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テンプレでもいいじゃない!~転生・遊戯王GX

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ターン1:チャリンコデュエル・アクセラレーション!

 
前書き
前回の流れとしては主人公はデスガイドが乗ったバスに跳ね飛ばされ
コザッキーの人体実験にされた後ポイ捨てされた感じです
うまく表現できなくてゴメンなさい。。;

1/23 次元の裂け目を発動したままオネストを発動させていたので訂正しておきます 

 
はーいドーモ、こんちゃーっす。
前回よく分からんまま終わった人です・・。
あの後ヤケ酒かましてたらトイレで爆睡してる俺が居たわ・・・
こんなに酒弱かったかなぁ? 一升瓶で潰れるとかありえねぇ・・・


とりま改めて自分の状況チェックした所?遊戯王の世界っぽい・・
テレビ付けたら『では明日のお天気をデュエルで…』だの
『本日はプロデュエリストの00さんにお越し頂いております』だの
大抵がデュエル関連、国会で演説してる傍らでデュエルしてるって
どういう状況だよ・・・まさか法案の可決もデュエルで決めてんの?


次は俺の性別が逆転してるって事、序に言うなら俺好み(←ココ重要‼)
肩の辺りで整えられた黒髪にパッチリとした黒目の可愛い系女子・・
こういう子おったら絶対ツバ付けとくんだけどなぁ・・・
そしたら卒業と同時にイタダキマス出来るやん?これが俺とか勿体ねぇ・・


んで最後にデュエルアカデミア、学校の写真を見る感じGX?
鮫島校長の写真乗ってるし行くだけ行ってみるか、アカデミアなら元の
世界に戻るとまでは行かなくても男に戻れるチャンスはあるかも・・・
・・・なら必要なのはデッキとデュエルディスクか、デッキは元の世界で
使っていたのがあるけどカードパワーが違い過ぎて良くて1キルだろうし
1から作り直すしかないか・・・


・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・・


あれから数時間、どうにかデュエルディスクはGET
普通にカードショップで売ってたわ、安いヤツだと3000円ぐらいで
高いのだと諭吉が消し吹っ飛ぶレベルだったわ、何だあのゴテゴテした
金ピカデュエルディスク・・・幾ら何でも悪趣味すぎるだろ・・。


(まっ、まぁ後は部屋に戻ってデッキを・・・)


「誰かー!その自転車止めて下さい、ひったくりですううう!!」


面倒事に巻き込まれるのは転生のお約束なんだろうか・・?
声がした方を振り向くと確かに爆走する自転車と必死に追いかけている
女の子がいる


「うはははは!!どけどけぇ!このデッキはもう俺のモンだああああ!」


・・・お金よりカードなの?それともコレが遊戯王の常識なの?


「ふええぇ~ん・・お願いします、返して下さい~!!」


女の子は半泣きでゼェゼェ息しながら追いかけている・・・
このまま何もしないってのも目覚めが悪いし、やるしかない・・か・・。


「そこのオジさん!少し自転車借ります!!」


棒立ちになっていたオジさんから自転車を半強制的にレンタル・・
当然、オジさんからは抗議の声が出たけど


「あの強盗を捕まえたら直ぐに返します!ソコで待ってて下さい!!」


簡単に伝えて追跡開始! 悪いけど時間ないしね・・・
オジさんゴメンね?あとで幾らでも怒ってくれていいから・・・


「そこの強盗!」


全速力で追跡して約5分、ようやく強盗まで声が届く距離まで近づく
事が出来た。


「あぁ!?何だテメェ!!」

「私とデュエルしろ!」

「なにぃ!?チャリンコ乗ったままデュエルだとぉ!!?フザけた事を・・」


・・・とか言いながらデュエルディスク構える辺りノリいいなコイツ
俺だって最初くらい普通にやりたかったよチクショウ・・・


「私が勝ったら、盗んだデッキは返してもらう!」

「上等だあ!なら俺が勝ったら、テメェのデッキも貰うぞ!!」






「「チャリンコデュエル・アクセラレーション!!」」



主人公:LP4000
 強盗:LP4000



・・・いや何だよコレ!!自分で言っといてナンだけどさ!!?
あと強盗、お前もノルな!!


