ドリトル先生と奈良の三山
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第五幕その四
「凄い人だったのは確かだよ」
「成程ね」
「そうした人が飛鳥時代にいたんだ」
「鑑真さんも凄い人だったけれど」
「聖徳太子も凄い人だったんだね」
「そうだったの」
「じゃあね」
ガブガブがここで言うことはといいますと。
「聖徳太子も日本の仏教の発展に貢献したのかな」
「時代的にもそうなるわね」
ポリネシアも言いました。
「確か日本に仏教は飛鳥時代に入ってるし」
「聖徳太子は根付くのに貢献したのかな」
老馬はこう考えました。
「仏教の力も備えていたみたいだし」
「よくそのタイミングでそんな人出たね」
ジップも言いました。
「日本にとってもいいタイミングだよ」
「ううん、創作が入っていても先生が言うには実在の方だし」
ダブダブは先生が嘘を言わないことを知っています、学問の誤りもそれが確かになればしっかりと認めます。
「それならね」
「仏教の信仰と聡明さで」
チーチーが聖徳太子の力のそこを見ていました。
「日本の仏教も定着させたのかな」
「だとしたら今の日本のお寺とかも」
トートーも述べました。
「聖徳太子が貢献しているんだね」
「ううん、今の日本の在り方にも貢献しているのかな」
ホワイティはこう考えました。
「聖徳太子は」
「仏教の面でもね」
「政治でもね」
チープサイドの家族もお話します。
「その形を残した」
「そうした人?」
「飛鳥時代は今の日本と昔の日本の境目っていうけれど」
「それでもね」
最後にオシツオサレツが二つの頭でお話します。
「そこから日本の形の一つも出来た」
「そうなるのかな」
「そうだよ、聖徳太子は十七条憲法も制定したけれど」
この憲法はといいますと。
「以後の日本の法律の根幹にもなったしね」
「あっ、実際になんだ」
「日本の法律の基礎にもなったんだ」
「そうだったんだ」
「日本の法律にもなんだ」
「貢献しているんだ」
「そう、そしてね」
そうしてというのです。
「神仏を敬えと言われたんだ」
「神も仏も」
「どっちもなんだ」
「日本人の信仰の考えだけれど」
「それも聖徳太子からだったんだ」
「そう、仏教に深く帰依されていたけれど」
そちらの逸話が物凄い方でもです。
「それでも皇族の方だね」
「皇族は神道だからね」
「天照大神の子孫であって」
「それでだよね」
「神道のこともしっかりしていたんだ」
「そう、日本の神仏と共に敬う」
まさに神も仏もというのです。
「聖徳太子が定められたんだ」
「法律も信仰もだったんだ」
「日本のそうしたものの基礎を築いた」
「そうした方だったんだ」
「うん、神も仏もっていうのはね」
どちらも敬えというお考えはというのです。
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