心桜「つっちゃー! 大変!! 大変だよー!!!」
七夏「どしたの? ここちゃー?」
心桜「あたしたちの未来がないっ!」
七夏「え!? どゆこと?」
心桜「原作者の制作に追いついちゃったって事! あたしが素早過ぎ?」
七夏「追いついたって!?」
心桜「っそ! ・・・って、事で、あたしたちの未来を守るべく、あたしたち『ココナッツ』が、この場を繋ぐ事になったんだ!」
七夏「えっと、どゆことなの?」
心桜「つまり、今まで幕間だったのが、随筆になるって事!」
七夏「随筆・・・幕間はどうなるのかな?」
心桜「幕間は、今の所、なくならないみたいだけど・・・まあ、本編が出来上がらない事にはね」
七夏「良かった☆」
心桜「いや、そんなに喜んでられないと思うんだけど・・・」
七夏「それは、そうなのですけど・・・」
心桜「・・・って事で、あたしたちも頑張るけど、はやくしろよ『R3-D3』・・・じゃなくて原作者!!! もうのんきに仕事なんかしてる場合じゃないよ!!!」
七夏「え!?」
笹夜「のんきに・・・って、心桜さん!」
七夏「あっ! 笹夜先輩! こんにちわです☆」
心桜「こんちわー! 笹夜先輩!」
笹夜「なんだか、大変な事になってるのかしら?」
七夏「えっと・・・」
心桜「っそ! あたしたちの未来・・・笹夜先輩の未来でもあるからねっ!」
笹夜「まあ!」
心桜「・・・笹夜先輩も協力してくださいっ!」
七夏「えっと、お願いしてもいいのかな?」
笹夜「はい♪ 私でよろしければ♪」
心桜「ありがとうございます!」
七夏「ありがとうです☆」
笹夜「これから、どうすればいいのかしら?」
心桜「そうですね・・・まあ、随筆と言っても、今までの幕間とそんなに変わらないから、お手紙が届いたら、それを紹介して、お手紙が無かったら、あたしたちが何かテーマを決めて、しゃべって、しゃべって、この場を凌ぐ!」
七夏「凌ぐって・・・」
笹夜「繋げる・・・ですよね?」
心桜「あははー!」
七夏「ここちゃー、本当に大変な状態なの!?」
心桜「大変だよ・・・でも、未来が無くても、落胆するのはまだ早い!」
笹夜「未来を私たちで作ってゆけばいいって事かしら?」
心桜「そゆことです!」
七夏「私も頑張ります!」
心桜「という事で、これからも『翠碧色の虹』を---」
七夏「どうぞよろしくです☆」
心桜「よろしくねっ!」
笹夜「よろしくお願い申しあげます♪」
心桜「あー、もうバラバラのグタグダ・・・なんで揃わないかなぁー」
七夏「ご、ごめんなさい」
笹夜「突然のことでしたので・・・すみません」
心桜「ま、いいや! って事で、今日のお題~」
七夏「お題?」
心桜「つっちゃー! 何か話題ない?」
七夏「えっと・・・ちょっと待ってください☆」
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
七夏「ここちゃー!」
心桜「ん? なんかいい話題思い付いた? つっちゃー?」
七夏「はい☆ ここちゃーは将来の夢って、あったりするの?」
心桜「将来の夢? んー特にないよ」
七夏「え?」
心桜「だって、今を楽しく生きる事が、あたしの考え方だから」
七夏「今を楽しく・・・・・」
心桜「ま、その延長が将来の夢とも言えるかなー」
七夏「なるほど☆」
心桜「未来も楽しく過ごせる事・・・それが将来の夢って事かな?」
笹夜「心桜さんらしくて、素敵な考え方ですね♪」
七夏「くすっ☆ あっ、笹夜先輩はありますか?」
笹夜「え?」
心桜「将来の夢とか」
笹夜「将来の夢・・・そうですね・・・」
心桜「やっぱり、ピアニスト・・・あ、ピアノ奏者とか?」
七夏「ピアノ奏者・・・素敵です!」
笹夜「ピアニスト・・・までは考えた事が無いですけど、そうですねー。ピアノと関われるお仕事が出来るといいですね♪」
心桜「という事は、音楽の先生とか!?」
笹夜「音楽の先生・・・なれるといいですねー」
心桜「んな、他人事みたいな・・・笹夜先輩のお話なのに」
笹夜「すみません・・・まだそこまで具体的な事を考えていなくて」
心桜「笹夜先輩なら、モデルとか女優になれるかも・・・憧れちゃうよ~♪」
七夏「モデルさん・・・笹夜先輩、とても綺麗ですから☆」
笹夜「そんな・・・モデルさんや女優さんは私には無理です」
心桜「なんでです?」
笹夜「自分に嘘をつかないと、出来ないお仕事ですから・・・」
七夏「!!!」
心桜「!!! ささせせ、先輩!!」
七夏「こ、ここちゃー落ち着いて!!!」
心桜「笹夜先輩!! 今のコメントはモデルさんや女優さんを敵に回す事になりかねないよー・・・と思うけど、ちょっと分かる気がする!!」