「先攻は俺からだ!俺のターン、ドローー!!」


あっ、この時代だと先攻ドロー出来るんだっけ?忘れてたわ・・・


「俺は手札より、永続魔法『次元の裂け目』を発動!」


強盗の宣言すると同時に地響きが起こり、空が割れ異空間へと繋がる
裂け目が現れる・・・えらい本格的だなKC・・


「そして俺はぁ!手札より魔法カード『デビルズ・サンクチュアリ』を
 発動し、このカードを生贄に『炎帝テスタロス』を召喚!!」


悪魔の彫刻がガラガラと音を立てながら暗闇の中へと崩れ落ちていくと
ソコから爆炎が舞い上がり現れるのは炎を司る帝王・・ってもしかして
こういう説明も全部俺がすんの?・・そりゃ第三者視点で書けないのは
結構ムズい所があるけどさぁ・・・


「『炎帝テスタロス』の効果発動!このカードが生け贄召喚に成功した時
 相手の手札を1枚、墓地へ捨てる事が出来る。 さぁ、とっとと手札を
 シャッフルして捨てな!!」


・・・チャリンコ乗りながらシャッフルするのって結構ムズいんだぞ
言い出したのは俺だけど・・・


「次元の裂け目の効果により、墓地へ送られるモンスターは墓地へは行かず
 除外される・・私が捨てるのはレベル8『メタファイズ・ネフティス』!」

「メタファイズ?聞かねぇカードだな・・イイじゃねぇか、ますます欲しく
 なってきたぜ!炎帝テスタロスの追加効果発動!捨てたカードがモンスター
 カードだった場合レベル1につき、100ポイントのダメージを与える!
 ソイツのレベルは8!!よって800のバーンダメージだ!!」


―クラエ! ハッピャクポイント ノ ダメージヲーーー!!!


「ちょま!!wwのわああああああああ~~~~!!!・・・・あっぶな・・」


テスタロスが宮〇ボイスで殴って来るとは・・・
ダメージより吹いて転倒するトコだったじゃねぇか、あのシーン色々と強烈
だったなぁ・・・



主人公:LP3200
 強盗:LP4000





―ン熱血指導ダァ・・・・


・・・お前もノルなよ・・つか何で知ってるんだよテスタロス・・・
どうせやるならお前の主人にやってくれ、強盗だぞ強盗・・・


「俺はカードを1枚伏せてターンエンド、さぁテメェの番だ!!
 精々楽しませてくれよ、うはははははゲフォ!ゴフォ!・・オェ~・・・・・」

(・・・・・・・・むせた)


まぁ自転車漕ぎながらやってるわけだしね・・・
さっさとしないと俺も息がヤベェ・・・


「ゼェ・・ゼェ・・・わ、私の・・ターン!!」


ドローしたカードはっ・・・と・・OK、このターンでけり付けるわ
・・・でないと、お互いの心臓に悪いしね・・。


「スタンバイフェイズに入った事により、除外されているメタファイズ
 ネフティスの効果発動!」

「なにぃぃ!!除外されて発動する効果だと!?」


いや(多分)お前も使ってるだろ、異次元の偵察機とか生還者とか・・
出てきてないけど次元帝っぽいし・・・


「このカードが除外された次のメインフェイズ、除外されているこの
 カードをデッキに戻す事により、デッキから同名カード以外の
 『メタファイズ』と名の付いたカードを1枚、手札に加える事が出来る
 私は『メタファイズ・ラグナロク』を手札に加える!」


手札に加えたラグナロク・・・一応チューナーモンスターだけど・・
まぁ言わない方が良さげかな?


「そして手札より魔法カード、大嵐を発動し全ての魔法・罠カードを破壊!」

「クソッタレ・・奈落の落とし穴がッ!!」


あっぶねぇ!!なんつーモン伏せてんだよ・・・
つーか、あの人カード強盗しなくても素で強いんじゃねぇの・・?
そして一応入れといて良かった大嵐、羽箒は犠牲になったけどね


「・・・メタファイズ・ラグナロク召喚!」


まぁ本人なりに事情はあるだろうしね・・・
辺りに暗雲が立ち込め雷鳴が響き渡り、一筋の雷が光るとその場所から
姿を現す幻のドラゴン・・・


「なっ、なんだぁソイツわああ!!・・・って攻撃力1500?
 なら俺の熱血帝王、テスタロスの方が上だあ!うはははは!!」


熱血帝王って何!?それどんなモンスター!!?


