ヘタリア学園
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。
ページ下へ移動
第六千六百八十七話 晩餐会の食事も
第六千六百八十七話 晩餐会の食事も
アメリカの上司は晩餐会に出席してから一緒にいたアメリカに聞きました。
「君はいつもああしたものをご馳走になっているのか」
「日本に国賓の上司と一緒に来た時はそうだぞ」
「君が羨ましいとも思った」
かなり率直に言った上司の人でした。
「ああしたものを何度も食べているとはな」
「素材も味付けも違うな」
「私も色々なものを食べてきたが」
どうも偏食だという噂もあります。
「しかしあそこまでのものはな」
「なかったんだな」
「うむ、あれが伝統により作られた味か」
「とはいっても質素だったな」
「日本の宮内庁の予算自体があまりないと聞いたが」
「北朝鮮の将軍様個人の贅沢費より少ないらしいな」
北朝鮮の国力が日本のそれとは比較にならないのは言うまでもありません、百倍以上は開いているでしょうか。
「それであの味だぞ」
「凄いものだ」
アメリカの上司も唸る程でした、アメリカの上司は宮廷の味を知りました。
第六千六百八十七話 完
2017・11・23
ページ上へ戻る