怪しい屋敷と謎の少女
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ブルーベリーにはご用心!
前書き
青鬼3、最初からやり直して4回死んで1時間半でクリアしました。また、やろうと思ってます。
「では、左の部屋から細かく探して行きましょう」
ひろしはガチャッと左の部屋の扉を開けた。開けた瞬間、たけしはすぐさまタンスの確保をしていた。
「そう言えばそこ、たけしの隠れ場だったわね」
「そうだったな」
たけしが城(タンス)に入ってる中、3人は鍵とかがないかと探す。すると、卓郎が鍵を見つけたみたいだった。
「おーい、見つけたぞー!」
「い、椅子の下に!?」
「よくあることですね。えっと…図書館の鍵…ですか。ひとまず、この鍵を差しに行きましょう」
ひろしは部屋を出た。その後を卓郎と美香がついて行く。
「たけしー置いて行くわよー!」
「はっ!待ってくれ!!!」
*
「にしても、広いからなあ…1つ1つやっていくしかねぇのか。ひとまず、ここを試すか」
卓郎は最初に入っていた部屋とは真逆のところのドアに鍵を差し込んだ。すると、ガチャッと解除された。彼は、さっさとすませようと走って行った。
「よし、入るか」
「たくろー待ってー!!!」
「!! 卓郎、美香!待って下さい!!」
ひろしは何かを感じ、咄嗟に2人を引き止めようとしたが、2人は耳にしていなかった…。
「っ…急がないと!」
「ひ、ひろし待ってくれよ!」
「今はそんな場合じゃないんです!このままだと2人が青鬼に………!!」
「あっ、ちょ…!」
ひろしは2人のことが心配でダッシュで追いかける。たけしは、はぐれないように急いで追いかける。
*
「あそこに何か鍵があるぞ!」
「誰もいなさそうだし取ろう」
卓郎は鍵を取ろうとしたが、追いかけてきたひろしが腕を掴んで止めた。
「なっ…!ひろし、離せよ!」
「その前に聞いて下さい!近くに青鬼がいるんです!!」
「なっ……!!マジかよ」
「ガタガタガタガタガタガタガタ」
たけしがマナーモードでいるからには、いるのではないかと思った卓郎。鍵を取ることを一旦やめ、慎重に行おうと思った。しかし、美香が卓郎が取らないから普通に取っていた。
「さっさと取りなさいよ」
「まさか、取ったの…か?」
「うん」
「「…………」」
2人は逃げる覚悟をした。美香は気付いていはかったが、いきなり変な音が聞こえてきて、美香は後ろを振り向く。そこには、あの青い化け物『青鬼』が現れた。
テ-ン テ-ン テ-ン テ-ン
「美味そうな奴がいっぱい……」
「く、食われる!」
みんながダッシュで走るが、青鬼が「待てぇー」と4人を追いかけてくる。
「「「「ぎゃあああああああああああ!!!!!!!」」」」
4人は急いで左の部屋と行き、タンスの中に入る。
「そこに隠れるぞ!」
「これが、秘技☆たけし城だ」ボソッ
「言ってる場合じゃないですよ…近くに来ています…………」ボソッ
ひろし達はきつそうな状態ではあるが、息を止めてなんとかしようとしていた。そのとき、青鬼がガチャッとドアを開ける。
「大丈夫だよね…?」ボソッ
「静かにしてれば平気だ」ボソッ
ドンドンドンドンッ!!
(ひっ……………!!)
青鬼がタンスを叩く。ひろし達の心臓はバクバク状態であった。いないと思った青鬼は扉を開け、どこかへと行った。そして、ひろしはタンスを開けた。
「はぁ…助かったぁ…」
「たけしのお手柄だな」
「ですね。それより、さっき拾った鍵はどこの鍵だったんですか?」
美香が確認しようと鍵を取り出す。名札っぽいところに、寝室部屋と書かれていた。
「寝室か。そこで睡眠を取るのもありかもな」
「そうですね。では、探しに行きましょう」
*
ひろし達は寝室を探すのに、たくさんの時間をかけていた。青鬼に追いかけられたり、道に迷ったりしたが、なんとか寝室部屋へと入れた。そこにはベッドが4つもあった。
「丁度4つあるな…」
「では、今日はここでゆっくりと休むとしましょう」
「はぁ…やっとゆっくりできる………ガタガタガタガタ」
「こんなときにマナーモードかよ」
「さっ、寒いだけだ!;」
「2人共、明日も早いんだから寝るよ」
たけしと卓郎は「「はーい…」」と答える。ひろし達はベッドに潜り込み、ゆっくりと瞳を閉じていった。
後書き
ひろし達は青鬼からなんとか逃げ切り、睡眠を取ることができた。だが、深い夜のときにひろしが起きていた。
「誰か…いるのですか………?」
「ひっぐ……えっぐ…うぅ……帰りたいよ………」
「女の子の声……?」
次回もお楽しみに!
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