「しょ、召喚に成功した事によりメタファイズ・ラグナロクの効果発動!
 このカードが召喚または特殊召喚に成功した時、私のデッキトップ3枚
 を捲り、ゲームから除外する!」

「自分で自分のカードを除外するだあ?ただのデメリットモンスターじゃねぇか」

「そして、このカードの効果により除外された『メタファイズ』と名の付く
 カード1枚につき、ラグナロクの攻撃力は300ポイントアップする!」

「なんだと!?だっ、だが・・・それでも攻撃力は最大で2400!
 テスタロスと並ぶだけだ!!」


・・・ホントに何で強盗やってるんだろうね、この人・・
冷静に分析出来てるし煽りもやってこないし・・・
うろ覚えで悪いけど下手したらオベリスクブルーの人達より良識あるんじゃ・・


「どの道、私がやる事は変わらない! デッキトップからカードを除外!
 除外されるカードは1枚目、『メタファイズ・タイラント・ドラゴン』
 2枚目『灰流うらら』、3枚目『メタファイズ・ダイダロス』!・・・
 よってラグナロクの攻撃力は600ポイントアップ!」


メタファイズ・ラグナロク 攻撃力1500→2100


―グォオオオオ・・・!


ラグナロクに除外されたメタファイズが光の粒子となりラグナロクに力を
与えていきラグナロクの全長は1回り・・・役3メートル程になった。


「だが!まだ攻撃力はテスタロスの方が上だ!!」

「・・・なら試してみますか?」


あっ、ステータス至上主義な所は一緒なのね・・・けどまぁ・・
俺も割と脳筋な所はあるし、人の事は言えねぇよなぁ・・・


「バトル!メタファイズ・ラグナロクで、炎帝テスタロスを攻撃!!」

「正気かテメェ!・・・チッ、迎え撃てテスタロス!!」


―ウォオオオオオオオオオオオ・・・・・クラエ、ネッケツパンチ ノ ダメージヲオオオオオオオーー!!


・・・先に攻撃するのはラグナロクの筈なんだけどなぁ・・。
ラグナロクが行動する前にテスタロスが砂煙を撒き散らしながら突っ込んで
飛び上がり上空にいるラグナロクに炎を纏ったパンチを繰り出したけど・・


一方のラグナロクはテスタロスの行動に反応する事はせず、無言でブレスを
吐いた・・・何このモンスターの温度差・・なぁラグナロク・・・
お前、暑苦しいのは苦手なんか?それか何も突っ込まない事が優しさとか?



―・・・・・・・・



・・・なんか言えよ!!無視されるのって結構ツラいんだぞ!!


「だっ、ダメージステップに入った事により!手札から『オネスト』の効果発動!」

「今度は手札からモンスター効果だとお!!?」


なんか、一々反応してくれる強盗さんが凄い良い人に見えて来た件・・・


「手札に存在するこのカードを墓地に送る事で、対象となる光属性モンスターの攻撃力は
 このターンのエンドフェイズまで戦闘を行う相手モンスターの攻撃力分アップする!」

「なにっ!・・・って事は攻撃力は・・!」



メタファイズ・ラグナロク 攻撃力2100→4500



「こっ、攻撃力4500・・・アルティメットドラゴンと同じだと!!」



―ウォオオオオオオオオオオオ・・・・・マダダァァアアアアアアアアアアアアアア!!


最大火力となったラグナロクのごん太ブレスだがテスタロスの捨て身の特攻は
終わらない・・・鎧にはヒビが入り、拳が傷付いても光の中を突き進み・・
打ち倒すべき相手、ラグナロクへと突っ込んでいく・・・って嘘だろオイ・・


―ヌオオオオオオ!!!・・・トオオオドオオオ・・ケエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエ!!!!


一矢報いる為、傷付いた拳を降ろさないテスタロスだったが更に威力を強めた
ラグナロクのブレスの中へと消えていった・・・なんか、ゴメン・・


「テスタロス・・・ッ!ぐおおおおおああああああああ!!!!」


主人公:LP3200
 強盗:LP1900


テスタロスを飲み込んだラグナロクのブレスは強盗さんのやや前方に着弾・・
一応、直撃は避けたのか・・な・・・?


「すまねぇテスタロス!・・・だが、このターンのエンドフェイズにソイツの
 攻撃力は2100に戻る!!次のターンで・・・」


フラグの建設もバッチリですかい・・・
うん、アンタ本当に強盗に向いてない・・気がする・・・


「・・・悪いけど、私のターンは終わっていない」

「あぁ?ソイツはもう攻撃した、通常召喚も残ってねぇ!出来る事と言えば
 精々リバースカードぐらいだろうが!!」


せめてもの礼儀だ・・話は最後まで聞いておくよ・・・
何だかんだで俺も楽しませてもらった気がするし、ね・・?


