魔法少女リリカルなのはエトランゼ(異邦人)ラブラブおもちゃ箱
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ピクニックでの事
前書き
春のオフトレ期間中のピクニックでの一コマ
春のオフトレ3日目に入ったんだけ
昼からピクニックに行くことになった。
俺はと言うと何だか疲れからかこの陽気がいいからかわからないけれど何だか眠い
これで何回目なんだろう隠れての欠伸は
ふいに俺の視界が横向きになった。
気づいたらなのはが膝枕をしてくれた
「な・・・なのは・・・」
「うん、眠たそうだったから、お昼ご飯やおやつも作ってくれて嬉しいけれど、あまり働きすぎると心配しちゃうよ」
「う~ん、こうやってご褒美がくれるから、つい張り切っちゃうよ」
「程々にね」
「少し寝ても良いかな」
「うん」
ここでは安心して眠れる。
アシュリアーナや六課の時は気を張ってたし、
尻尾を出さない得体の知れないの組織もいるから熟睡はしていない。
なぜかなのはがいると眠れたりする。
なのはに甘えてるなぁと思いつつ
意識を手放した。
「あのヴィヴィオさん、綾さんってなのはさんの娘さんじゃ無いんですか?」
「そっか、アインハルトさんそう言えば、なのはママと綾お姉ちゃんの関係知らなかったよね」
「えっと、母娘じゃないんですか?」
「ううん、なのはママと綾お姉ちゃんは夫婦だよ。あれ?婦婦って言うのかな?
だから本当は綾お姉ちゃんの事綾ママとか綾パパって言わないといけないんだけどね」
「ですが・・・」
「ビックリするよね。でも綾お姉ちゃんに綾ママって言ったらどこの飲み屋のママみたいだから嫌だって言ってたっけ?
だからなのはママと綾お姉ちゃんと私が高町の家系になるのかな」
「えっと」
「まぁ同姓婚ってやつだよね。まぁダメって言っても綾お姉ちゃん何とかしちゃうしね、
でもああやって幸せそうにしてるなのはママと綾お姉ちゃん見てるとこちらも幸せをおすそ分けしてもらっちゃう感じがするから良いかな」
ヴィヴィオはなのはが、綾の額を撫でながらゆったりと穏やかな幸せそうな顔を見ているのを見ながら、アインハルトにそう言っていた。
アインハルト自身あんなに強い綾がああまで無防備にしていることにビックリしちゃったぐらいだ。
「どうしたのアインハルトさん?」
「あんなに無防備な綾さんにビックリしちゃいまして」
「?」
「いつも一定の間合いといいますか今がそれが感じられないので」
「そういえば、うん。なのはままがいるからなぁ、今なら一本取れるかも」
「やめた方がいいと思いますが」
「いつも綾お姉ちゃん言ってるし、隙があったら打ってきて良いって、もし一本とれたら言うこと聞いてくれるっていってたし」
ヴィヴィオは少し離れながら準備をしていた。
綾のことを知っている元六課のメンバーやアルビーノ一家、元ナンバーズは被害が来ないようにきょりをとっていた。
なのはは愛しそうに頭を撫でながらうたた寝を始めてしまった。
もし、なのはが起きていれば大丈夫だったのかもしれないのだが、ヴィヴィオのいたずらが悲惨な目になるなんて本人は気づいていなかった。
牽制でシューター一発と時間差でジャンプをして軽く当てるつもりだった。
そのシューターは綾自信の防御壁に阻まれてしまった。
「きゃぁ」
なのはの控えめな悲鳴が聞こえた。
それもそのはず
膝枕していたはずが、綾に座りながら抱きしめられていたから
綾となのはを中心に竜巻が起きていた。
時間差で飛び出していたヴィヴィオは見事にその竜巻に入ってしまった。
「来たれ天の竜」
綾の詠唱が終わり力ある言葉を発する。
『亀裂(ディエンティアー)』
竜巻は亀裂となりヴィヴィオを切り裂いたかに見えたが、間一髪フェイトが救っていた。
フェイトも飛び込むのと同時に同じ呪文を発し、綾の呪文を弱めさせヴィヴィオを救った。
だが、所々フェイトの服装が切り刻みされてた。
綾はなのはを置き、ダッシュをしてフェイトの方に向かっていった。
フェイトはこれは不味いことに気づいた。
何故なら綾がまだ寝ている感じだったから
多分綾の防衛本能となのはを護るということを自動でプログラム組んでいたのかもしれない。
「スレイヤード、スレイヤードバルモル暗き闇の雷よ」
『雷撃(バルボルト)』
本当に間一髪ながらフェイトの方が一瞬早く呪文が完成したのだが、食らう瞬間
綾もハイキックをしてフェイトに蹴りを当てていた。
綾は呪文を完璧に受け真っ黒にお焦げになってしまった。
「フェイトちゃんやりすぎだよ、綾ちゃん!」
焦げた表面が外れ綾が不機嫌そうな顔をしてフェイトを睨んだ。
「フェイト、今回私みんなのために色々行ってなのはにご褒美をもらってたのに、、邪魔をするなんて俺に恨みでもあるわけ」
この場面を見ていたみんなは息を飲んでしまった。
小学生組は腰を抜かしたかのように地面にお尻を付い泣き出してしまった。
それもそのはず
綾ははっきりと殺気を発動しながらフェイトと対峙していたから
見守っていた大人組は警戒をしていた。
その時フェイトの後ろに居たヴィヴィオが震えながら前に出て頭を下げた。
「綾お姉ちゃんごめんなさい」
「なぜ?ヴィヴィオが謝るの?
身内に雷撃の呪文なんて普通の人なら死んじゃうよ
いくら不意打ちでも仕打ちひどいのはフェイトだよ」
状況を知っている大人組は全員思った。
そんな危険な呪文を先にヴィヴィオにぶつけようとしたあんたが言うなと
ヴィヴィオは泣きながらことの顛末を話した。
それを聞き綾は頭をかきながらヴィヴィオに謝った。
「隙があったらいつでもどうぞって言ったの私だしね。
空気は読んでほしかったかな?
フェイトは美由希姉さんポジションだったということ」
「綾ちゃん多分わからないよ」
「いつも恭也兄さんからそんな扱いの感じがしてね」
そんなちょっとだけ危ないピクニックになってしまった。
みんなにフェイトには厳しいと言われたけれど、家族みたいな関係かもしれないけれど、
そこは弟子だから仕方ない。
子供達にはしっかり謝ってお菓子をつくってあげた。
ヴィヴィオは金輪際なのはママとまったりしているときには邪魔をしないことを心掛けた。
俺的には絆が深くなったと思うけれどどうなんだろう。
もう少しなのはの膝枕で寝てたかった。
みんながお構い無く寝ててと言われたがそんな事できるハズもなかった。
後書き
これも途中まで書いていたものです。
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