七夏「ここちゃーまで・・・」
笹夜「すみません。私は別に嘘をつく事が悪い事ばかりではないと思っています」
心桜「ん? どーゆー事ですか?」
笹夜「例えば、相手を想って、かばう為についてしまうやさしい嘘・・・」
心桜「!!!!!(思い当たる節があった)」
笹夜「モデルさんや女優さんも、読者さんや視聴者さんを楽しませる為に、自分自身に嘘をついて笑顔を作ったり、演技をしたり・・・それって、とても凄い事だと思います!」
七夏「なるほど・・・今の自分の心境とは違う事をしなければならない・・・という事になりますよね」
笹夜「はい。例えば、今、自分が悲しくても、撮影や演技で笑顔を作らなければならないとか・・・私にはとても出来そうにありません」
七夏「そう考えると、モデルさんや女優さんって、本当に大変なお仕事です」
笹夜「華やかなお仕事って、その裏側では私たちが思っている以上に、とても大変なものだと思います」
七夏「ここちゃー、どうしたの?」
心桜「・・・・・いや、笹夜先輩にはとても敵わないなーと思って」
笹夜「え?」
七夏「それは・・・先輩ですから!」
心桜「いや、そうじゃなくて・・・いや、そ、そうなんだけど」
七夏「どしたの? ここちゃー?」
心桜「ちょっと、昔の事を思い出しちゃってさ・・・」
七夏「昔の事?」
心桜「ま、それはまた機会があれば話すよ・・・ってことで、つっちゃー!」
七夏「はい!?」
心桜「つっちゃーの将来の夢は!?」
笹夜「私も気になります! 七夏ちゃんの将来の夢♪」
七夏「わ、私ですか・・・えーっと・・・お、お嫁さん・・・」
心桜「・・・それ、今咄嗟に考えたでしょ!」
七夏「え? どおして?」
心桜「だって、あまりにも定番で平凡だから」
笹夜「私は素敵な夢だと思います♪」
心桜「え? 平凡な夢がですか?」
笹夜「はい♪ 大きな夢は、叶えるのがとても大変ですよね」
心桜「確かに!」
笹夜「大きな夢は叶えるのが大変ですから、そのうち小さくなって無くなってしまう事も少なくないです。平凡な夢だからこそ、ずっと安定して持ち続ける事が出来のではないかしら?」
心桜「なるほど・・・今は平凡な夢でも、これからどんどん大きくなる可能性もあるって事か!」
笹夜「そうですね・・・そうなると素敵ですね♪」
心桜「正に未来の夢って感じ!! つっちゃーごめん」
七夏「え?」
心桜「いや、その・・・定番で平凡なんて言って」
七夏「別に気にしてないです♪」
心桜「良かった。ありがと☆」
七夏「はい☆」
心桜「しかーし! そのつっちゃーの夢は一人では叶えられないのだっ!」
七夏「え!?」
笹夜「こ、心桜さん!!」
心桜「はい! 笹夜先輩!!」
笹夜「これ以上は無粋です!」
心桜「う、すみません・・・」
七夏「??? どしたの???」
心桜「ま、まあ、笹夜先輩には、やっぱ敵わないなーと思ったよ」
七夏「それは、先輩ですから!」
心桜「ホント、今回の笹夜先輩の言葉には驚かされたし、色々考えさせられたよ」
笹夜「そんな・・・」
心桜「あー結構大声出しちゃったよ・・・」
七夏「私、お茶を入れて参りますね☆」
心桜「ありがとー、つっちゃー!」
笹夜「七夏ちゃん、ありがとう♪」
七夏「はい☆」
心桜「みんなは、どんな夢、持ってるのかな?」
笹夜「素敵な夢、追いかけ続けてほしいですね♪」
心桜「あたしも、何か夢を持って、追いかけてみようかなぁ・・・」
笹夜「はい♪ 是非♪」
七夏「ここちゃー、笹夜先輩、どうぞです☆」
心桜「ありがと、つっちゃー!」
笹夜「ありがとう♪ 七夏ちゃん♪」
心桜「・・・という事で、つっちゃー!」
七夏「はい☆」
心桜「次回は今の所『随筆』って事になってるから、何か話題を考えておかないと・・・あたしもこれから考えるから!」
七夏「そうですね☆」
笹夜「私も、協力いたします♪」
心桜「ありがとうございます! 笹夜先輩!」
七夏「ありがとうです! 笹夜先輩☆」
心桜「お手紙やメッセージ、悩み事や人生相談があれば、その内容を紹介して、どうすればよいかあたし達で考えるから、何かあったら『ココナッツ宛』で、メッセージよろしくね!」
七夏「お便り、待ってますね☆」
笹夜「私からも、お待ちいたしております♪」
心桜「それじゃ! また会おうねっ! きっとだよ!」
幕間十五 完
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幕間十五をお読みくださり、ありがとうございました!
本編の方も、どうぞよろしくお願い申しあげます!