブラッディはそのまま飛行すると、突然フォールドに入った。


 キシリアが気付いた、ユーリの様子がおかしい事に。

 キシリア「兄上。ユーリの様子が変です。1度下がらせた方が」
 ギレン「キシリア。黙って見ていてやれ」

 すると、ユーリの頭上にブラッディが出現した。

 キシリア「兄上、あの機体はまさか。ユーリは又あれに・・・・ご存知だったのですね。どうして止めなかったのですか」
 ギレン「私が許可した」

 それから様々な人が気付きギレンに連絡を入れた。

 ラル「総帥、ユーリ様を止めてください」
 オズマ「ギレン総帥、ユーリ様があの機体は危険です」
 ドズル「兄貴、ユーリの奴又危険な事を」
 ハマーン「ギレン・・・・・・・・・・・」
 ジェフリー「ギレン総帥・・・・・・・・」
 総帥・総帥・総帥・総帥・総帥・総帥・総帥・総帥・総帥・総帥・・・・・・・・・・・・

 ギレンが突然吠えた、いつも沈着冷静である男が心から吠えたのである。

 ギレン「黙れぇー!!ユーリに関してこれ以上何も言うな! ユーリも男である。ユーリもジオン軍人である。ユーリも大事な家族である。そんなユーリを誰が好き好んで危険にさらしたがるか。だがユーリが決めたのだ。あの機体を使うとそんな覚悟を決めた男を誰が止められる。だから許可したのだ。そんな事を言う前に奴らを全滅させよ。そうすればユーリがあの機体を使う必要が無くなるのだ」


 キシリア「キシリア隊攻撃をもっと集中させよ。奴らを殲滅するのだ」
 ハマーン「ハマーン隊こちらも同じだ早々に奴らを潰せ」
 オズマ「スカルリーダーより各機へユーリに合の機体を使わせるな!」



 ユーリ「ストライクフリーダム、パージ開始」

 ストライクフリーダムの象徴でもある各種砲塔が外された。

 ユーリ「ブラッディ変形、合体モード」

 ブラッディのコックピット部分が機体内へ収納され垂直尾翼が折りたたまれた。

 ユーリ「合体『ストライクブラッディ』」


 ストライクフリーダムがいた丘に今、金色に輝く翼を持った機体ストライクブラッディが降りった。
 コックピット内で俺はパネルから注射針の付いたチューブを引っ張り出すと注射針を左腕に刺した。
 針が抜けない様にテーピングで固定した。

 ユーリ「さあ、行くか『ストライクブラッディ』初陣だ!」

 ストライクブラッディが軽く2、3度ジャンプすると、次の瞬間姿が消えた。
 機体の姿は、はるか上空に在った

 ユーリ「ブラッディ久しぶりに飛べるのが嬉しいのは分かった。でも今は敵がいるからな、そう又殲滅だ、ただし味方を傷つけたら2度と遊ばないからな。じゃあ改めて行くぞ」



 みんな消えたユーリの事が心配であった。
 天空より金色の光いや輝きが、バジュラシップの前に舞い降りた。
 そして又姿が消えたが、今度は金色の輝きの大竜巻が起こった。
 みんなユーリだと感じているが見えないのだ、光の鳥はまだ見えたが今度は見えないのだ。
 金色の大竜巻に巻き込まれたバジュラの大群は切り裂かれ落ちて行く。
 10分吹き荒れた大竜巻がやんだ、無数のバジュラの大群の死骸とバジュラシップを残して。。
 しかしユーリの機体の姿は何処にも無かった。


 ギレン「ジオン軍撤収!!」

 突然、ギレンが叫んだ。
 
 キシリア「兄上。最後の敵が残っています。それにユーリを探さねば」
 ギレン「敵等残っておらんし、ユーリは先に帰った。それが証拠に奴が最初に居た丘を見よ、排除したパーツが無くなっているだろう。ユーリからの伝言だ『怒られるのが嫌で先に帰ります』」
 ドズル「それは分かったが最後の敵をどうするのだ?」
 ギレン「敵等居ないと言っておるのに、そこのバルキリー君1発で良いガンポッドを撃ち込んでくれないか」
 
 アルト「隊長、どうします」
 オズマ「総帥の頼みだ。撃ってみろ」

 アルトは変な依頼と思いながらも1撃を加えた。
 するとバジュラシップが崩れ出し、中にいたクイーンは無残に切り刻まれて死んでいた。


 ギレン「ユーリが途中で止めて帰るものか」
 ドズル「それにしてもユーリの奴無事なのか?」
 ギレン「それを確認したくて撤収を急いでいるのだがな」
 キシリア「撤収、撤収急げ」
 ドズル「撤収じゃあ、急げ」
 ギレン「フロンティア船団の諸君。ご協力感謝する。戦場ゆえ何も与える物が無く心苦しいが聞けばバジュラの体にそちらが欲しがる物が有るとか。さればこのバジュラの死骸は全て差し上げよう。我らには不要な物なのでな。我らも消耗しているので、急ぎ帰り疲れを癒したい。誠に勝手であるがここで失礼する」
 オズマ「総帥1つだけ、ユーリ様はどうなったのですか」
 ギレン「ユーリは先に国へ帰ったよ。皆に怒られるのが嫌だそうだ。体については私も知らんでなこれで良いか」



 ジオン軍は長い戦いを終えて本国ジオンへと帰路についた。

 
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