「私はメタファイズ・ラグナロクの第2の効果発動!」

「まだあったのかよ!!?」


オネスト効果で一気に高層ビル程の大きさとなったラグナロクが空に向かって
咆哮する・・・再び暗雲は勢いを増し咆哮は町を飲み込む勢いとなっている


「このカードが相手プレイヤーに戦闘ダメージを与えた時、デッキから
 レベル5以上のメタファイズと名の付いたモンスター1体を特殊召喚する
 事が出来る!」

「そいつリクルーターだったの!!?」


まぁ此処だけ見るなら4500打点のリクルーターだしね・・・
こっから自力で上級呼ばれるケースは・・・この時代だとまず無いか・・


「舞い上がれ、レベル8!」


俺の後方に噴き出る光を纏った白い炎、出来れば最初くらいは・・・
ちゃんと見たかったな・・チャリンコ乗ってると怖すぎて後ろ見れねぇ・・・


「・・・私と歩め!メタファイズ・ネフティス!!」


闇堕ちから漸く解放されたネフティスが舞い戻る。
レベル8なのにラグナロクより小さい気がするけど・・・
今のラグナロクがデカ過ぎるだけか・・・


―グオアアアアア!!


ネフティスの控えめな咆哮・・・単純な攻撃力ならダイダロスやタイラントが
上だけど・・・何だかんだで思い入れが強いのは、やっぱネフティスかな・・


「攻撃力2400・・・俺の負けか・・すまねぇ、―――」


がっくりと項垂れる強盗さん、最後の方はよく聞こえなかったけど・・・
まずはデュエルを終わらせる事が先決かね


「バトル続行!メタファイズ・ネフティスでプレイヤーにダイレクトアタック!
 エンシェント・ホーリーフレア!!」

「うおおああああああああああああ!!!!」


主人公:LP3200
 強盗:LP   0


・・・てっきり口から炎でも吐くんじゃね?思ってたけど実際は
ネフティスの全身を白い炎が覆いつくしての体当たりだった・・・。
綺麗だったけど・・・技名考え直した方が良いかな・・・?


「・・・・俺の負けだ・・・持っていきな・・。」


デュエルが終わると強盗さんはアッサリとデッキを渡してくれた・・・
やけに潔いというか・・・あんまり他人の事に介入しない主義の俺だけど・・
何て言うか・・


「差支えなければ、お聞かせ願えませんか?何故このような事をしたのか・・・
 少なくとも私には・・・貴方が好き好んで犯罪行為に及ぶような方とは思えません」

「・・・はっ!こんな強盗野郎にモノ好きじゃねぇか、嬢ちゃんよう・・」


早く女の子にデッキを返してオジさんに謝りに行きたい気持ちは山々なんだけどね
チャリンコで爆走したせいで、立つ気力すら残ってないんだもん・・・
ちょっとだけ休憩させて・・・割とガチで・・・。


「理由なんざ単純だ、ガキにせがまれてなぁ・・元がプロだったとは言え・・・
 今じゃ落ちぶれのデュエリストだ。カードを買う余裕もねぇ・・・」


カードショップで10円20円で売ってた・・・なんて言うのは野暮か・・
うん、ツッコんだら負けだ。ここ遊戯王の世界だし・・・


「・・・・少しお待ちください」


とりま住所が分からないのでメモ用紙に自室の地図を書いて渡してみる
え?地理?この辺りなら自転車で爆走してる内に覚えたよ・・
出来れば普通のやり方で覚えたかったけどね!!


「何だつもりだ?地図なのは分かるけどよ・・・」

「余っているカードで良ければ差し上げます。勿論、二度と誰かのカードを
 盗まない事を約束して頂ければの話ですが・・」


子供さんにしたって、こんなやり方でカードを手に入れても喜べないだろうし
このまま放置してヤケを起こされるのも目覚めが悪いしね・・・
警察に突き出す気には尚更なれない以上ある程度の妥協はしゃーない・・・


「・・・ッ!あぁ誓う、この俺・・・炎城タケルの名に誓って!!
 こんな下らねぇ真似は金輪際、二度としねぇって誓ってやるさ!!」


そう言って男泣きして崩れる強盗、もとい炎城さん。




炎城? えんじょう? 確か5Dsで・・・いや、まさかね?






その後、俺は道端でガチ泣きしている女の子にデッキを返して慰めた後
オジさんに「若いからって無茶するな!」ってメッチャ怒られた・・・
やっぱ貧乏クジを引くのは転生しても変わらんのね・・・

 
 

 
後書き
・・という訳で主人公のデッキはメタファイズでした!
テスタロスは・・・まぁいいヤツだったよ、うん・・・・。
あと主人公の名前が浮かばない。。;;; 
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