ジオン公国転生記
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第1話
前書き
初投稿です。
転生物を書いてみたくなり書いた。反省はしていないが、後悔はしている。
俺はユーリ、お亡くなりになったらしい。
何故ならテンプレ通り「知らない天井が見える」状態だからである・・・・神様転生!?
だが、周囲の様子が違う、重苦しい雰囲気、薄暗い部屋、そして最大の違いは椅子に座りこちらを見ている存在。
どう見ても神様じゃない、例えるならRPGゲームのラスボス、魔王の様だ。
???「惜しいが違っておる、ワシは『大魔王』だ!」
心を読まれた! 大魔王という事は、俺は勇者召喚され、そして大魔王を倒せと呼ばれたのか。
だが、無理、絶対無理・・・聖剣は、大魔法は、チートは、何も無いのにラスボスステージ、無理だろう・・・。
大魔王「何をブツブツ言っておるかは、知らんが起きたらどうだ」
ユーリは、反射的に素早く起き上がった、足腰を震えさせながら。
大魔王「今回はワシの部下が間違えて、お主の魂を刈り取り殺してしまった。本当にスマン」
え、勇者召喚で無く間違いで殺されたの俺。
怖い、怖いが言いたい事は言っておこう。
ユーリ「だ、大魔王様、間違いという事は、元に戻せるのですよね」
大魔王「生き返りたいの? だがな~」
ユーリ「生き返りたいに決まってますよ」
大魔王「お前、1人暮らしで、貧乏ボッチだよな」
ユーリ「ボッチ言わない。それが何か?」
大魔王「貧乏のお前にクーラー等買えんし。ボッチに遊びに来る奴もおらん」
ユーリ「又言った・・・その通りですが?」
大魔王「結論から言おう。今の真夏のど真ん中で、お前の体は腐敗を始めておる、それでも戻るか?」
つまりこのまま蘇っても『それはゾンビですか』となるというのですね。
ユーリ「体を、体を元に戻す方法は無いのですか?」
大魔王「あるぞ。生贄10人の所、ワシのミスだから5人に負けておこう」
それって生き返っても、死刑確定じゃないですか。
大魔王「生き返りは無理でも、『転生』ならさせてやる。神様転生の真似じゃがな」
ユーリ「それって本当ですか。それと二次元にも行けますか」
大魔王「行けるぞ。それと特典だが、このペンダントをやろう。不死、蘇生は無理だが、願いを1日5つ叶えてくれる」
おお、それは1日の回数こそ少ないが凄いアイテムですよ。
ユーリ「それ下さい」
大魔王「ほれ。夜の0時を過ぎれば又使えるが、願いは永久に続く物と1日で消える物がある。まあ使えば分かる」
さて何処へ行こうかな?
大魔王「それで、行先は決まったか」
ユーリ「機動戦士ガンダムのUC0076年、ジオン、サイド3でお願いします」
大魔王「お前。えらく古い作品に行きたいのだな。最近はハーレム系とか色々あるのに」
ユーリ「作者が最近のアニメ見てないと、今言われました」
大魔王「作者も年だしな。仕方ないのか。お前で最後だ行くぞ」
ユーリ「お前で最後って?」
大魔王「今回はお前を含めて6人間違えた」
ユーリ「今回は!?」
大魔王「うるさい。行って来い」
ユーリの足元が開き、落ちて行った。
大魔王「フウ。やれやれ、終わったか」
悪魔 「大魔王様も好きですな」
大魔王の後ろから執事服を着た悪魔が現れた。
大魔王「ワシは奴らの夢を叶えておるだけだ。その後それを楽しく見るのが趣味なだけよ」
大魔王と悪魔は、笑っていた。
♦
そんな事とは知らない俺は、突然景色が変わったのに驚いた、何処かの人気の無い路地裏らしい。
ふと上を見てみた俺は、息をするのも忘れて感動していた。
そこには空があり、そこには街があり、そして宇宙が見えるのだ。
ユーリ「スペースコロニー・・・か!」
やった、本当に来てしまったぜ『機動戦士ガンダム』の世界へ!
暫く感動に浸っていた俺は気付いた、俺って、密入国者だよね。
ユーリは慌ててペンダントに願いを込めた。
・ジオンのそれなりの身分証明証
・それに合った服装
ユーリは服を急いで着替え、そして身分証明証を見て血の気が引いた。
氏名:ユーリ・ザム・ザビ 16才 ザビ家5男
ジオン軍階級:大尉
・・・・・誰これ・・・俺か!?
大魔王様。それなりの身分が『ザビ家』ですか。
後書き
誤字、脱字、お願いします。
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